麻生太郎財務大臣、仮想通貨は「育成が望ましい」と発言!【2019年3月1日】

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

本日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは43万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし

時価総額トップ10では、バイナンスコイン(BNB)が約10%上昇しています。

TOP100通貨|急上昇ランキング!

ここ24時間でABBC Coin (ABBC)が約29%上昇!

ABBCコイン50万枚のプレゼントキャンペーンが行われており、注目度の高まりから昨日に続き二連騰となりました。

さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。

①麻生太郎財務大臣、仮想通貨「育成が望ましい」と発言!

NHKの中継も入る「予算委員会」で、麻生太郎氏(財務大臣)と雨宮正佳氏(日銀副総裁)が、仮想通貨およびブロックチェーンについて言及しました。

中谷一馬議員が「10〜20年後にはデジタル通貨が主流になっている可能性もある。時代に対応した、研究・対応を進めていく必要がある。これに対して所感を伺いたい。」と質問すると、麻生財務大臣は、

「技術や可能性はあると感じているので、ただ禁止するというよりは注意深く育成していく方が望ましいというのは、私の基本的な考え方だ」

と回答しました。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

重要なポストに就く麻生大臣が、仮想通貨を「育成していく方が望ましい」と考えていることは、注目に値しますね

ただし、日銀副総裁の雨宮正佳氏は冷静な一面を見せています。

中谷一馬議員が「デジタル決済が10年後には、日本でも主流になっている可能性も考えられる。デジタル通貨の発行について、日銀の雨宮副総裁の見解を伺いたい」と質問すると、雨宮副総裁は

「現段階では、日銀として、デジタル通貨の発行計画は持っていない。」

とキッパリ否定。

これらのことから総合的に考えると、国は「仮想通貨の育成を前向きに考えてはいるが、まだ行動に移す段階ではない」と判断している感じですね。

ただ、少しずつではありますが、国は仮想通貨に前向きになりつつあります。

そのため、数年後にはかなり「仮想通貨フレンドリー」になっているかもしれませんが、現在の雰囲気としては「まだまだ」であることが分かる発言でした。

②コインベース、リップル(XRP)の取引を「一般投資家」向けに解放

米国最大の仮想通貨取引所コインベース(Coinbase)は、一般投資家向けのプラットフォームでリップル(XRP)を取引可能にすると発表しました。

コインベースは2月26日にXRPの上場を発表していますが、その際はプロ向けのプラットフォーム「コインベースプロ」への上場のみが報じられました。

機関投資家・個人投資家の双方へ取引が解放されることは、仮想通貨投資家、特にリップルホルダーにとって注目のニュースです。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

これでコインベースは、XRPに「完全対応」したことになりますね!

とはいえ、、、価格への影響度はいまいち

「コインベースプロ」への上場が発表された際には、XRPは約10%も跳ね上がりました

しかし今日(1日)に発表された一般向けへの上場では、完全な横ばい推移です。

まあ、コインベースプロに上場した時点で、一般向けへの上場も予測できるので、「好材料織り込み済み」なのでしょう。

好材料が報じられた時には、「すでに織り込み済みではないか?」の判断も重要ですね。

ちなみに、XRPがコインベースに上場できたのは、リップル社がコインベースに「上場料」を支払ったのではないか、なんてウワサもあるようですが、リップル社は正式に否定しています。

③独自通貨「フェイスブック・コイン」が取引所上場に向け調整中!?

ニューヨーク・タイムズは28日、SNS大手フェイスブックが独自仮想通貨を上場させるため、仮想通貨取引所に交渉していると報じました。

公式発表ではなく、関係者4人からのリーク情報です。

まだ多くのことは分かっていませんが、フェイスブックの独自コイン(通称「フェイスブック・コイン」)は、価格変動のないステーブルコイン(安定通貨)の形を取るのではないか、とされています。

ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

いよいよフェイスブックも仮想通貨を発行するようですね!

ステーブルコインの形を取るとされているので、ビットコインやイーサリアムといった価格変動の大きな仮想通貨とは異なり、米ドルと1:1で連動することになるでしょう。

仮想通貨というよりも、「電子マネー」に近いものだとも言えます

ただし、一般的な企業が発行する電子マネーやポイントとはかなり違う形になる可能性があります。

仮想通貨取引所に上場させるため交渉している」というところが「怪しい」ですよね!

通常の電子マネーなら、あり得ないことです。

何か面白いことが起こりそうなので、詳細な情報を待ちましょう!

④8900円で販売!マイニングできる「仮想通貨スマホ」

「仮想通貨マイニング(採掘)」に対応するスマートフォン「M1」が、イギリスのデジタル決済企業エレクトロニウムから発表されました。

採掘できるのは同社の仮想通貨エレクトロニウム(ETN)で、マイニング相当分をショッピングや通話料金、データ通信などのサービスの支払いに充てることもできます。

端末は80ドル(約8900円)という安価な価格設定となっています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

ここ最近、仮想通貨系スマートフォンが続々登場しています。

ブロックチェーンスマホ「FINNEY」や、仮想通貨ウォレットを搭載する「ギャラクシーS10」、そして上記の「M1」。

これは仮想通貨業界にとって、非常によい傾向といえるでしょう。

仮想通貨を普及させるためには、誰もが利用するスマートフォンとセットで環境を用意することが、もっとも手っ取り早いと言えるからです。

今後も仮想通貨スマホは続々登場してくると考えられます。

僕たちが使うような一般的なスマートフォンにその機能が降りてくるのも時間の問題かもしれませんね!

本日のまとめ

  1. 麻生太郎財務大臣、仮想通貨「育成が望ましい」と発言!
  2. コインベース、リップル(XRP)の取引を「一般投資家」向けに解放
  3. 独自通貨「フェイスブック・コイン」が取引所上場に向け調整中!?
  4. 8900円で販売!マイニングできる「仮想通貨スマホ」

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!