「ThunderCore(サンダーコア/TT)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「イーサリアムのスケーラビリティ問題の救世主らしいけど、将来性はどうなの?」
と、ThunderCoreについて気になっていませんか?
そんな方に向けて今回は、以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
ThunderCore(サンダーコア)とは
ThunderCoreとは、スケーラビリティ問題(取引混雑時の「手数料高騰」や「取引の遅延」)の克服を目的として、超高速ブロックチェーンを構築する仮想通貨プロジェクト。
スケーラビリティ問題の克服をテーマにしたプロジェクトには、Zilliqa (ZIL)やTomoChain (TOMO)といったライバルも存在しています。
そんな中、ThunderCoreは、より高い技術力でスケーラビリティ問題の解決に取り組んでいます。
なお、プロジェクトを立ち上げたのは、ソーシャルゲーム開発企業「Playdom(後に異例となる500億円でディズニー社に買収された)」の創業者として知られるChris Wang氏。
ThunderCoreの独自トークンはThunder Token(TT)で、ThunderCoreの利用料金として使われます。
ThunderCoreは「取引手数料の安いイーサリアム」?
ThunderCoreは、イーサリアムのように「スマートコントラクト」を処理したり、「DApps(分散型アプリケーション)」を構築したりできます。
またイーサリアムのように非中央集権性を維持し、イーサリアムとの互換性を持っています。
ただ、イーサリアムと異なるのは、スケーラビリティ問題(取引混雑時の手数料の高騰、取引の遅延)が発生しないことだけ。
イーサリアムではトランザクション(取引)手数料は場合によっては3000円を超えることもありますが、一方のThunderCoreでは0.1円未満。
しかも送金スピードは非常に早く、1秒~2秒で着金します。
公式サイトによると、ThunderCoreは「1200トランザクション/秒」の速度を誇ります。
イーサリアムは「15トランザクション/秒」の処理能力なので、その差は歴然ですね。
ThunderCoreの将来性は?
それでは、ThunderCoreの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
イーサリアムとの高い「互換性」が武器
ThunderCoreは、ほとんど完璧なイーサリアムとの互換性を持っています。
つまり、イーサリアム上で構築されているDApps(アプリ)をThunderCoreに持ってきても、そのまま何の変更も加えずに動かすことができます。
変更を加える必要がある場合でも、ライバルの仮想通貨プロジェクトよりもはるかに少ない変更点で済むようですね。
このため、プロジェクトは、プログラマーへの人件費をかけることなくThunderCoreを採用し、取引手数料を削減することができます。
2021年2月現在、イーサリアムは史上最高値を更新し続けています。
人気が高まる一方で、トランザクション手数料は法外なほど高騰しているので、これを解決するThunderCoreのようなプロジェクトの需要は高まり続けているといえるでしょう。
ThunderCoreは経営陣、開発陣が有能
ThunderCoreに対して、「スケーラビリティ問題を解決するって、ありきたりなコンセプトだな」と感じる方もいるかもしれません。
たしかにその印象は拭えませんが、ThunderCoreの特徴は、シンプルなことをより高い技術力で行うことに注力していること。
たとえば、ThunderCoreの開発陣には、受賞歴のある科学者、エンジニアなどが在籍しています。
Thunderのプロトコル自体は、コーネル大学の教授であるRafael Pass氏とElaine Shi氏が開発。
後者の、Elaine Shi氏はビットコインやスマートコントラクトに関する論文発表で知られています。
またThunderCoreを立ち上げ、CEOに就任しているChris Wang氏は、Playdomeという有名なソーシャルゲーム会社(現在、ディズニーに買収された)の共同創業者です。
ThunderCoreのようなプロダクトでは、いうまでもなく信頼性が重要。
そうしたことから、経営陣や開発陣のネームバリューがThunderCoreの採用増加に一役買うのではないかと期待されます。
事実、ThunderCoreは、以下のような豊富なパートナーや、投資家を獲得しています。
ThunderCoreの強みは、運営陣の優秀さが仮想通貨業界で広く認められていることです。
ThunderCoreの買い方
ThunderCoreは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のHotbitで買うことができます。