仮想通貨Ampleforthとは?仕組み、今後の将来性、買い方

コイン

「Ampleforth(アンプルフォース/AMPL)って、どんな仮想通貨なんだろう?」

「基礎知識や将来性、買い方について、ひと通り知っておきたい」

と思っていませんか?

仮想通貨アンプルフォースとは、「ビットコイン」と「ステーブルコイン(ドル連動型コイン)」のいいとこ取りを目指した、これまでにはない画期的な仮想通貨。

画期的なだけに、その仕組みがいまいちピンとこない方も多いと思いますが、この記事では、アンプルフォースの仕組みと、それに基づいた将来性について分かりやすく考察。

この記事で分かることは以下の通りです。

  • 仮想通貨Ampleforth(アンプルフォース/AMPL)とは?
  • アンプルフォースの仕組みと将来性
  • アンプルフォースの購入方法

それでは、さっそく見ていきましょう!

Ampleforth(アンプルフォース/AMPL)とは?その仕組みを解説

出典:https://www.ampleforth.org/

仮想通貨アンプルフォースは、「保有しているだけで自動的にコインの枚数が増減する」ことが特徴のこれまでにはない仮想通貨です。

香港の大手仮想通貨取引所BitfinexにてIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)による資金調達が行われ、独自トークンの「AMPL」は11秒で約5億円を完売。

投資家からの注目度が非常に高い仮想通貨であると言えます。

では、人気の理由はどこにあるのでしょうか?

アンプルフォースの最大の特徴はRebase(リベース)

アンプルフォースをもっとも際立たせているのが、Rebase(リベース)と呼ばれる仕組み。

リベースとは、ホールドしているだけで自動的にアンプルフォースの保有枚数が変動するシステムのことで、具体的には、

  • 市場価格が1ドル以上→保有するアンプルフォースが自動的に増えていく
  • 市場価格が1ドル未満→保有するアンプルフォースは自動的に減少する

という設計になっています。

またこれらの増減は人の手が介在せず、イーサリアムのスマートコントラクト(契約機能)にて自動的に行われます。

ただし、1ドルをわずかに超えれば無段階に枚数が増減するわけではなく、価格が0.96~1.06ドルの間の場合は、供給量の増減はありません。

とはいえ実際のところ、アンプルフォース価格が0.96~1.06ドルその範囲内に収まっているケースは少なく、(上図の水平線は1ドル)事実上、投資家は「価格変動」と「枚数調整」の2つの影響を受けることになります。

Ampleforth(アンプルフォース/AMPL)の今後の将来性は?

アンプルフォースは、他の仮想通貨にはない独自の仕組みで稼働しています。

ではその将来性をどう評価すればいいでしょうか?

前提:アンプルフォースは「インフレ」にはならない

最初に、アンプルフォースの「懸念点」から。

「保有しているだけで保有枚数が増減する」という仕組みは、アンプルフォース価格を1ドル付近で安定させるための仕組みです。

しかし、価格が1ドル以上になると、アンプルフォースの保有枚数が増加します。

そのため、「インフレになり、アンプルフォースの価値の希釈によって損失が生じるのではないか」という懸念があります。

しかし結論として、その心配はありません。

なぜなら価格が1ドル以上になった場合、あなたの保有するコインだけではなく、全員のアンプルフォース枚数が増加するからです。

たとえば、ネットワーク全体の0.1%のアンプルフォースを保有していたら、価格が1ドル以上になりアンプルフォース枚数が増加しても、「0.1%を保有している」という事実は変わりません。

ただし、インフレではなく市場原理でアンプルフォースが下落する可能性はあります。

アンプルフォースは非常に高い「オリジナリティ性」を持つ

「保有枚数が増減する」というアンプルフォースの仕組みは画期的です。

このことのみで価格上昇に結びつくとは断言できませんが、仮想通貨プロジェクトの多くがオリジナリティ不足に直面する中、アンプルフォースは投資家の関心を引きつけることに成功しています。

また、オリジナリティの高い仕組みによって、ビットコインとの価格連動性も回避しています。

多くの仮想通貨はビットコインが上がれば(下がれば)つられて上昇(下落)しますが、アンプルフォースは独自の価格変動をしやすいため、分散投資の対象としても注目されています。

1ドルを上回っている限りは買い?

アンプルフォースの将来性についてもう少し深く考えてみましょう。

アンプルフォースは、その仕組み上、「1ドルを上回っている限りは上昇しやすい」と考えられます。

なぜなら、なるべく早く投資した人が有利な仕組みだからです。

たとえば、「現在」から「1年後」にかけて、アンプルフォース価格が2ドルの横ばいだった場合、先にアンプルフォースを投資している人ほど、長期間、保有枚数を増加させることができます。

そして、100枚のアンプルフォースを購入し、200枚まで増加させることに成功した場合、投資家はアンプルフォースが2ドルから1ドルに下落しても、なお±0。

これは非常に魅力的なので、1ドル以上でアンプルフォースが推移している限り、「投資したい」という動機が働きやすくなります。

ただし、1ドル以下に下落した場合には、投資家が保有するアンプルフォースの枚数は減少していきます。

この場合、投資家からみるとアンプルフォースは「1ドルで安定するように設計された上昇余地が小さい仮想通貨で、しかも保有枚数が減少していくコイン」です。

もちろん、再び1ドルを回復することを見越して投資する手もありますが、多くの投資家は、新規購入を避けるようになり、1ドル以下が慢性的に続く可能性もあります。

あくまで主観ではありますが、アンプルフォースは「1ドル以上」であることを1つの目安とした、順張り戦略がベターでしょう。

Ampleforth(アンプルフォース/AMPL)の購入方法

出典:https://app.uniswap.org

アンプルフォースは日本の取引所には上場していません。

ただし、海外取引所のUniswap(ユニスワップ)を使うと、日本在住者でも購入することができます。