こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→上昇!
今日のビットコイン相場は、10月2日から3日にかけての下落を一気に取り戻す、強い反発を見せました。
この反発で再度長期のサポートラインにタッチした形です。
時価総額トップ10通貨では、リップルが反発し、3%ほど上昇しています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でNoah Coin (NOAH)が約16%の高騰。
10月13日に何らかの重要発表がなされるとされており、期待感から昨日に引き続き、連日高騰となりました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①Bitfinexがメンテ実施!再びBTC乱高下くるか?
ビットコイン暴騰・暴落のマネーゲーム化に注意:Bitfinexでメンテナンス告知https://t.co/M6uxxCMn1P
海外大手取引所Bitfinexにて、日本時間10/4 15:00〜10/5 3:00の間で2時間メンテが告知された。8月のBitMEXメンテ時には110億円相当のテザーが事前送金され、分速30,000円級の急騰を見せている。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月3日
今年8月22日、世界最大級のBTC取引量を誇るBitMEXがメンテナンスを実施しました。
それに伴い、「取引量の減少」からBTCの値動きが生じやすくなったり、BitMEXでロスカットが動かせなくなったタイミングを狙ったりし、投機筋による「マネーゲーム」が繰り広げられました。
そして、10月4日午後3時から、明日5日午前3時の間の2時間にて、Bitfinexがメンテナンスを実施。
前例があるため、BTCの乱高下に注意が必要です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②仮想通貨市場は「価格操縦ボット」の使用が横行している?
仮想通貨の価格操作の背景にボットと言われる自動トレーディングプログラムがあると2日付のウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
詳しくはこちら↓https://t.co/zx8SaN2mLN pic.twitter.com/hCeoEmkKj0
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年10月3日
仮想通貨市場におけるグレーな行為のひとつ「価格操縦」。
ビットコインETFがなかなか承認されない理由の1つでもあり、問題は深刻になっています。
ウォールストリートジャーナルによると、こうした価格操縦の要因の1つに「ボット」(bot)があるといいます。
ボットそのものは違法ではありませんが、株式市場のように規制されたマーケットではない仮想通貨市場では、違法となる「価格操縦ボット」が横行していると伝えられています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨市場は歴史が浅く、規制もゆるいため、株式市場では禁止されているグレーな行為が横行していますね。
仮想通貨が業界内外に広く受け入れられ普及していくためには、株式市場並みにクリーンになっていく必要があるでしょう。
業界全体の規制は遅れているので、まずは取引所による自主規制がカギになってきます。
そうしたことが整い、公的な規制も整備されると、機関投資家の資金流入も加速していきますよ!
③ネム財団がOATH Protocolと戦略的パートナーシップを締結
『ネム(XEM) ×OATH Protocol』ネム財団が戦略的パートナーシップ締結https://t.co/wxH6rWDCyR
ネム財団がOATH Protocolとのパートナーシップを発表した。大幅下落していたXEM価格は、8円台を記録した9月12日を境にじわじわと回復。直近では関連のニュースが続々と報じられ再注目されている。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月3日
中長期的に下落トレンドだったネム(NEM)に回復の兆しが見え始めています。
ネム財団は、OATH Protocolとのパートナーシップを発表しました。
OATH Protocolとは:
DApps(分散型アプリケーション)のユーザーの権利と資産を保護するためのプロジェクト。
いったい、ネムにどんなメリットがあるのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★)
ネム財団とOATH Protocolとの提携は、両者にメリットがあります。
その中で、ネム側のメリットとしては、
- ネムのブロックチェーンのセキュリティを大きく向上させる
- ネムの「投票機能」の手続きを公正かつ透明にする
- ネムを利用する上で生じるユーザーの問題を解決する
などが挙げられますね。
ただこの提携を、市場がどれくらい好意的に受け止めるかについては、もう少し様子を見る必要があると考えています。
④米規制当局CFTCの委員長「仮想通貨は将来性がある」
米商品先物取引委員会(CFTC)のクリストファー・ジャンカルロ委員長が法定通貨の3分の2に価値がないとの見解を表明。期待される仮想通貨の将来性とは?#仮想通貨https://t.co/Q8nRVzAdkp
— コインチョイス編集部 (@coin_choice) 2018年10月4日
アメリカの規制当局で良く話題になるのは、証券取引委員会(SEC)ですよね。
ですが、もう1ヶ所忘れてはならない規制当局があります。
それはアメリカにおいて先物取引の許可権を持つ、「商品先物取引委員会」(CFTC)です。
CFTCの委員長であるクリストファー・ジャンカルロは、有名ニュース番組CNBCで、仮想通貨に対する見解を以下のように述べました。
「仮想通貨はすでに普及しており、将来性があると思う」
「世界にはそれぞれ自国の紙幣を持つ国が140カ国ある。しかし、恐らくその3分の2は、ポリマーもしくはペーパーに刻印された額面の価値のないハードカレンシーに依存している」
阿部悠人の考察(重要度★★)
まるで仮想通貨の強気筋の発言のようですが、これが規制当局の委員長の発言なのだから驚きですよね。
特に、後者の「法定通貨の3分の2は額面の価値がない」という旨の発言に注目。
まず、自国通貨の不安定な国から仮想通貨の価値が認められ、普及していくというのは、仮想通貨業界だけの論理ではなく、世界の共通認識となってきています。
今後、仮想通貨は普及していくこと間違いなしですね!
明日のビットコイン予想
明日のビットコイン相場は横ばいの予想です。
現在レンジ相場の中で推移しており、この流れがしばらく続きそうな相場環境です。
しばらくは、上は76万5千円、72万7千円の間で推移するでしょう。
本日のまとめ
- ①Bitfinexがメンテ実施!再びBTC乱高下くるか?
- ②仮想通貨市場は「価格操縦ボット」の使用が横行している?
- ③ネム財団がOATH Protocolと戦略的パートナーシップを締結
- ④米規制当局CFTCの委員長「仮想通貨は将来性がある」
- ⑤明日はビットコイン横ばい!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
前回のBitMEXメンテ時には、21日に70万円の水準だったBTCが、翌22日には約75万円まで高騰しましたね。
この高騰の大きな要因には、BitMEXのメンテで動かせなくなったショート筋(カラ売り)のストップロス注文にどんどん約定させ価格をつり上げる、という買い手の強引な戦略がありました。
今回も同じような乱高下に注意が必要ですが、2度目なので、Bitfinexのショート筋もポジションを解消するなど警戒していることでしょう。
また前回はビットコインETFの非承認なども乱高下に拍車をかけていますね。
そのため今回は、前回ほどの乱高下にはならないと考えていますが……。
念のため、監視は必要です!