「IoTeX(アイオーテックス/IOTX)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「成長分野のIoT(モノのインターネット)関連のプロジェクトらしいけど、もう少し詳しく知りたい」
と、IoTeXについて気になっていませんか?
そこで今回は、以下のポイントについて徹底解説。
さっそく、詳しくみていきましょう。
IoTeX(アイオーテックス)とは
IoTeXとは、あらゆるモノがインターネットに繋がる「IoT」(モノのインターネット)分野にフォーカスした仮想通貨プロジェクト。
近い将来、IoT市場は急成長が予想されています。
しかし、現状ではいくつかの「障壁」があることから爆発的普及には至っていません。
たとえば障壁の一例としては以下のようなものがあります。
- データ処理の問題
- 多分野に渡る設計の共通化
- セキュリティの問題
IoTeXは、これを「ブロックチェーン」で解決し、業界のスタンダードになることを目指しています。
IoT(モノのインターネット)とは
ビジネス誌などで「IoT」という言葉をよく見かけるようになったものの、正直よくわからないという方も多いでしょう。
IoTeXが注力するIoTとは、「Internet of Things」の略。
ありとあらゆる製品がインターネットにつながっていることを指しています。
現在、ネットに接続されている製品として、パソコン、スマホ、スマートウォッチ(時計)などがあげられるでしょう。
「Google Home」や「Amazon Echo」をはじめとしたスマートスピーカーも出てきました。
将来的には、自動運転車、土壌センサー(湿度などを計り農業をアシスト)、電気ポット、血圧計(スマホに送信し体調チェック)などなど、ほとんどすべてのモノがネットにつながるようになります。
しかし、こうしたIoT製品を使うと、プライバシーを含む情報を意図せず送信します。
すでにスマホスピーカーなどは、利用に不安を感じる方もいますよね。
国によっては、政府がIoT企業に圧力をかけ、国民の情報を取得するなんてことも考えられます。
IoTeXでは、ブロックチェーンを使ってIoTのインフラを構築。
特定の企業などが関与しない形でIoT製品を動かすので、利用者は、プライバシーな情報を知られることなく、IoT製品を使えるようになると期待されます。
IoTeXの将来性は?
それでは、IoTeXの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
急成長するIoTの恩恵を受けるIoTeX
IoT分野の市場規模は、調査会社IDC Japanによると、2017年~2022年にかけて毎年14.9%で成長し続けます。
IoTeXによると、IoT製品は2030年までに世界「1,000億台」を超え、世界人口の10倍以上になります。
ネットに繋がったカメラで外出先から庭を監視する家主や、IoT対応のドローンから畑を監視する農家などが登場する未来は近いでしょう。
しかし、IoT分野にはまだ世界的なリーダー企業が不在です。
とはいえ、市場の爆発的な拡大は待ってはくれません。
この成長のチャンスをどの企業や仮想通貨が支配するのかはまだ不透明ですが、IoTeXもその候補のひとつであることは間違いありません。
ライバルの仮想通貨は「IOTA」や「ETC」など多数
そもそも、「IoT」と「仮想通貨」は相性がバツグンです。
多くのIoT製品では、決済(支払い)を伴うことが想定されるからです。
なので、仮想通貨プロジェクトは独自トークンを発行し、その決済手段になろうとしているのです。
しかし、IoT市場での仮想通貨のポテンシャルはすでに多くのプロジェクトが理解しており、IOTA(アイオタ)やETC(イーサリアムクラシック)などのライバルも登場しています。
IoTeXは、「企業がIoTに取り組みたくなるようなキラー製品」になると言っています。
しかし、IoTeXのどんな部分が「キラー」なのか、どのようにしてライバルに打ち勝つのか、まだ具体的な強みが見えていません。
今後、多数の投資家にそれを示していく必要があるでしょう。
IoTeXの買い方
IoTeXは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。