「Golem(ゴーレム/GLM)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「コンピュータの計算能力をシェアして仮想通貨が稼げるプロジェクトらしいけど、将来性は高いの?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Golem(ゴーレム)とは
Golemとは、コンピュータの計算能力を共有できるシェアリングエコノミー型の仮想通貨。
GLMを支払ってコンピュータリソースを購入したり、自宅の使っていないコンピュータリソースを貸し出すことでGLMを稼ぐことができます。
シェアリングエコノミーといえば「Airbnb」などのサービスが有名ですが、Golemの開発者は「コンピュータパワーのAirbnb」とGolemを表現しています。
分散型のスーパーコンピュータとは
コンピュータリソースを貸し借りできるとはどういったことなのか、もう少し深掘りしてみましょう。
コンピュータリソースを借りるとはいっても、Golemを利用するほどの人はもちろん、パソコンを所有しているので、通常のPC作業ではGolemを使う必要はありません。
しかし、専門的な高度な処理はどうでしょうか。スーパーコンピュータを自宅に持っている人はいませんので、そこでGolemを利用することになります。
もちろん計算能力を無料で提供しようと思う人はいないので、Golemには、
- プロバイダー(provider):Golemにコンピュータの計算能力を貸す人
- リクエスター(requestor):コンピュータの計算能力を買う人
がそれぞれ、報酬をGLMで受け渡しする設計になっています。
Golemの将来性は?
それでは、Golemの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
Golemでコンピュータリソースが「安く買える」ように?
Golemを使ってコンピュータの計算能力を買いたい人は、多岐にわたります。
たとえば、データ分析したい研究者や、機械学習をしたい人、AI開発者など。またこれらに関連する大学や企業がGolemを使うことが期待されます。
芸術家やデザイナーも、Golemのターゲットです。3Dモデルのレンダリングには高い処理能力が必要で、自宅のパソコンでは難しい場合があるからです。
それではこれらの人は、これまでどうしてきたのか。実際には、予算の関係から「こんな処理ができればな」と思っていながら諦めてきた人が多いという経緯があります。
一方で、世の中には使っていないコンピュータが多くの家庭で眠っていますよね。
このギャップを埋めることができれば、より安くコンピュータリソースを活用できるようになるでしょう。
Golemは分散型のスーパーコンピュータなので、機密性の高いデータを扱うのには適していませんが、それを差し引いても潜在的な需要は確実に存在します。
「いまさらGolem?」と思っている人へ
Golemは比較的古くからあるプロジェクトで、2016年11月にICOを実施し、860万ドル(約9億円)を調達しています。
その後、ぐんぐん上昇するも、2018年に記録した高値を更新できず数年が経過したため「いまさらGolem?」と感じる人もいるでしょう。
しかしGolemは2021年2月、世界の課題を解決することを使命とする名門マサチューセッツ工科大学(MIT)の「MITSolve」への参加を発表。
さらに2021年3月11日、Golemはついに念願のメインネット(正式版)ローンチを発表しました。
かなり年月を要しましたが、これには「分散型のスーパーコンピュータ」の実現に技術的なハードルが多くあるからです。
数年の価格の低迷により、多くの投資家がGolemを売却しましたが、メインネットローンチにより、価格はV字回復しています。
これまでとは異なる段階に突入したGolemは、さらに高値を追う可能性も十分にあるでしょう!
Golemの買い方
Golemは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。