【仮想通貨】信頼性の高い取引所の選び方【マウントゴックス事件に学ぶ】

仮想通貨の始め方

こんにちは、阿部です。

ビットコインの売買を開始するためには取引所に登録する必要があります。

すでに利用している取引所がある方もいれば、どのビットコイン取引所に登録すべきか悩んでいる方もいるでしょう。

ビットコイン取引所を選ぶ基準はそれぞれですがここでは「信頼性」をキーワードに登録すべき取引所を考察したいと思います。

ビットコイン取引所の売買手数料は重要だが

ビットコイン取引所を利用する方の多くは、投資家です。

ビットコインの取引で生計を立てたり利益を追求している方はコストに敏感です。

そんな方たちがビットコイン取引所に登録する際に重視する項目の1つに売買手数料があります。

少しでもコストを節約し利益を極大化するためには、ほんの小さな売買手数料の差が影響します。

売買手数料は登録する取引所を選ぶ際重要な基準としている方が多いでしょう。

実際、マイナス手数料を導入してきた取引所「Zaif」は顧客増加に成功しています。

2017年1月、Zaifの月間出来高は239.85億円に過ぎなかったのに対し2017年2月に531.98億円、2017年3月には678.43億円と大幅に出来高を伸ばしました。

ビットコイン全体の月間出来高も伸びていますが、それ以上の伸びですね。

しかし、ビットコイン取引所を選定する上で吟味すべき要素は他にもあるはずです。

売買手数料ではない要素に、取引所ごとの差がないかを考えてみましょう。

マウントゴックス事件の教訓

皮肉なことに、マウントゴックスの不祥事によってビットコインは世間に知れ渡り、知名度を上げることとなりました。

メディアで一斉に報じられ、報道を目にした方も多いのではないでしょうか?

マウントゴックスは2010年に設立されたビットコイン取引所で一時期は、世界最大級の出来高を誇るほどでした。

しかし、2014年2月24日突如としてビットコインの取引が停止しマウントゴックスのサイトが削除。

さらに驚くべきことに投資家がマウントゴックスの取引所に預けていた74万4408BTC(日本円にして114億円相当)が消失し預かり金も最大28億円程度が消えてなくなりました。

その多くは、現在も所有者に返金されていません。

信頼性を基準にビットコイン取引所を選ぶ

マウントゴックス事件以来、各ビットコイン取引所はセキュリティの向上に努めるようになりました。

とはいえどのビットコイン取引所に登録しても同じセキュリティ、同じ信頼性が確保されているわけではありません。

マウントゴックス事件に学ぶとすれば信頼性を基準にビットコイン取引所を選定するというのも有力な選択肢の1つです。

信頼性の高いビットコイン取引所の条件

売買手数料などのコストパフォーマンスを重視するか、取引所の信頼性やセキュリティを重視するか、難しい問題ですが、後者を重視する場合、どのような要因に注目すべきでしょうか?

1つ目の注目点は、資本力です

資本金が十分にあることは大手であることを表しているので信頼性が高いと評価することができます。

とはいえ、あくまで社会通念上の話なので必ずしも大手であれば信頼性が高いかと問われると疑問が残ります。

取引所の内部の事情を知り得ない投資家たちが安全なビットコイン取引所を選定する正確な基準は存在しないのが現状です。

2つ目の注目点は、出資者の顔ぶれです。

ビットコイン取引所は自己資本だけで運営されているわけではありません。

大手企業が出資しているビットコイン取引所であればその体質も大手企業に準じていることが期待されます。

ところがこちらも大手企業の出資のビットコイン取引所であれば必ずしも信頼性が高いと言い切ることはできません。あくまで目安として考えるべきです。

数字で表せる手数料などとは異なり信頼性を判断する方法はこの程度しか存在しません。

とはいえ何も考えずに取引所を選定するよりははるかにいいでしょう。

信頼性で選定するなら「bitFlyer」が候補

上述したように、「資本力」と「出資企業」という2つのファクターが、信頼性とセキュリティを備えたビットコイン取引所を選定する目安になります。

このように考えると該当するビットコイン取引所として真っ先に思い当たるのがbitFlyerです。

ビットコイン取引所の現状として出資している企業が不明であったり資本金も数百万程度の取引所も存在します。

その中でbitFlyerは、資本金41億238万円。

出資企業にはリクルート、GMO、三菱UFJキャピタル、電通デジタル・ホールディングス、SBIインベストメントなど、そうそうたる顔ぶれが並びます。

日本円に対応しているビットコイン取引所の中では資本金と出資者の顔ぶれは断トツです。

潤沢な資金力により取引所のセキュリティも強化しているので信頼性を考慮するとbitFlyerへの登録が第一候補となるでしょう。

どの取引所に登録するかは考え方次第

ここまで、信頼性やセキュリティを基準にビットコイン取引所を考察しました。

マウントゴックス事件以来ビットコイン取引所の信頼性に不安を感じている方も多いでしょう。

上記を参考にしてみてはいかがでしょうか?

もちろん、bitFlyer以外のビットコイン取引所でセキュリティに問題あると決まったわけではありませんし、どのようなファクターを重視してビットコイン取引所を選定するかはそれぞれです。

ぜひ参考にしてみてください!