「Balancer(バランサー/BAL)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「自分で『仮想通貨インデックスファンド』を作成し、イールドファーミングができるって本当?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Balancer(バランサー)とは
Balancerとは、「コミュニティ主導」を掲げるAMM(自動マーケットメーカー)のひとつ。2020年3月に開始されました。
AMMという言葉をご存じではない方は、「分散型取引所(DEX)」だと考えましょう。
Balancerを利用することで、仮想通貨を交換することができます。
BalancerはICOを実施していない仮想通貨プロジェクトですが、投資家からの資金調達を実施しています。
過去、Accomplice、Placeholder、CoinFund、Inflectionの主導のラウンドで、300万ドル(約3億円)を調達することに成功しています。
Balancerの独自トークン「BAL」とは?
Balancerは、上でも解説したように、AMMという仕組みを採用した取引所です。
そのため、イールドファーミングという仕組みで利息収入を得ることが可能であり、独自トークンのBALは、その報酬の受け取りに使われます。
イールドファーミング(流動性マイニング)は、高利回りの利息収入を実現する投資手法として注目されており、Balancerもそうした投資家の主戦場のひとつです。
Balancerの将来性は?
それでは、Balancerの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Balancerで可能な「イールドファーミング」とは?
上記でイールドファーミングという言葉が登場しましたが、ピンと来ない方も多いと思うので、もう少し詳しく掘り下げてみましょう。
Balancerでは、50種類以上のERC20トークンを交換することができます。
イーサリアムやBALはもちろん、米ドル連動型のステーブルコインや、ビットコインに連動したステーブルコインなども取引できます。
ただしBalancerは、中央集権的な仮想通貨取引所とは異なり、オーダーブック(取引板)を利用していません。
AMM(自動マーケットメーカー)というアルゴリズムによって(仮想通貨を預け入れた「イールドファーマー」の流動性を利用し)仮想通貨を交換する仕組みです。
なので、僕たちは仮想通貨を交換する(トレード)だけではなく、Balancerを使ってイールドファーミングで利息収入を得る側に回ることができます。
Balancerの最大の特徴「自動リバランス機能」とは
さて、DeFiに詳しい方は、ここまでを読んで「Balancerって、Uniswapなどの他の自動マーケットメーカーと同じじゃん」と感じたかもしれませんが、そうではありません。
Balancerの最大の特徴は「自動リバランス機能」にあります。
自動リバランス機能とは、「最大8種類のトークンを組み合わせて、それぞれの割合を保ったまま維持するインデックスファンド」を作成できる機能だと思ってください。
Uniswapなどでは、通貨ペアは「1:1」での交換となります。
Balancerはそれを非対称にして、ユーザーが自由に割合を変え、イールドファーミングに利用できます。
たとえば、4つのトークンをそれぞれ「5%、25%、25%、45%」で構成すると、それぞれが価格変動しても、自動でリバランス(調整)され、ファンドのポートフォリオが維持されます。
これからは、仮想通貨を高度に組み合わせ、運用したい投資家も増えてくるでしょう。
そうしたニーズにも対応する、自由度の高さがBalancerの魅力です。
Balancerは「ユーザー主導」
またBalancerは、トップダウンではなくユーザー主導であるという特徴があります。
たとえば、取引の手数料は通貨ペアによって、ユーザーが0.0001%~10%の間で自由に設定できます。
上記の複数トークンを組み合わせた自動リバランス機能も、ユーザー主導のコンセプトの結果という見方もできます。
既存のAMMに対する魅力の高さは十分なので、正当に評価されればBAL価格はさらに上値を追うことができるでしょう。
Balancerの買い方
Balancerは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。