「Utrust(ユートラスト/UTK)ってどんな仮想通貨なんだろう?」
「有力な仮想通貨決済サービスらしいけど、将来性はどうなの?」
と、疑問を感じていませんか?
そんな方に向けて今回は、Utrustの以下のポイントについて解説します。
さっそく、詳しくみていきましょう。
Utrust(ユートラスト)とは
Utrustとは、ビットコインなどを使って買い物ができる「仮想通貨決済サービス」のプロジェクト。
高速かつ安い手数料で決済できる、「仮想通貨業界のPayPal」を目指しています。
Utrustを使うと、ショッピングユーザーは仮想通貨で支払い、店舗側は法定通貨(30種類に対応)で受け取ることができます。
これにより、仮想通貨決済のデメリットである店舗側の価格変動リスクがゼロになります。
なお、Utrustはスイスの法律の下で、VQF(金融サービス基準協会)の規制に準拠して営業されています。
決済手数料は1%で、クレジットカードより安い!
店舗側がキャッシュレス決済を導入する際、依然として普及しているのがクレジットカード決済。
しかし、Utrustは、「クレジットカード決済」と「仮想通貨決済」のいいとこ取りをしています。
一般的に仮想通貨決済には、クレジットカード会社のような仲介業者がいません。
そのため、トラブルが生じた場合には自主的に解決する必要があります。
しかし、Utrustは消費者保護システムにより、買い物が完全に完了するまでは、仮想通貨をUtrustがエスクロー(一時的に保管)してくれています。
そのため、店舗側とのトラブルがあった場合には、Utrustが返金してくれるんですね。
また、Utrustが間に入ってトラブルを処理してくれるサービスがあるのも特徴。
仮想通貨決済でありながら、安心感が非常に高いのです。
しかも、
- 買い手は仮想通貨(たとえばUtrust)で支払う
- 店舗側は法定通貨(たとえばドル)で受け取る
と、「仮想通貨→法定通貨」に換金してくれるにもかかわらず、手数料はクレジットカード決済(一般的には5%程度を店舗が負担)よりも安い1%。
決済にビットコインやイーサリアムも使えますが、独自トークンのUtrust(UTK)を利用した場合には、手数料は無料になります。
Utrustの将来性は?
それでは、Utrustの将来性についてどう考えればいいでしょうか?
導入店舗が増加するほど、Utrustは上昇しやすい
Utrustの最大の特徴は、独自トークンのUTKで支払いができるということです。
もちろん、ビットコインやイーサリアムなどの数多くの仮想通貨で支払うこともできますが、一定数のユーザーは、決済手数料が無料のUtrustを使うはず。
すると、Utrustに買い圧力が生じ、価格上昇が期待できるでしょう。
また、Utrustはステーキングが可能。
つまり、買い物をして余った仮想通貨UTKをUtrustに預けておくと、利息収入を継続的に得られます。
独自トークンを保有しようというインセンティブが生まれるようになっているので、すぐに売り圧力が生じる可能性が少ない設計になっています。
たしかに、「仮想通貨決済サービス」はレッドオーシャンになりつつあり、この分野をターゲットとする仮想通貨プロジェクトは増え続けています。
しかし、
- 独自トークンで支払うと手数料無料(その他のコインでも1%)
- 独自トークンはステーキングできる
- トラブル時に仲介に入ってくれる
という差別化ポイントがあるため、ライバルの仮想通貨に対する競争力は十分でしょう。
Utrustの導入事例
Utrustは、すでに世界中の多くのネット通販サイトなどで導入されています。
2019年6月、世界に1400万人以上のファンを持つポルトガルのサッカーチーム「SL Benfica」と提携。
サポーターは仮想通貨で「チケット」「記念品(グッズ)」などを購入できるようになりました。
これで「SL Benfica」は、主要なヨーロッパのサッカークラブで初めて仮想通貨決済を導入したことになります。
2019年7月、世界有数の電化製品小売企業である「Phone House Portugal」と提携したことが判明。
これによりPhone Houseは、同年8月14日からUtrustを使った仮想通貨決済を導入しています。
2019年11月上旬には、イギリスの旅行会社「Alternative Airlines」がUtrustと提携。
ビットコイン、イーサリアム、ダッシュなどで決済が可能になりました。
Utrustの買い方
Utrustは国内取引所では扱われていません。
海外取引所のバイナンスで買うことができます。