「ABBC Coin(エービービーシー・コイン)ってどんな仮想通貨だろう?」
「オンラインショップで広く決済に使われる仮想通貨らしいけど、もう少し詳しく知りたいな」
と思っていませんか?
ABBC Coinは、これから市場規模の拡大が予想されるeコマース(オンラインショッピング)分野に特化した仮想通貨プロジェクトです。
この記事では、以下のようなABBC Coinの情報をまとめました。
さっそく、詳しく見ていきましょう。
仮想通貨ABBC Coinとは
ABBC Coin (ABBC)は、アラブ首長国連邦のドバイと、ベラルーシのミンスクに拠点を置く仮想通貨プロジェクト。
オンラインショッピングにおけるデジタル決済を、より安全かつ簡単にすることを目指しています。
(※ちなみに、ABBCは「アリババ」と呼ばれていたことがありますが、中国の大企業、阿里巴巴集団(アリババグループ)とは関係ありません)
ABBC Coinは決済(支払い)の手段の提供を最大の目標としている点で、シンプルな機能を持つ「ビットコイン」などと似ています。
しかしABBCの場合、ウォレットアプリの「顔認証機能」を活用することで、より安全かつ快適な決済システムの提供するなど、付加価値がある点が異なります。
この付加価値については、以下の3つのABBC Coinのプロダクト(製品)を知るとわかりやすくなります。
- Aladdin Wallet(アラジンウォレット)
- Buyaladdin(バイアラジン)
- Bitstorm(ビットストーム)
それぞれ簡単にご紹介します。
①Aladdin Wallet(アラジンウォレット)
ABBC Coinが提供する専用ウォレットです。
他の仮想通貨のウォレットと同じように仮想通貨の「保管」や「送金」ができます。
また、「チャット機能」が備わっているので、メッセージをやり取りしながらコインを送金・着金することができます。
②Buyaladdin(バイアラジン)
ABBC Coinが「まったく新しい世界」を実現するとして、注力しているオンラインショッピングサービス(グローバルマーケットプレイス)です。
上記のAladdin Walletと連動しているのが特徴で、ウォレット内に保管した仮想通貨を使って、高速かつ簡単にBuyaladdin上でショッピングを楽しむことができます。
Buyaladdinの凄い点は、50以上のショッピングサイトをまとめて閲覧することができる点。
2020年現在、仮想通貨に対応しているショップはまだまだ少ないですよね。
将来的にABBC Coinが、「大量のショップからまとめて商品を探せて、しかも仮想通貨が使える」ようになれば、唯一無二のプラットフォームになるかもしれません。
③Bitstorm(ビットストーム)
Bitstormは、ABBC Coinをはじめとした仮想通貨を購入することができる「取引所」です。
上記の2つのプロダクトで、仮想通貨を「①保管」し「②使う」ことができます。
しかし、最後に「③売買」ができたら便利。
必要なすべての機能を網羅しているのが、ABBC Coinの強みのひとつで、ビットコインにはない特徴となっています。
仮想通貨ABBC Coinの将来性は?
それではABBC Coinの将来性について、どのように考えればいいでしょうか?
ABBCの伸びしろは「イスラム圏」?
ABBC Coinは、アラブ首長国連邦のドバイなどの中東、つまりイスラム圏に拠点を置いています。
中東地域は人口約3.5億人と大きなマーケットで、イスラム教徒全体では世界で20億人(地球人口の25%)にも達します。
しかも人口は今後増加する見込みで、それにともない経済成長が期待できます。
当然、eコマース市場の拡大も想定されるため、ABBC Coinのイスラム圏での伸びしろは大きなものとなります。
ここで重要なのは、イスラム圏は政府による規制が強い国が強く、アメリカなどからみると独特な文化を持つため、諸外国のプロジェクトが参入しにくい市場環境であること。
キリスト教文化とイスラム教文化では、宗教的摩擦も大きいので、元からイスラム圏を拠点とするABBC Coinにとって「ブルーオーシャン」だと言えますね。
競合の多いアメリカのプロジェクトと比較すると、生き残りやすいかもしれません。
ABBC Coinは今後、70の取引所へ上場を目指す
2020年10月現在、ABBC Coinは2020年末までに「70の取引所への上場」を目指すと公言しています。
10月現在ABBC Coinを扱っている主要な取引は20程度なので、70の取引所に上場が実現すれば、価格上昇が期待できますね。
ただし、個人的には残り3ヶ月を切っていますから、少々厳しいのではないかと思います。
コイン名称をめぐり、過去には裁判沙汰も
ABBC Coinは過去「アリババコイン」を名乗っており、中国のアリババグループと名称が似ていることから「商標権侵害」を疑われていました。
ABBC Coinは当初これを否定していましたが、最終的には「アリババ」ではなく「ABBC(エービービーシー)」を名乗ることに合意し、事態は収束しています。
将来性への影響はほとんどないと思いますが、もう「アリババコイン」ではないので注意が必要です。
仮想通貨ABBC Coinの購入方法
ABBC Coinは国内取引所で購入することはできません。
海外取引所BitForexで購入できます。