「QURAS(キュラス/XQC)ってどんな仮想通貨なのだろう?」
「スマートコントラクトにプライバシー性(匿名性)を持たせた画期的なプロジェクトらしいけど、将来性はどうなの?」
と気になっていませんか?
この記事では、QURASの以下のポイントについて徹底解説。
さっそく、詳しくみていきましょう。
QURASとは?
QURASは、プライバシー性にもっとも優れた技術とされる「zk-SNARKs」を活用した匿名性コイン。
匿名性コインとはプライバシー性に非常に優れた仮想通貨のことで、誰が送金したか外部から判別できなくなっています。
匿名性コインは他にも存在しますが、QURASは「匿名性技術×スマートコントラクト(契約機能)」を組み合わせることに初めて成功。
すべてのデータ(スマートコントラクト、カスタムトークン、取引内容)を非公開にして利用することが可能です。
この高い技術力により、日本でもっとも注目されるアルトコインのプロジェクトのひとつとなっています。
デュアルトークンモデル(2種類のトークン)を採用
QURASでは、2つのトークンが独立して存在する「デュアルトークンモデル」が採用されています。
まず「XQC」トークンについては、QURASプラットフォームのメインとなるコインです。
一方の「XQG」は手数料(ガス)の支払いに利用されます。
デュアルトークンモデルを採用している理由は以下の通りです。
①ステーキングのハードルが下がる
②GASの価格高騰を避けるため
③GAS調達の手間がなくなる
①ステーキングのハードルが下がる
自分自身がノードを構築しなくても、ステーキングが可能になります。
メイントークンのXQCを持っているだけでガスであるXQGを得られることで、より多くの人がステーキングを行い、トークンの価格が下がりにくくなるメリットがあります。
②GASの価格高騰を避けるため
メインとサブに分けることでメインのXQCが高騰しても、GASであるXQGの価格が安定しやすい。
つまり、実際に送金する際に無駄に高いコストを掛けずに送金が出来るメリットがあります。
良くある例として、ビットコインはメイントークンのみですが、高騰することで送金手数料がバカ高くなることがあります。
一時期送金だけで5000円以上かかることもざらにありました…
③GAS調達の手間がなくなる
ステーキングで得られたGASで送金が出来る利便性のため。
得た手数料をスマートコントラクト作成者に還元する仕組みを入れる時に、デュアルトークンモデルのほうが実装しやすいという理由もあるとのことです。
QURASの将来性は?
それでは、QURASの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
QURASの「スマートコントラクト×匿名性」
「匿名性コイン」と聞くと、DASH、Monero、Zcashなどを想像するのではないでしょうか。
しかし、これらの通貨には、「ある機能」がありません。
それは「スマートコントラクト(Smart Contract)」ですね。
軽くご説明すると、スマートコントラクトとは仮想通貨の「送金」に「契約条件」を追加できる機能。
契約と決済がセットになるので、未払いなどの信用リスクがなくなり、決済のあり方に革命をもたらすと期待されています。
スマートコントラクトは、自動販売機にもよく例えられます。
自動販売機は、購入者が「①お金を入れる」「②ジュースのボタンを押す」と、あらかじめ設定されていた自動販売機のプログラムが作動し、ボタンに応じてジュースが出てきます。
これはあまりにもシンプルな例ですが、「AになればB」のようなシンプルなルールを複雑に組み合わせることで、様々なサービスを動かすことができます(有名なイーサリアムのゲーム「CryptoKitties」などもスマートコントラクトで動いています)。
これまで匿名性をスマートコントラクトで発揮できる仮想通貨はなかったので、医療などプライバシーが要求される分野で実用化される可能性がありますね。
「スマートコントラクト×匿名性」の分野で、QURASが独り勝ちする可能性もあるでしょう。
ちなみに、QURASは匿名性の「ON」「OFF」をスイッチのように切り替えられるので、取引をオープンにすることを求められた場合には、別途、対応可能です。
メインネットが2020年11月にローンチ
実はQURASは、メインネット(正式版)がまだローンチされていない開発中のプロジェクトです。
しかし、2020年11月7日、進捗状況について最新のアナウンスが行われました。
- 10月13日から、スマートコントラクトのチェックが行われている。手数料のシステムが正しく機能しているか確認中
- その後も、技術的なチェック(Webウォレットの確認、Windowsウォレットの確認など)が続いている
- 一連のチェックの流れが滞りなく進んだ場合、チェック作業は2020年11月26日に終了する
- 上記がすべて終わると、メインネットのローンチ(リリース)作業に着手。これは数日で終わるため、メインネットローンチは11月末もしくは12月上旬になる予定
なおメインネットには、
- コイン/トークン取引のプライバシー保護(リング署名利用)
- ステーキング
- NFTの発行・取引
- トークン発行者への手数料還元
などの機能が含まれています。
いずれも予定されていた機能の実装ではありますが、最後の「トークン発行者への手数料還元」について気になる方も多いでしょう。
これは重要な機能で、QURASでスマートコントラクトを使用すると、ユーザーが支払った手数料の20〜40%がスマートコントラクトの「発行者」に入るようになっています。
スマートコントラクトの発行者がQURAS上で容易にビジネスが行えることを意味しており、様々なサービスがQURASを採用することでXQCの値上がりに繋がる可能性があります。
QURASは仮想通貨バブル・ICOブームがあった2017年に始まりましたが、2020年現在まで、着実に前進を進めてきました。
満を持してローンチされるメインネットとあって、僕も値上がりを期待していますよ!
QURASの購入方法
QURAS(キュラス/XQC)は国内取引所では購入できません。
海外取引所のBithumb Global、CoinTigerで購入できます。