「iXledger(アイエックスレジャー/IXT)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「世界有数の再保険会社との提携に成功したみたいだけど、そんなに凄いの?」
と、気になっていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
iXledger(アイエックスレジャー)とは
iXledgerとは、保険の契約をブロックチェーン上で行うことで、主に契約にかかるコスト削減を目指す仮想通貨プロジェクト。
特に、「保険会社と再保険会社との契約」に注力しています。
イギリス・ロンドンを拠点に2017年に開始されたiXledgerは、当初「InsureX」という名称でした。
しかし、類似した名称の保険会社がすでに存在していたことなどから現在の名称にリブランディング(名称変更)されています。
再保険会社とは
iXledgerは、上述したように保険会社と再保険会社との契約プラットフォームとして機能します。
再保険会社とは、「保険会社に対して保険を販売している会社」のこと。
たとえば僕たち個人は、「保険会社」と契約しますよね。
しかし大規模な事故や災害が発生すると、まれに保険会社が保険金を支払い切れないケースもあります。
そんな場合に備え、あらかじめ保険会社は「多額の保険金の支払いに備える保険」を再保険会社と契約しているのです。
つまりiXledgerは、B2B(企業同士)の保険に対応したプラットフォームなんですね。
iXledger上では、保険の契約だけではなく、
- 保険商品の検索
- 保険情報の管理
- 保険市場のリサーチ
を行うことができます。
iXledgerの将来性は?
それでは、iXledgerの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
保険業界の「非効率」をiXledgerが改善
保険業界では、未だに非効率なシステムが用いられており、そのために余分なコストがかかっていることが知られています。
たとえば、
- 保険に関するさまざまな手続きが、いまだに紙ベースで手作業により行われている
- 仲介者に余分なコストを支払っている
- 審査に必要な情報をそれぞれの保険会社が別々に保持しており、審査の工数が増える
ことなどがあり、端的にいえば、そのために人件費が余分に発生しています。
iXLedgerを使えば、ブロックチェーンでセキュリティを保ちながら、プラットフォームで契約情報を安全に保持できます。
そして、必要に応じて保険情報を共有できるので効率的。
さらにプラットフォーム上で契約を行うため、仲介者も必要なくなると期待されています。
iXledgerは、Gen Reとの契約に成功
2017年8月、iXledgerは大手Gen Reとの提携に成功しました。
「聞いたことがない」という方もいるかもしれませんが、Gen Reは生命保険、医療保険に対応する「再保険会社」として世界有数の規模を誇ります。
資本金は130億ドル(1.35兆円)にも上ります。
実はこのGen Reは、世界三大投資家の一人であるウォーレン・バフェット氏の投資会社であるバークシャー・ハサウェイを親会社に持っています。
間接的に、iXledgerの成功はバフェット氏の利益にも影響するわけですね。
iXledgerは「大化け」の可能性も?
Swiss Reによると、世界の損害保険の市場規模は2016年時点で「約229兆円」もあります。
保険業界全体では、もっと大きな市場となるでしょう。
iXledgerは「保険業界」という取っつきにくい領域を対象としていますが、実は可能性の大きな分野でもあります。
保険の契約プラットフォームとしてiXledgerが定着するかは不透明ですが、市場規模を考えると、トークンの伸びしろは大きいといえます。
iXledgerの買い方
iXledgerは国内取引所での取り扱いがありません。
海外取引所のyobitで買うことができます。