ICO(プレセール)でホワイトペーパーを熟読すべき理由

ICOへ参加する際は、ホワイトペーパーを熟読することがとても大切です。

「ICOって何だっけ?」という方もあるかもしれませんので、簡単におさらいしておきたいと思いますが、「ICO」とは、新規発行コインの資金調達などを目的としているもので、投資家視点で言えば、「上場する前の新しい暗号通貨に投資する」というものになります。

株式投資では「新規公開株」というものがありますが、それの暗号通貨バージョンに例えられることもあります。基本的に、現在上場している暗号通貨は、以前にICO(プレセール)を経験しています。

ICOを終了し、取引所に上場し、さらに値上がりすれば、ICOに参加した投資家は利益を手にすることができるということです。

●なぜホワイトペーパーを読む必要があるの?

近年、仮想通貨業界がどんどん成長し値上がりしていく中、多くの暗号通貨がICOで資金調達するようになってきました。中には、ICOの後、大成功するケースもあり、投資家も利益を手にしています。

これを受けて、これからICOへの投資をやってみたいという方も少なくありません。

「既に上場しているコイン」への投資と比較して、ICOにうまみがあるのか?という部分は他の記事に譲るとして(結論としては一長一短です)、ICOへ参加する場合は、よく確認しておくべき文書があります。それが「ホワイトペーパー」です。

ホワイトペーパーを読めばある程度リスクを回避できる

ホワイトペーパーを読まなくてもいいのであれば、こんなに楽なことはありません。なのに、なぜ、わざわざこの文書に目を通す必要があるのでしょうか?(しかもほとんどは英語です)

それは、「近年の暗号通貨が多様化してきている」というのが1つの理由です。従来、暗号通貨はビットコインに代表されるように「通貨」としての役割が主流でした。つまり比較的シンプルな形で暗号通貨が機能していたのです。

しかし、ここ最近は、通貨としての役割からはみ出している多機能なコインが多く誕生してきています。例えば、代表的なものにイーサリアムのスマートコントラクト(契約機能)などがあります。そのほか、ゲームなどに用途を限定して商品価値を出そうとする通貨も多くなってきました。

つまり、ビットコインのようにざっくりと「通貨」と一括りにできなくなってきているのです。これが、冒頭で述べたホワイトペーパーを読む必要性につながっています。

このように、コインの役割や存在意義が多種多様になって来ている中、ICOに参加しているのがどのような暗号通貨なのか?本当に価値がある暗号通貨のか?(もっと言うなら、詐欺やそれに近いものではないか?)という部分をしっかり見極める必要があるのです。

●ICOは基本的に「危険」だと思った方がいい?

少し極論になってしまうかもしれませんが、基本的な意識として「ICOは危険」と考えておいたほうがよいでしょう。

現在成功している暗号通貨もICOを経ており、すべてのICOが危険というのは言い過ぎかもしれませんが、そのような認識を持っておきたいところです。

それでは、なぜICOは危険だと思った方がよいのでしょうか?

コインの基本は取引して利益を出すことだが、ICOはそれが約束されない

まず1つ目の理由として、そもそも暗号通貨の基本は「安く買って高く売る」ことだということです。売買によって利益を狙うというのが、暗号通貨の基本です。

しかし、ICOの場合はそうではありません。いずれ上場する「かもしれない」ですが、それは確実ではありません。上場しなければ紙切れにもならない権利をお金を出して買ったことになってしまう、というリスクがあります。

開発側に上場するつもりがあるかは、わからない

そもそも上場する前提でコインを開発しているのかどうかも、よくわからない場合があります。「市場に認められるコインを作る」意思が感じられないコインに投資して、実際にその後コインの開発が進まないというケースも少なくありません。

そういった意味でも、最低限ホワイトペーパーの熟読は必要です。

取引所への上場が濃厚でも安心はできない

ICOの段階で上場するという噂が出たり、ホワイトペーパーにその旨が明記されている可能性もありますが、それも資金調達のための文句かもしれません。

実際に上場したとしても、その後暗号通貨の開発が進まなければ意味がありません。また、仮に、そのようなコインが上場しても、売却益を狙うのは難しいでしょう。

●詐欺を見極めるシンプルな方法はある?

結論として、「100%完全に詐欺コインを見破る方法はない」のが現実です。(ここでいう詐欺とは、広い意味で価値に見合わないコインや、開発が進まないコインも含みます)。

とはいえ、価値があるかどうかを見分ける比較的シンプルな方法もないわけではありません。それは、TwitterやブログなどでICO情報を検索し、情報を集めることです。

優秀なビジネスモデルのICOはそれなりに注目されているので、国内の暗号通貨投資家の間で話題になることが多くあります。

もちろん、日本でまったく話題にならなくてもドカンと伸びる大穴コインもありますが、安全策としては「目の肥えた人たちの話題になっているか?」をチェックするのがシンプルです。

もちろん、それを鵜呑みにするのではなく、その上でホワイトペーパーを翻訳し判断していくと尚良いでしょう。

 

●ホワイトペーパーで確認しておきたい記載は?

最後に、ホワイトペーパーを読む時に、どのような点を意識して読むべきなのかを挙げてみたいと思いますが、基本的に、以下の部分が明確かどうかをチェックしながら読むことをオススメします。

「その暗号通貨は何のために存在するのか?」

「どんなことを目的としているのか?」

「他の暗号通貨との違いは何か?」

「そのニーズを満たす手段として暗号通貨が本当にふさわしいのか?」

「本当に実現可能か?」

 

ということで、今回は、ICOについて解説してみましたが、もちろん、ICOが危険一色というわけではありません。上述のように、上場コインへの投資とICOへの投資は、とちらも一長一短です。ぜひ、ICOへ参加する際の参考にしていただければ幸いです!

阿部 悠人
あべゆうと

1992年生まれ、青森県弘前市出身。

大学3年生の就職活動真っ只中、たまたま手に取った1冊の書籍をきっかけにアフリカでの「中古車輸出ビジネス」で起業。資金面・ノウハウ面で躓き、1台も仕入れることなく断念。その後、インターネットを活用した物販ビジネスに目を付け軌道にのる。
 その手法を元に、物販ビジネスの学校を立ち上げたところ全国から受講生が集まり、それを機に教育事業をスタートさせる。2016年6月には自身初の書籍を出版し、累計1万部突破。2017年には「物販」、「WEB集客」、「暗号通貨投資」と3冊出版。

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