こんにちは、阿部です。
2018年を迎え、仮想通貨の歴史はビットコイン誕生から10年になろうとしています。
今日まで、その価格をトータルで何万倍、何億倍にもしてきた仮想通貨。
しかしここ最近の下落相場で「仮想通貨はやっぱりバブルだったのではないのか?」と言われるようになってしまいました。
このまま仮想通貨は終わってしまうのでしょうか。
個人的な見解としては、まったくそのようなことはなく、むしろまだまだこれから伸びていく分野だと感じています。
重要なことは「バブル=値上がり余地がない」ではないということ。
仮想通貨の値動きが「ドットコムバブル」に似ているという点も踏まえながら
この問題を考えてみましょう!
バブルには2種類ある?
皆さんは、「バブル」と聞いてどのような印象をお持ちになるでしょうか。
「稼ぐ絶好のチャンス」という意見もあれば、「相場の終わり」というイメージもあるかと思います。
僕の個人的な考え方として、バブルと呼ばれるものには2パターンを当てはめています。
- 価値のないものが価格上昇するバブル
- 価値があるものが価格上昇するバブル
たとえば、1600年代に発生した「チューリップバブル」。
チューリップの球根価格が年収の10倍以上となった驚きのバブルです。
いまから振り返ってみると、チューリップバブルは前者の「価値のないものが価格上昇するバブル」といえます。
また別のバブルの例として「ドットコムバブル」もありました。
1990~2000年にかけて発生したインターネットバブルです。
チューリップと比較してインターネットは、いわば「役立つ」存在。
生産性を高め経済を発展させるツールとして、また僕たちの生活になくてはならないものです。
そのためドットコムバブルは後者の「価値があるものが価格上昇するバブル」といえるでしょう。
2パターンのバブルでは、どちらにおいても投資で利益を狙うことができます。
しかし、より確実性を高めた投資を行うには、後者の「価値があるものが価格上昇するバブル」を狙うべきでしょう。
仮想通貨は「ドットコムバブル」に似ている?
また、仮想通貨とドットコムバブルの2つにも共通点があります。
どちらも「価値があるものが価格上昇するバブル」である点です。
双方はその「値動き(チャート)」も偶然と思えぬほど似ています。
世界的金融機関であるモルガン・スタンレーも、仮想通貨とドットコムバブルの値動きが似ていると指摘します。
ビットコインはこれまで4度の暴落を経験していて、平均で40~50%の落ち幅です。
一方、ドットコムバブルが発生した2000年のナスダック相場はビットコインと同水準の平均44%の落ち幅でした。
仮想通貨もインターネットも、未来のテクノロジーを支える欠かせない存在です。
モルガン・スタンレーのSheena Shah氏は、これからも仮想通貨取引は増加していくだろうと考えています。
仮想通貨市場はまだまだこれから!
仮想通貨がバブルなのかという議論はつきません。
そもそも、誰にも断言できることではないでしょう。
しかし、ほぼ確実と言えることもあります。
それは仮想通貨が未来のテクノロジーを支える欠かせない技術だということです。
それだけで、投資案件として面白いと思います。
事実、さまざまな企業が仮想通貨を利用したビジネスを展開しており、もう後戻りはできないでしょう。
もしバブルで一時的に値下がりしても、将来性のあるコインは値を上げてくるはずです。
イーサリアムの創業者であるJoseph Lubin氏は、取材に対して、
「これまで、同じような”市場調整”を何度も目の当たりにしてきた。最近の暴落を”バブル崩壊”と決め付けるには、先見の明が不足しているように感じる」
と述べたようですが、そのとおりですね。
仮想通貨市場のさらなる上昇を逃さないよう、日々相場と向き合っていきましょう!