こんにちは、阿部です。
株式市場にまとめて投資したい場合、投資信託(ファンド)が利用される場面は多いですよね。
しかし、仮想通貨市場では、そのようなファンドは多くありません。
そういった中、今後の成長が期待される「B Cryptos」というファンドが誕生しました。
B Cryptosは、取引所「QUOINE」がサポートを行う、日本のICOファンドです。
どういったモノなのか、詳しくみていきましょう。
B Cryptosとは?
B Cryptosは、ベンチャーキャピタル「B Dash Ventures」が作ったICOファンドです。
ベンチャーキャピタルとは、比較的ハイリスクな分野への投資を積極的に行い、高いリターンを目指す投資会社です。
成長性が高い分野への投資を行うファンドを運用し、投資家から集めた資本を、伸びしろのある会社や分野に投下します。
B Cryptosは、ベンチャーキャピタルがICO分野の将来性の高さに目をつけ、誕生したファンドといえます。
ICOファンドとしては日本初
B Cryptosの特色は、「同様のファンドがこれまで国内には存在しなかった」ということです。
昨今、ICO分野への投資額はますます増えていますので、ICOファンドの存在は自然だと思うのですが、これまでローンチされていませんでした。
※参考:
ICOは、2018年1~3月で63億ドルに。
これは2017年の1年間(54億ドル)をすでに超えています。
昨今ICOの規制が強くなっています。
今後の成り行きにも不安要素はありますが今後も仮想通貨市場・ICO市場の拡大は続いていくことになるでしょう。
規制がかかるペースよりもICOの普及速度がはるかに早いのが近年の市場の現状となっています。
日本でもB Cryptosのようなファンドが誕生し、B Cryptos経由でICO市場に資金が投じられることで、盛り上がりが加速していくはずです。
B Cryptosの「ICOに資金を投じる」という性質上、信頼性が確保されているのか、どの程度しっかりとしたファンドなのか、という部分にも関心が集まると考えられます。
ですから、現在明らかになっているB Cryptosの体制を見てましょう。
ファンド規模は100億円レベル
B Cryptosは、100億円規模を運用するファンドとして設立されました。
これだけの規模のICOファンドは、国内のみならず、海外にも大きな存在感を与えます。
しかも、国内の有名取引所であるQUOINEのサポートも、信頼感を高めている要因になっていますね。
ICO関連のファンドとなると、通常のベンチャーキャピタル以上に信頼性の確保が必要になってきますので、こうした体制は高い好感度が期待できるでしょう。
B Cryptosは韓国「ICON」とも提携
B Cryptosについての最新ニュースは、韓国のブロックチェーンプラットフォーム「ICON」との提携です。
ICONといえば、ICONプラットフォーム上で利用される仮想通貨「ICX」が有名ですよね。
今後、B CryptosとICONは協力しながら事業を進めていくとみられます。
ICOINはまさに現役で仮想通貨市場を生き抜くプラットフォーム。
提携することでB Cryptosが得られる恩恵も大きいでしょう。
今回は、これから注目されるICOファンドB Cryptosについてご紹介しました。
投資家として、投資ファンドを知っておき、さらに広い視野で分析していきたいところですね!