こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
本日の相場は?→暴落!
- BTC ¥643,846 -10.82%
- XRP ¥52.80 -8.58%
- ETH ¥20,488.05 -12.60%
- BCH ¥51,454.59 -12.41%
- XLM ¥26.47 -8.28%
ビットコインは15日の深夜に71万円から60万まで一気に下落。
一旦65万円付近まで回復しましたが、その後再度下落し、現在は62万円前後で年初最安値を推移しています。
時価総額トップ10通貨では、多くの通貨が10パーセント以上の大暴落を記録しています。
- NSD ¥486.94 +340.73%
- INB ¥34.96 +4.96%
- USDC ¥115.34 +0.64%
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でNasdacoin (NSD)が約340%上昇。
ただし、多くのコインが下落相場につられて下落しています。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①BTC60万円割れ!!仮想通貨はまだまだ下がる?
なぜ仮想通貨相場全面安?「ビットコイン4500ドル」予想もhttps://t.co/CIsmHso7z1
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年11月15日
ビットコインを中心に仮想通貨が大暴落しています。
15日午前1時、約72万円で推移していたBTCは、瞬間的に60万円を割り込む安値を記録。
15日午後3時現在は若干値を戻し、64万円前後で推移しています。
合わせて、多くのアルトコインも下落。
今回の大暴落の要因として、
- 取引所OKExがビットコインキャッシュ先物取引を停止した
- ビットコインキャッシュSV派のクレイグ・ライト氏がビットコインを暴落させる意思とも受け取れるツイートを投稿した
の2点が考えられます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②ASEAN主要銀行「CIMB」がリップルネットへ加入!
マレーシアの大手金融グループであるCIMBとリップル社(Ripple)協業し、リップルネット(RippleNet)に参加することが明らかになった。CIMBは東南アジアを代表する金融機関の一つ。今回の協業について両社CEOのコメントも紹介。#リップル #XRPhttps://t.co/MG44mZ8YbY
— コインチョイス編集部 (@coin_choice) 2018年11月15日
東南アジア諸国連合(ASEAN)で5番目に大きな銀行「CIMB」が、リップルネット(RippleNet)に参加することが明らかになりました。
ASEAN地域への国際送金は、2018年末までに2.5%成長し、1,200億ドル(約13兆6,000億円)になると世界銀行が予測しており、リップルネット普及に向けて大きな一歩となりました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
「CIMB」は、人口6億人以上を抱えるASEANの主要銀行の1つ。
ここを押さえたのはリップルにとって非常に大きいですね!
CIMBグループのCEOは、導入の理由について、
「ASEAN全域のお客様に迅速かつコスト効率の高いソリューションを提供することができます。」
と説明していますが、まさにここ。
迅速かつコスト効率の高いソリューション(つまり、送金が早く、手数料が安い)という決定的なメリットを持つリップル。
この先、放っておいても普及していくことでしょう!
③バンク・オブ・アメリカが「仮想通貨カストディ」の特許を取得
米投資銀行バンカメの「仮想通貨カストディ特許」が承認|特許内容が公開https://t.co/k5y0DbgRH2
米国特許庁によって、米大手銀行バンク・オブ・アメリカが企業水準を満たす仮想通貨カストディシステムの特許申請が承認された
仮想通貨関連の特許を着々と蓄えるバンカメの動向や内容に注目が集まる— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年11月14日
アメリカの大手銀行「バンク・オブ・アメリカ」が申請していた仮想通貨カストディ(保管)関連の特許が、当局に承認されたことが分かりました。
仮想通貨カストディとは:
仮想通貨を安全に保管するサービスのこと。信頼性の高いカストディの増加は、機関投資家の仮想通貨参入および価格上昇に繋がると考えられる。
特許は、
- カストディへ入金した仮想通貨が信用記録として記載される
- カストディの口座は保管専用ではなく、直接決済(支払い)にも対応する
などの内容を含んでいます。
阿部悠人の考察(重要度★★)
この特許がいつどのように使われるか、まだ分かっていません。
というのも、バンク・オブ・アメリカはブロックチェーン関係の特許を50以上持ちながら、そのほどんどを使っていない「特許コレクター」だからです。
「将来儲かるかもしれないから一応取っておくか」ということなのでしょう。
とはいえ、巨大銀行バンク・オブ・アメリカがカストディの特許を取るということは、将来的にカストディが増加すると予測されている証拠。
大手によるこのような見通しは、ポジティブに評価できるでしょう!
④取引所Liqui、引き出し猶予過ぎたユーザー通貨を売却?
ああーこういうスキームだったのか。ここ最近上場廃止多い理由ってこれもあるのかな。納得。
Liqui
次々に暗号通貨を上場廃止し、引き出し猶予期間中に引き出されなかった暗号通貨をバイナンスで売却している模様。ユーザーに与えられた引き出し猶予期間は僅か15日間のみhttps://t.co/GaDdoQxzf1
— kiara (@akiran0701) 2018年11月14日
仮想通貨取引所で定期的に行われる、通貨の取り扱い停止「上場廃止」をめぐって、取引所「Liqui」のグレーなやり口に批判が集まっています。
Liquiは最近、10を超えるトークンの上場廃止を発表。
それに伴うユーザーの引き出し猶予が、わずか15日しか設けられませんでした。
さらに、15日を超過したトークンは、Liquiによって他取引所で売却されており、「利益を得るために引き出し猶予をあえて短く設定したのでは?」という疑いを持たれています。
多くの取引所は、取引量の減少や、トークンの開発体制の未熟さなどを理由に上場廃止を行なっています。
阿部悠人の考察(重要度★★)
これはセコいですね!
明確な違法行為なのかは不明ですが、決してクリーンなやり方ではないです。
15日間という猶予の短さ、上場廃止トークンの多さ(10以上)を見るに、悪意を持ってやっていますね。
うっかり忘れていた人からお金を奪うという、まるで延滞料で儲けるレンタルDVDショップのようなビジネスモデル。
海外取引所を利用の場合、上場廃止の知らせを見逃してしまいがちなので注意しましょう!
明日のビットコイン相場
これだけ大きな下落があったにもかかわらず反発が非常に弱く、まだ投資家が「上がる」と確信を持てていないような相場です。
反発の弱さを見ると最安値を割って更に下落することもあり得ます。
『この下落がセリングクライマックスなのか?』という事ですが、もしセリングクライマックスであれば、V字を描いて一気に急反発するはずです。
反発の弱さを見るとセリングクライマックスをまだ迎えていないと考えられます。
どちらにせよここから更に下落ことも想定に入れなければいけないので、取引には十分に注意してください。
セリングクライマックス
下落相場の最終段階に現れる大暴落のこと。「セリクラ」と略して呼ばれることもある。悪材料などによって市場参加者が一斉に弱気になりパニック売りをすることで、売りが売りを呼び大暴落を引き起こす。セリングクライマックスの後は上昇トレンドへ転じる。
本日のまとめ
- ①BTCが60万円割れ!!仮想通貨はまだまだ下がる?
- ②ASEAN主要銀行「CIMB」がリップルネットへ加入!
- ③バンク・オブ・アメリカが「仮想通貨カストディ」の特許を取得
- ④取引所Liqui、引き出し猶予過ぎたユーザー通貨を売却?
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
「朝起きてみたらビックリ!」という人も多いのではないでしょうか?
ビットコインキャッシュ分裂への不透明感が下落に影響したのは間違いはないでしょう。
ただ、それだけではなく、そもそも仮想通貨市場がここ10ヶ月下落トレンドであり、下方向に強い圧力が加わっています。
さて、今回の下落をセリクラ(下落のピーク)と勘違いする人もいそうですが、これまでお伝えしてきたように、僕は「下落目線」継続です。
下落要因を作った1人であるクレイグ・ライト氏も、
と1000ドル(約11万円)までの下落を示唆しています。
さすがに10万円台への下落はまだ視野に入りませんが、40万円、50万円は圏内なので、そのつもりで戦略を立てていきましょう!