「Dragonchain(ドラゴンチェーン/DRGN)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「あのディズニーが深く関係する仮想通貨らしいけど、将来性は高いの?」
とDragonchainについて気になっていませんか?
そこで今回は、以下のポイントについて徹底解説。
さっそく、詳しくみてみましょう。
Dragonchain(ドラゴンチェーン)とは
Dragonchainとは、映画やテーマパークでおなじみのウォルト・ディズニーが過去に開発し、現在はDragonchainFoundationが開発している仮想通貨プロジェクト。
「地球上で最も安全で柔軟なブロックチェーンプラットフォーム」をエンタープライズ向けに提供することを目指しています。
エンタープライズですから、個人ではなく「企業や法人」がターゲットですね。
最大の特徴は、仮想通貨業界だけで通用するマイナーなプログラミング言語ではなく、Java, Python, Node, C#, Goなど、Web業界で広く普及する言語で開発できる点です。
ここからは、Dragonchainの特徴2つ、
- ブロックチェーンの導入を助けるプロジェクト
- ハイブリッド型ブロックチェーン
についてそれぞれ解説していきます。
ブロックチェーンの導入を助けるプロジェクト
Dragonchainは、既存の言語環境(Java、Python、Node、C#、Goなど)を維持して、ブロックチェーン技術を安全かつ迅速に開発することができます。
メインとなるターゲットは、ブロックチェーン技術の導入を考える企業ですが、ほとんどの企業には「ブロックチェーンサービス(アプリ)を開発できる人材はいないという問題があります。
そんな場合でも、Dragonchainを使えば既存の開発環境でブロックチェーンを導入できます。
ハイブリッド型ブロックチェーン
Dragonchainは、ブロックチェーン技術をビジネスに利用しようとする企業に向けて開発されています。
具体的には、DApps(分散型アプリケーション)を開発できるのですが、DAppsと聞くと、「それって、イーサリアムでいいのでは?」と思う方もいるでしょう。
しかし、Dragonchainとイーサリアムには違いがあります。それは、取引の「公開」の仕組みです。
- イーサリアム:ブロックチェーンは完全公開性を採用し、すべての取引を全員が確認できる状態
- Dragonchain:オープン(公開性)とプライベート(非公開性)を合わせたハイブリッド型
イーサリアムのようなオープン型は全員で取引承認をして、全員で取引の管理をしていきます。
このため取引の透明性が保たれ、不正取引を防止できるため信頼性が高くなりますが、システム全体の維持に大量のエネルギーが必要になるため、サービスを利用する手数料が高くなってしまうデメリットがあるんですね。
一方のDragonchainはプライベート型の性質も持ち合わせているため、ノードと呼ばれる一部の人に管理を委ねる(どちらかというと中央集権的な)仕組みも利用できます。
一部の人に管理させるため取引の承認が早く、運用コストは抑えられるのがメリットですね。
仮想通貨業界では非中央集権的な仕組みが好まれる傾向がありますが、既存の金融機関は中央集権的な仕組みがベースとなっているため、プライベート型のブロックチェーン技術のほうが採用されやすい事情があります。
Dragonchainの将来性は?
それでは、Dragonchainの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
DRGNはERC20トークン
DragonchainのトークンであるDRGNは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されたERC20です。
ERC20は仮想通貨の規格としてもっともメジャーなので、幅広いウォレットで保存できるなど汎用性が高いのがメリットですね。
一方で、イーサリアムは「非中央集権的」な仮想通貨であり、マイニングによってネットワークの参加者全員でシステムを維持しています。
そのため、人気が高まって取引量が多くなると、送金手数料が高騰したり取引スピードに遅延が発生するスケーラビリティ問題が発生してしまうかもしれません。
「ディズニー」との関連性をうまく利用できるかがカギ
Dragonchainはもともと、あのディズニーが開発していた仮想通貨プロジェクトです。
そのため、「ディズニーランドでDRGNが使えるようになるの?」と期待している方もいるかもしれませんが、現状ではまだその段階には至っていません。
しかし今後については、やはり「ディズニー」発祥であることをどこまで強みにできるかが重要でしょう。
ドラゴンチェーン財団のブログによると、今後は何らかの形でディズニーの事業に採用されることを狙っているようです。
たとえば、月額700円で関連動画を視聴できるディズニー公式の動画配信サービス「Disney+」などが例としてあげられています。
Disney+に独自コインを導入して、報酬として付与することを提案していますね。
付与したコインは、実際にディズニーランドで使えるようにするとのことです。
とはいえ、これはDragonchain側の考えにすぎず、実際にディズニーとの提携を実現させるためにはまだハードルがあるでしょう。
今後の動向に注目したいですね。
今後の目標は「大手取引所への上場」
Dragonchainは2018年、バイナンスに上場するのではないかとの期待が高まっていました。
バイナンスには「投票」によって新規上場させる仮想通貨を選出するという仕組みがあるのですが、Dragonchainが上位に入ることがあったからですね。
しかし2021年1月現在、まだバイナンスへの上場は達成できていません。
コインベースやHuobi Global、Krakenなどの超大手取引所にもまだ上場していないので、上場が実現すればさらなる価格の上昇が期待できると考えています。
Dragonchainの買い方
Dragonchainは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のGate.ioで買うことができますよ。