こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
本日の相場は?→大幅下落!
本日、ビットコインは42万円台で推移しており、ここ24時間で約7%下落。
時価総額トップ10通貨でも、多くの通貨が連動して値下がりしています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でBitcoin SV (BSV)が約31%上昇。
ビットコインスタッシュ(SV)が、ABC側に「ビットコインキャッシュ」の名を譲り、分裂騒動が終了したことが材料として評価されました。
ただし、SVは新たな火種をかかえています(後述)。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①ビットコイン再び下落で3430ドル(約39万円)の安値接近!!まだ下がる?
本日未明
Tether -> Bitfinex
5000万USDT最近5000万USDTの送金が三連続。 pic.twitter.com/VdpLJRAlsF
— mineCC (@ETHxCC) 2018年11月26日
上昇トレンドに転じたかのような動きを見せていたビットコインが、再び下落しています。
今月25日の午後7時頃、ビットコインは3430ドル(約38万9千円)の年初来安値を記録しましたが、その後強烈な買い注文が入り26日の午前6時30分頃、4210ドル(約47万8千円)まで上昇。
多くの投資家が「3430ドルが大底か?」とロング(買い)目線となりました。
しかし27日午前1時30分頃、再び3492ドルの安値を付け、年初最安値も目前となっています。
25日の底値が破られ、一段安となる可能性はあるのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ビットコインキャッシュ分裂騒動は「ABC」勝利!しかし・・・
ハッシュウォー全然終わってないやん。終わった説は何故そう思ったんだ…… https://t.co/uZ4VVOnW8w
— ヨーロピアン (@sen_axis) 2018年11月26日
方向性の違いによりBCHが2つ通貨(ABCとSV)に分裂した「ビットコインキャッシュ分裂騒動」。
「真のビットコインキャッシュ」の名を継ぐのはどちらか、マイニングコンピュータの計算能力を競う「ハッシュ戦争」が激化していましたが、先日、SV側が「ビットコインキャッシュ」の名を放棄。
事実上はABCが勝利する形で幕を下ろしました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
これで仮想通貨界隈にも平和が戻ってくる・・・と思いきや、なんとSV側のカルバン・アイヤー氏が次は、「SVこそ本物の“ビットコイン”だ」と主張し始めました!
ビットコインキャッシュになれないのなら、次はビットコインになろうというわけですね・・・なんともSVは強硬派ぞろい。
ABCに敗北したのではなく、「敵はBTCなので、ABCやBCHには興味が無い」という方向性を主張したい様子。
そうではなく、SVには、ビットコインキャッシュやビットコインにこだわらない1つの通貨としての機能を発展させてほしいところです。
「俺たちがBCHだ!」と言ったり「BTCだ!」といったり、印象操作に過ぎないので。。。
このままでは、いつかトラブルメーカーとして投資家から敬遠されてしまうことになるでしょう。
③米SEC「ICOは5000ドル(約57億円)まで認める」新規定を公表
◆SEC、5000万米ドルまでのICOを認可◆
coindooによると、米証券取引委員会(SEC)が仮想通貨の使用に関する新たな法規定を公布。新たな規定により、企業はICOを通して最大5000万米ドルまでの資金調達が可能になる。
— Huobi Japan (@HuobiJapan) 2018年11月26日
規制当局のアメリカ証券取引委員会(SEC)は、ICOに関する新たな法規定を公布。
最大5000万米ドル(日本円換算約57億円)までのICOは認めるとしました。
ICOは、株や債券などを含む「有価証券」に該当する可能性があり、その場合、SECの認可がないと取引所(市場)での取引が認められなくなりつつあります。
このことはICO、ひいては仮想通貨全体の向かい風になると心配されていましたが、今回「57億円までのICOを認める」と発表されたことでどんな影響があるでしょうか。
阿部悠人の考察(重要度★★)
仮想通貨業界の「有価証券問題」をご存じの方にとって、「これは!」と思えるニュースだったのでは?
しかし勘違いしてはならないのは、、、SECは決して「5000万ドル(約57億円)以下のICOトークンなら、たとえ証券に該当するものであっても許可する」と言っているわけではない点です。
あくまで、有価証券に該当するかどうかを見極めた上で、5000万ドルを下回るものを許可する、ということになります。
そのため、これがICOの活性化に繋がるかというと微妙ですよね。。。
とはいえ、SECに「ICO」という資金調達方法を一部認めさせた点では、一定の評価はできるでしょう!
④大阪万博開催でキャッシュレス決済加速!仮想通貨に追い風?
東京五輪や大阪万博決定を受け「キャッシュレス化」が急加速|仮想通貨にも追い風かhttps://t.co/4lu6rbCmZi
2016年時点でキャッシュレス決済比率が20%に留まる日本(韓国96.4%)だが、東京五輪や大阪万博決定を受けキャッシュレス化への動きが加速しつつある。仮想通貨業界への追い風となり得るか。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年11月26日
仮想通貨を含むキャッシュレス決済にさらなる追い風です。
日本は現金主義が根強く、クレジットカード、電子マネー、仮想通貨などのキャッシュレス決済の比率は海外とくらべて低く留まっています。
たとえば韓国では96.4%、中国も60%以上がキャッシュレス決済ですが、日本はわずか19.8%。
そんな中、
- 2025年 「大阪万博(国際博覧会)」
- 2020年 「東京オリンピック」
などの日本開催が決定されており、外国人観光客の増加に対応するためキャッシュレス化が加速するのではないか、と期待されます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
実に55年ぶりに、大阪で万博が開催されますね!
外国人観光客がますます増加してくるので、このまま「日本円(現金)があればいいよね」という都合は通用しなくなってくるでしょう。
必然的に、「国境を問わないお金」仮想通貨への注目も高まることになります。
おそらく日本政府は、「価格変動が激しい」などと言ってキャッシュレス化に仮想通貨を推奨しないでしょうが、便利なものは自然と広がるのが世の常。
仮想通貨(特にビットコイン決済)普及、ひいてはその価格上昇にとって、追い風が吹いているのは間違いないでしょう!
明日のビットコイン相場
一時期47万円まで上昇しましたが、そこから下落をはじめ、現在は42万円前後で推移しています。
依然として、20日から続くレジスタンスラインイン頭を抑えつけられ、上値が重い状態です。
25日から26日にかけて一気に上昇し、トレンド転換のムードを形成したにも関わらずここを抜けることはできませんでした。
なのでこのラインはかなり強い抵抗帯として機能しているのがわかります。
25日の上昇を早くも全戻ししてしまったところを見ると、まだ下落圧力は残っているようです。
ここから再度30万円代に下落する可能性あるので注意しましょう。
本日のまとめ
- ①ビットコイン再び下落で3430ドル(約39万円)の安値接近!!まだ下がる?
- ②ビットコインキャッシュ分裂騒動は「ABC」勝利!しかし・・・
- ③米SEC「ICOは5000ドル(約57億円)まで認める」新規定を公表
- ④大阪万博開催でキャッシュレス決済加速!仮想通貨に追い風?
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
短期の時間軸(1時間足など)を確認すると、BTCは底を打ったような形をしています。
しかし、長期の時間軸(日足・週足)などでは依然、下落トレンドを抜け出せていません。
「強い!」「これは上にいく!」と断言できる強さではありませんね。
そのため、全力でロングでぶっ込むのはもう少し待った方がよいでしょう。
とはいえ、Tether社→Bitfinex(取引所)に約171億円相当のUSDT(ビットコインを買う元手)の送金も確認されているため、クジラ(大口保有者)が買い目線を強めている可能性も高いです。
一時的に下落しているものの、25日の急落からの特大反発を見るに、買い目線も継続していきたいですね!