仮想通貨Nervos Networkとは?今後の価格や将来性、買い方

コイン

「Nervos Network(ネルボスネットワーク/CKB)ってどんな仮想通貨なんだろう?」

中国国家がプッシュしている仮想通貨プロジェクトらしいけど、将来性は高いの?」

と、疑問を感じていませんか?

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • Nervos Networkとは
  • Nervos Networkの将来性
  • Nervos Networkの買い方

さっそく、詳しくみていきましょう。

Nervos Network(ネルボスネットワーク)とは

Nervos Networkとは、ビットコインとイーサリアムの「いいとこ取り」を目指した仮想通貨です。

セキュリティがもっとも強固と考えられるビットコインのアルゴリズムPoW(Proof of Work)を採用しながら、イーサリアムのようにブロックチェーン上で新たな独自トークンを発行することができます。

また後ほどお話するように、中国政府と強い関係がある仮想通貨なので、別名「中国版イーサリアム」とも呼ばれていますね。

独自トークンのCKBトークンは、Nervos NetworkのブロックチェーンであるNervos CKB (Common Knowledge Base) 上のトランザクション手数料(取引手数料)やマイニング報酬の支払い、プロジェクトの方針を決める投票権(ガバナンストークン)として機能します。

なお、Nervos Networkは2018年、セコイヤ・チャイナとポリチェーン・キャピタルが率いる資金調達で、2800万ドル(約30億円)の調達に成功したことでも注目されています。

Nervos Networkの3つの特徴

Nervos Networkはビットコインとイーサリアムをいいとこ取りし、それを改善したようなブロックチェーンであるため、以下のような特徴を持っています。

  1. イーサリアムよりも非中央集権的:ビットコインのPoWを採用(イーサリアムのPoSよりも非中央集権的)
  2. 長期の持続可能性を持つ:ビットコインは半減期を繰り返しマイナーの報酬が減少するため、長期的にマイナーを失う可能性があります。それを改善したメカニズムをNervos Networkは採用しています
  3. レイヤー2を前提としたレイヤー1:レイヤー1とは、ベースとなるブロックチェーン。イーサリアムにおいてはイーサリアム自体を指しますが、スケーラビリティ(処理能力)が不足するためレイヤー2と呼ばれる別の高速ブロックチェーンを組み合わせることで実用化を目指します。Nervos Networkも同じ思想です

Nervos Networkの将来性は?

それでは、Nervos Networkの将来性についてどう考えればいいでしょうか?

Nervos Networkはプルーフオブワーク(PoW)を採用!

Nervos Networkはビットコインと同じPoWをアルゴリズムに採用しています。このことを、少し意外に感じた方も多いでしょう。

PoWには「時代遅れの遅いアルゴリズム」とのイメージがどうしてもありますが、Nervos Networkはそう考えてはいません。

たしかにスケーラビリティ問題(手数料の高騰や取引の遅延)が発生しやすいことは間違いありませんが、とにかく「非中央集権的でセキュリティを高くする」ことだけに注力すればいいと考えているようなんですね。

その理由はレイヤー2に頼ればいいから。「中途半端にレイヤー1で高速化させるのではなく、レイヤー2を前提としよう」ということなのです。

今、世界でもっとも高く評価されている仮想通貨はビットコインです。

その理由は、断トツの非中央集権性とセキュリティに投資家が安心しているからでしょう。

しかしビットコインは独自トークンを発行できないという最大のデメリットがあるので、Nervos Networkはそれを改善したのです。

こう考えると、理にかなったアプローチだと言えそうですね!

「中国国家」がNervos Networkをプッシュ?

BSN(Blockchain-Based Services Network)を知っていますか?

BSNは、ブロックチェーン先進国を目指す「中国」が提供する、ブロックチェーンアプリ(DApps)を低コストで開発できるインフラです。

過去、BSNは、イーサリアム、イオス、テゾス、ネオ、IRISnetといった仮想通貨を「統合」しましたが、実はここにNervos Networkもいるのです。

つまりNervos Networkは、中国政府の用意したインフラのもとで開発できるということ。今後の進展が期待できますね!

そのほか、Nervos Networkは中国系の資本が入っています。

招商銀行の子会社で香港を拠点とするチャイナ・マーチャンツ・バンク・インターナショナル(CMBI)は、国内TOP10に入るような銀行。そんなCMBIはNervos Networkと提携し、DAppsの共同開発、Nervos Networkへの出資を行っています。

このCMBIは株主が国有企業だったりするので「中国政府がNervos Networkに投資している」と言っても過言ではありません!

ビットコインとイーサリアムのいいとこ取りというコンセプトはもちろんですが、背後にいる中国の存在を考えると、長期的に(いい意味で)恐ろしいプロジェクトですね!

Nervos Networkの買い方

Nervos Networkは国内取引所では扱われていません。

海外取引所のバイナンスで買うことができます。