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「日本円の銀行預金」と「暗号通貨投資」の違いは?

仮想通貨用語解説

こんにちは、阿部悠人です。

今日は日本円と暗号通貨の特徴を見ていこうと思います。日本円を銀行に預ける「銀行預金」と、暗号通貨を持つことの違いはどこにあるのでしょうか?日本円などで株を購入する場合、「通貨→株」へと形を変えますが、暗号通貨の場合「通貨→通貨」とある意味では変化がありません。それでも立派な投資となるのはなぜでしょうか?また、銀行預金することと、暗号通貨を持つことは何が違うのでしょうか?

銀行預金との違い

ビットコインなどの暗号通貨は「通貨」であり、つまりお金の一種です。そのため暗号通貨への投資は、あくまで性質的には、投資信託や株式投資よりも銀行預金に近いといえます。それでは、暗号通貨への投資と、日本円の銀行預金との違いは何でしょうか?

暗号通貨

  • 値下がりリスク:あり
  • 期待リターン :あり

銀行預金

  • 値下がりリスク:なし
  • 期待リターン :なし

株式投資などは性質上「有価証券」となり、明らかに通貨ではありません。「通貨→有価証券」とし、値上がりした時点で「有価証券→通貨」とすることでリターンを狙う投資です。しかし、暗号通貨は性質上「通貨」なので、暗号通貨投資とは「お金を増やすためにお金を買う」という行為をしていることになります。

価値の変動が大きい暗号通貨

近年はFXの普及により「お金を増やすためにお金を買う」ことに違和感を覚えにくくなりました。しかし本来、お金を保有しているだけでは大きな利益は見込めないとするのが通常です。なぜなら、投資は価値の変動(値上がり)が見込まれるものに目を付けますが、一般的にお金は価値の変動が少ないからです。

お金は価値の変動が大きいと経済が混乱するため、安定が求められるのです。したがって暗号通貨の登場まで、比較的長期的な投資対象として「お金」を買うという発想はあまりなく、投資対象の王道はもっぱら株式投資などでした。

現在、「お金を増やすためにお金を買う」という行為が有力であるのは、次世代のお金として期待される成長過程の「暗号通貨」が登場したからです。成長過程であることから、価格の変動(値上がり)期待の大きく、それによって現在のような盛り上がりを見せ、投資対象として浮上しているのです。

日本円の預金はノーリスク?

日本円の銀行預金は利息が少なく、投資対象とならないことはご存知の通りです。しかし、投資対象とならない代わりに「ノーリスク」と考えられていますがそれは本当でしょうか?厳密にはそうではないのです。日本円を銀行預金に預けているだけでも、若干のリスクは発生します。

預金している間に、米ドルなどに対して円安になる恐れなどもあります。日本に暮らしていると、日本円さえあれば生きていけるので、日本円を中心に考えがちです。しかし世界を見渡すと、さまざまな通貨が存在します。

中でも存在感が強くリーダー的な通貨、基軸通貨は「米ドル」です。世界的に考えると、米ドルに対して円安となるのはリスクの一種(資産の減少)といえるはずです。「インフレ」や「国のデフォルト」の可能性もゼロではない。

また、なんらかの理由によりインフレ(通貨価値が減少し、物価が上がる)が起こり、日本国内において円の価値が減少する可能性もあります。日本がインフレに襲われた場合、暗号通貨に資産を替えておけば資産が守られる可能性は高いでしょう。

さらに最悪のケースとして「日本がデフォルトする」というシナリオもあるかもしれません。デフォルトとは、国の財政が破綻し、システムが崩壊すること。当然、国の通貨である日本円の価値もほとんどなくなると予想されます。上記のようなケースは実現性が低いと感じるかもしれません。たしかにその通りですが、可能性はゼロではありません。日本円を銀行預金することは「ノーリスク」ではないことがわかります。

暗号通貨を中心に考えると・・・

銀行預金に預けていても、日本円の額面価格が5000円→3000円と減少することはありません。このことが、銀行預金はノーリスクであると勘違いしやすい要因となっています。たとえばビットコインを購入した後に値下がりしても、1BTC→0.8BTCのように額面価格の減少はありません。

だからといって、ビットコイン投資がノーリスクではないのと同じことです。日本円が米ドルに対して円安となった場合、ビットコインが日本円に対して値下がり「ビットコイン安」になったのと同じであると考えるべきです。

銀行預金の一部を暗号通貨に

ここまで、定期預金がノーリスクではないことを解説しました。日本円の銀行預金をしてはいけない、もしくは避けるべきということではありません。あくまで、暗号通貨の保有と銀行預金の違いやニュアンスを感じていただくための例として取り上げました。

日本円も暗号通貨も、同じ通貨であることに変わりはありませんが、日本円などよりも成長が見込まれ値上がり傾向にあるのが暗号通貨です。他にはどのような違いがあるでしょうか?

銀行預金にはペイオフ制度がある

銀行預金の場合、銀行という国が関係する施設にお金を預けていることになるので、補償が充実しているメリットがあります。たとえば、お金を預けている銀行が倒産した場合、1000万円以下の預金については「ペイオフ」という制度で守られています。万が一の際もお金が返還されるのですね。

一方、暗号通貨を保有するケースでは、そのような補償はまったくありません。基本的に取引所なども民間企業や団体となり、独自の補償が設けられているケースがあるかもしれませんが、国の補償のように確固たるものはありません。

まとめ

暗号通貨は自由な反面、補償は手厚いとはいえず、自己責任が求められます。その反面、日本円の銀行預金にはないメリットとして、リターンを狙える魅力的な性質があります。上述のように、安全といわれる銀行預金であっても完全なローリスクではありません。

ここでの提案は、銀行預金の一部からでもよいので暗号通貨に換えてみることです。日本円と暗号通貨は、同じ「通貨」とはいえ、成長性がまったく異なります。見方によっては、暗号通貨が値上がりしているということは、暗号通貨に対して日本円が値下がりしているとすることもできます(機会損失)。これを機に、銀行預金を暗号通貨に両替してみてはいかがでしょうか?