「Aidos Kuneen (エイドスクニーン/ADK)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「もう保有しているんだけど、思うように値上がりしていかないのはなぜ?」
とAidos Kuneenについて悩んでいませんか?
そんな方向けに、今回は以下のポイントを徹底解説。
- Aidos Kuneenとは?その基本情報
- Aidos Kuneenの将来性
- Aidos Kuneenの購入方法
さっそく、詳しくみていきましょう。
Aidos Kuneenとは
Aidos Kuneenは、2017年6月6日に誕生した仮想通貨。
仮想通貨ADK(Aidos Kuneenの略)と銀行を連携させ、ユーザーに「租税回避」の手段を提供することを目的とした仮想通貨プロジェクトです。
前提として、富裕層の租税回避の手段としては、現在「オフショア銀行」を活用するのが定番となっています。
ケイマン諸島などの租税回避地(タックスヘイブン)のオフショア銀行に資産を預けておくことで、合法的に母国での課税を避け、税金を安く抑えることができるんですね。
そこでAidos Kuneenは、まず既存のオフショア銀行を買収することを目指しています。
そして、プライバシー性が高く追跡不能な匿名通貨ADKと、買収したオフショア銀行を連結させ、ユーザーに国家からの租税を完全に回避させる手段を提供します。
表向きは、富裕層のプライバシーを保つことを目指していますが、現実的には「租税回避の提供」がAidos Kuneenの大きなウエイトを占めているといって差し支えないでしょう。
Aidos Kuneenの創業者のRicardo Badoer氏は、すでにケニアやタンザニアの銀行の株式の一部を取得し、買収に動いています。
では、Aidos Kuneenの仮想通貨「ADK」にはどんな特徴があるでしょうか?
以下、主な特徴を3つ、ご紹介します。
ブロックチェーンではなく「i Mesh技術」を使用
Aidos Kuneenは、「i Mesh」という技術を採用しています。
これは仮想通貨IOTA・ByteBallなどで使用されており「次世代のブロックチェーン」とされるDAG(非循環有向グラフ)を応用して作られた技術です。
ブロックチェーンは、1つの「ブロック」が一連の鎖のように繋がっているのに対し、i Mesh技術ではブロックが存在せず、取引データが各取引データを参照しながら網目状で広がる構造となっているんですね。
専門的な構造はさておき、これによりAidos Kuneenでは圧倒的に処理能力がUPしており、取引量がいくら増えても承認が遅延する「スケーラビリティ問題」が問題となりません。
高い匿名性(プライバシー性)を持つ
Aidos Kuneenは、上記の「i Mesh」に加え、「I2P」という技術を採用しています。
これにより高い処理能力を保ちながら、高いプライバシー性を保つことに成功しています。
また、取引データの追跡が不可能になる「AKshuffle」という技術も採用しています。
租税回避というコンセプトを考慮すると、高い匿名性は必須といえるでしょう。
送金手数料は「無料」
ビットコインやイーサリアムなどの一般的な仮想通貨では、送金時に「送金手数料」が発生します。
しかし、Aidos Kuneenではブロックチェーンを使っていないため、その仕組み上、送金手数料を「無料」にすることに成功しています。
また同じ仕組みにより、Aidos Kuneenはビットコインのように「マイニング(採掘)」を必要としません。
Aidos Kuneenの将来性は?

それでは、Aidos Kuneenの将来性をどう考えればいいでしょうか?
Aidos Kuneenは時価総額が小さいため、伸び代は大きい
Aidos Kuneenは2020年12月現在、同じく次世代のブロックチェーン「DAG」を採用しているIOTAなどと比較すると時価総額がまだ大きくありません。
- Aidos Kuneen:約6.2億円(時価総額676位)
- IOTA:約1.0兆円(時価総額30位)
また、Aidos Kuneenは非常に大きなマーケットである富裕層向け「オフショア市場」をターゲットとしています。
現在、オフショア市場は全世界3300兆円とも言われていますが、Aidos Kuneenの運営陣は、このオフショア市場の「0.5%」のシェアを獲得することを目指しています。
「たったそれだけ?」と思ってしまいますが、3300兆円×0.5%=16兆円にも上ります。
つまり単純計算で、時価総額3位のリップルに次ぐ4位の規模の規模に成長する伸び代を持っているということになります。
もちろんそのハードルは低くありませんが、化けた場合のポテンシャルは高いですね!
ADK ETFが認可されれば急騰する可能性も
Aidos Kuneenは、以前より「ADK ETF」の認可を目標としています。
ADK ETFの「ETF」とは上場投資信託のことで、証券取引所で売買される投資信託のこと。
日本には東京証券取引所、アメリカにはニューヨーク証券取引所などさまざまな証券取引所がありますが、ADK ETFが認可されれば、そこでAidos Kuneenに投資できる投資信託が上場するイメージですね。
ただし2020年12月現在、まだ「ビットコインETF」すら認められず頓挫している中、Aidos KuneenのETF化が直ちに認められる可能性は高いとはいえません。
実現すれば、証券会社経由でAidos Kuneenに買いが継続的に入るため、急騰する可能性が高いのは事実ですが、あまり期待しすぎず「当たればラッキー」くらいに考えておくといいでしょう。
Aidos Kuneenの購入方法

Aidos Kuneenは国内取引所では購入できません。
海外取引所のP2PB2Bで購入できます。