仮想通貨NFTXとは?今後の価格や将来性、買い方

コイン

「NFTXってどんな仮想通貨なんだろう?」

NFT(ノンファンジブルトークン)をイーサリアム規格に変更できるらしいけど、どういうメリットがあるの?」

と、疑問を感じていませんか?

そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。

この記事でわかること
  • NFTXとは
  • NFTXの将来性
  • NFTXの買い方

さっそく、詳しくみていきましょう。

NFTXとは

出典:NFTX

NFTXとは、すでに発行されているNFT(ノンファンジブルトークン)をイーサリアムのトークン規格「ERC20」として発行できるプラットフォームです。

「それって、どんな意味があるの?」と思う方が多いでしょう。

ひとつの例としては、分散型取引所(DEX)は、ERC20の仮想通貨だけに対応していることが多くあります。

その場合、NFTはそのままでは取引できず不便ですが、NFTXを使うことで、そうした現状を改善することができます。

他にも多くのメリットがあるので、後ほど詳しく解説していきます。

NFT(ノンファンジブルトークン)とは?

NFTとは、仮想通貨の形式のひとつ。具体的には、「代替できないトークン」のことです。

最近では、唯一無二の資産をNFTとして発行し、それを投資対象として保有することが一般的になってきています。

NFTは「代替できない」という特徴があるので、唯一無二の資産(たとえばゲーム内の資産性のあるアイテムや、現実世界の不動産など)を仮想通貨に置き換えるのにとても向いています。

NFTXには2種類の「ファンド」がある

NFTXでは、NFTをイーサリアムのERC20トークンにすることができます。このERC20トークンは、「ファンド」と呼ばれています。

このファンドには「D1」と「D2」の2種類があります。

D1のファンドは、NFTXで発行できるもっとも「普通」なERC20トークンです。あるNFTをERC20トークンとして発行したらそれは「D1」だと思ってください。

じゃあD2とは何か?というと、こちらは「複数のD1を組み合わせて、1つのファンドにまとめたもの」です。

これは面白い仕組みで、D2ファンドの仮想通貨を1つ保有するだけで、実際にはいくつものNFTに投資しているのと同じ投資効果になります。

もちろん、「D1」と「D2」のファンドはどちらもERC20トークンなので、一般的なDEX(たとえばUniswapなど)で取引ができるのも便利です。

NFTXの将来性は?

それでは、NFTXの将来性についてどう考えればいいでしょうか?

NFTXは「コレクター」じゃなく「投資家」がターゲット

NFTの取引額は2019年から2020年にかけて、約4倍に増えているという調査があります。

NFTってゲームとかが好きな一部のコレクター向けでしょ?」と思っている人も多いと思いますが、投資家としても、この成長市場を無視するのはもったいないでしょう。

とはいっても、NFTへの投資はビットコインを買うような簡単なものではありません。

今の高値で取引されているNFTの多くは、ブロックチェーンゲームのキャラクターや、アイテム、土地などです。

なので、「そのNFTにどんな価値があるのか?」を判断するには、ゲームを詳しく知らないとダメだということになります。

でも、NFTXならこの問題を解決できます。

たとえば、NFTXでは「CryptoKittiesインデックスファンド」というものがあり、有名なゲームのクリプトキティーズのいくつのものNFTに同時にまとめて投資できるんですね。

これなら、「そのゲームが伸びている」ということだけ分かれば、投資を決断できます。

ずいぶん、NFTに投資しやすくなりますね!

それだけではなく、1枚のNFTは普通は「分割」することはできません。

これはNFTの性質上、仕方がないことなのですが、NFTXを使ってERC20トークンを発行すれば「あるNFTの3%だけを保有する」といった少額投資ができるようになります。

「このゲームのAという土地は値上がりすると思うから、そのNFT欲しいな」と思ったとき、NFTの価格は100万円もするかもしれません。

「これじゃとても買えない!」という場合も、NFTXで発行されたERC20トークンを便利に使うことができます。

NFTXを使えば、NFTをDeFi(分散型金融)に持ち込める!

現在のDeFi(分散型金融)は、ERC20トークンを中心に構築されています。

ということは、NFTXを使ってNFTをERC20にすることで、「NFTをDeFiに持ち込む」こともできるということです。

これって、実は画期的なことなんです。

たとえば、次のような普通ではできないことがNFTXを使えばできるようになります。

  • NFTを元手に、レンディングサービスで仮想通貨を借りる
  • レンディングサービスにNFTを貸し出して、利息収入を得る
  • 多くのDEXでNFTを自由に取引する
  • DeFiプラットフォームに預け、イールドファーミングで利息収入を得る

詳しい方は、ビットコインで上のようなことをするために、「ERC20版のビットコイン」に大きな需要があることを知っているかもしれません。

NFT市場が成長している今、「ERC20版のNFT」にも大きな需要があることは明白ではないでしょうか?

こうしたファンダメンタルズを背景に、NFTXも値上がりしていく可能性があります。

NFTXの買い方

NFTXは国内取引所では扱われていません。

海外取引所のGate.ioで買うことができます。