「Apollo(アポロ/APL)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「究極のオールインワン仮想通貨と呼ばれているけど、そんなにすごいの?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Apollo(アポロ)とは
Apollo(正式名称:Apollo Currency)とは、世界初の「オールインワン型プライバシーコイン」の開発を目指すプロジェクト。
2017年1月に、すべての仮想通貨のメリットを備え、デメリットを克服した仮想通貨として開発が始まりました。
たとえば、ビットコインや、複数のアルトコインに含まれる以下のような機能は、全てApollo含まれている、もしくは今後含まれる予定です。
- 安価な取引手数料
- 匿名性(プライバシー性)の高さ
- スマートコントラクト
- ステーキング
- 高速トランザクション(高速送金)
- 投票システム
- マルチシグネチャ
- マルチプラットフォームウォレット
- 分散型取引所(DEX)
- 分散型アプリケーション(DApps)
- シャーディング
最大の特徴は「シャーディング」の採用
上記の中でも、特にApolloの特徴といえるのが、シャーディングという技術を採用し、超高速な取引を実現していること。
ミック経済研究所によると、ブロックチェーンの市場規模は2018年に53億円でしたが、24年までに1130億円に到達。直近の数年間、年利66.4%ペースで成長を続けます。
この影響で仮想通貨の送金も急増するとみられますが、多くの仮想通貨は現在すでにスケーラビリティ問題(取引混雑時の手数料の高騰、取引の遅延)を抱えています。
ビットコインやイーサリアム、Apolloのライバルとなる匿名性コインも例外ではありません。
シャーディングとは、取引の処理を並列に分散して処理する画期的な技術で、スケーラビリティ問題を解決することができるとして注目を集めています。
Apolloのシャーディングである「Apolloシャーディング」は、すでに2019年4月1日に有効となりました。
これはApolloが主張するところによると、主要なライバル通貨でもっとも早いシャーディングの採用です。
世界で最も強力なDAppsを提供
Apolloはビットコインのように送金でき、匿名性コインのようにプライバシーを保ち、さらにイーサリアムのようにDApps(分散型アプリケーション)を構築できます。
DAppsはイーサリアムの最大の特徴ですが、やはりスケーラビリティ問題に直面しているのが現状。
ApolloのDAppsは上記のシャーディングにより、「無制限のストレージ」を実現しました。
これにより、Apolloによると世界最強のDAppsが誕生しました。
Apolloの将来性は?
それでは、Apolloの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
これ以上なく「多機能」な仮想通貨
Apolloは、時価総額トップ20に入る主要な仮想通貨が持つほどんどの機能を取り入れることを目指しています。
以下の図をご覧ください。
このように、他の通貨にあってApolloにない機能はまったくといってもいいほど、ありません。
シャーディング、匿名性だけではなく、分散型取引所(DEX)も提供するとなると、ライバルはApolloに太刀打ちできないでしょう。
さらに、Apolloは送金スピードが非常に早く(2秒)、これはビットコイン、イーサリアム、リップルのすべてを超えています。
あくまで理論上は、Apolloは究極の仮想通貨といってもよさそうです。
Apolloは「NXT」のコピーであるとして裁判沙汰に
とはいえ、このような優れたオールインワン通貨が、なぜビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨よりも割安で放置されているのか、疑問ですよね。
実は、Apolloはすでに存在する仮想通貨「NXT」のコピーだとの非難があります。
Apolloは、NXTとほとんど同じで、そのソースコードの数行を書き換え、多数の機能に派手な名前を付けただけだというのです。
ある投資家は、「投資家を騙すため、画期的な技術であるかのように大げさな名前と与えて、誇大広告している」と述べています。
事実、2020年になると、仮想通貨NXTを開発しているソフトウェア会社JeluridaはApolloにコードを複製されたとして訴え、勝訴しています。
「究極のオールインワン仮想通貨」でありながら、その採用や普及が進まないのは、こうした背景もあると考えられますね。
Apolloの買い方
Apolloは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のBitMartで買うことができます。