こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→横ばい
本日、ビットコインは43万円で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。
時価総額トップ10では、バイナンスコイン(BNB)が約7%上昇しています。
時価総額トップ100|急上昇ランキング!
ここ24時間でAurora (AOA)が約29%上昇!
新しいバージョンのAOAアプリの開発が進められており、高い評価を受けています。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①バイナンスとアルゼンチン政府が提携!BNBは8%上昇へ
【公式発表】アルゼンチン政府、年間10社のブロックチェーン事業に出資へ|仮想通貨取引所Binanceとの連携で実現https://t.co/rxH8OCFNNh
アルゼンチンの労働省は、バイナンス・ラボと連携して今後4年間にわたって、毎年10のブロックチェーンプロジェクトに出資していく方針を表明した。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年3月6日
アルゼンチンの労働省が、世界最大の仮想通貨取引所バイナンス(Binance)と提携したことが分かりました。
これによりアルゼンチン政府は、バイナンスが出資する10のブロックチェーンプロジェクトに対し、バイナンスの出資額と同額(最大50000ドル、日本円換算560万円)を出資する方針です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②リップルに相次ぐ好材料!HuobiがXRPのOTC取引開始、など
【今朝までの注目ニュース⚡】
◆ 取引所Huobi XRPのOTC取引を開始#仮想通貨 $BTC pic.twitter.com/8Gnb1ZZT2c
— SIGNAL (@SIGNAL_factbase) 2019年3月7日
ここ数日で、仮想通貨リップル(XRP)に関連するいくつもの好材料が報じられました。
- 世界最大級の取引所「Huobi」がXRPのOTC取引を開始
- SBIの北尾社長が「リップル社の役員に就く可能性」が示唆された
- 仮想通貨を組み入れ資産としたファンドがSBIから販売へ
- XRPを使った送金をSBIの自社サービス「SBIレミット」に採用へ
いずれも、XRPの値上がりへの寄与が期待されます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
上記でもっとも重要なニュースは、「Huobi」によるXRPのOTC取引開始でしょう。
OTC取引とは取引所取引と異なり、売り手と買い手が1:1で取引する方式です。
これにより、超大口投資家や機関投資家の資金がXRPに流入するので、最終的な値上がりに繋がりやすくなります。
またここ1年ほどの仮想通貨市場は、「SBIホールディングス」の存在感が大きくなってきましたね。
そんなSBIは、多くの仮想通貨の中でも特にXRPにゾッコンです。
仮想通貨市場が下落している中、元々「仮想通貨企業」ではないSBIが辛抱強くリップルを援護射撃していることは、地味ではあるものの確かな好材料と言えるでしょう。
③仮想通貨購入者の4割の「塩漬け」が判明!
仮想通貨購入者の4割が「塩漬け」 決済・送金分野への期待も=博報堂が2万人に調査https://t.co/zPg8bJTWPB
— コインテレグラフ🌸 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年3月6日
広告代理店の博報堂は、全国2万人を対象とした「仮想通貨に関する生活者調査」を実施。その結果を発表しました。
注目点としては、
- 仮想通貨の認知度は88.5%
- 仮想通貨購入経験者は調査対象の5%(1004人)
- 仮想通貨購入者のうち39.4%は、過去半年間に取引を行っていない
などのデータが挙げられます。
調査母数が多いため、比較的信頼できるデータと言えそうです。
阿部悠人の考察(重要度★★)
上記の注目点は、「仮想通貨購入者のうち39.4%は、過去半年間に取引を行っていない」という項目。
これは、仮想通貨市場が下落している昨今、多くの人が含み損に耐え、「塩漬け」状態にあることを意味しています。
では、なぜ多くの人は売らずに「塩漬け」にしているのか? 調査結果によると、
- 「価格が安くて売りたくなかった」
- 「価格変動が激しかったから」
- 「取引をするベストなタイミングではないと思ったから」
といった理由が上位を占めています。
僕の感覚としては、「価格が安くて売りたくなかった」という人がダントツで多そうです。
こうした市場では、ある程度価格が上昇しても「塩漬け組」が売りをぶつけてきます。
僕は2019年前半まで、BTC価格で60~70万円を上限としたレンジ相場を形成する、つまり今すぐバブル的上昇はないと考えていますが、その理由の1つは上記の「塩漬け組」の存在が挙げられます。
④2019年、ブロックチェーンへの支出額が前年比約2倍へ
世界のブロックチェーン支出 2019年に3200億円超へhttps://t.co/9Zh58L15xK
— コインテレグラフ🌸 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年3月7日
ブロックチェーン業界への「世界の総支出額」が2019年に急増する見通しであると、米市場調査会社IDCが発表しました。
その額は約29億ドル(3230億円)で、2018年比で88.7%と2倍近い増加となります。
IDCのステイシー・スーフー氏は、
「2019年はブロックチェーン導入の主流の年になるだろう」
と述べています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨とブロックチェーンは密接に結びつく技術です。
世界に存在する「ブロックチェーン」の多くは仮想通貨に属しているので、ブロックチェーン業界への支出増加は、仮想通貨業界のパイの拡大にも繋がりますね!
蛇足ではありますが、「仮想通貨」という言葉が出てこないのに、結果として仮想通貨市場への好材料となるニュースもまれにあります。
- キャッシュレス
- ブロックチェーン
- フィンテック
といった、関係の深い分野の基礎用語を理解しておくと、他の投資家よりも好材料に早く気付けるので、覚えておくと便利です。
本日のまとめ
- バイナンスとアルゼンチン政府が提携!BNBは8%上昇へ
- リップルに相次ぐ好材料!HuobiがXRPのOTC取引開始、など
- 仮想通貨購入者の4割の「塩漬け」が判明!
- 2019年、ブロックチェーンへの支出額が前年比約2倍へ
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
アルゼンチン政府という「国家」が、バイナンスという1つの「仮想通貨取引所」と提携し、ブロックチェーン企業に出資を行う・・・これは間違いなく歴史的なニュースです!
金額は5万ドル、バイナンスと合計しても10万ドル(約1120万円)と、国家が関与するにしては大きな数字とは言えません。
しかし、こうした試みそのものに前例がない上、今後の拡大の可能性も考えると大きな意義があります。
上記のニュースを皮切りに、今後仮想通貨やブロックチェーンに出資する国家が現れる可能性もあり、その場合、業界全体が全く違った空気になってきます。
なお、このニュースを受けてバイナンスコイン(BNB)は24時間で約8%上昇しました。