こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
9月6日の相場は?→上昇!
本日、ビットコインは114万円台で推移しており、ここ24時間で約2%上昇。
時価総額トップ10でも、多くの通貨がわずかながらプラスに推移しています。
それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①これはアウト!!テザー創業者が「USDTの裏付け資産の有無とか関係ない」と爆弾発言
「USDTの裏付け資産の有無は関係ない」テザー裁判控える中、創業者が発言https://t.co/07K7bQRj0Q
テザー社発行する米ドルにペッグするステーブルコイン「USDT」に裏付け資産を巡る問題で、同社共同創設者が「完全な裏付けの有無はもはや関係が無い」と発言したことがわかった。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年9月5日
ステーブルコイン「USDT」を発行するテザー社。
その創設者の1人であるWilliam Quigley氏が、USDTについて「完全な裏付けの有無はもはや不要」との見解を示しました。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
USDTは1枚あたり1ドルで推移していますが、その価値の裏付けとなっているのは、テザー社の保有する米ドルです。
テザー社は1USDTあたり1ドルの準備金(価値の裏付け)を保有。
ユーザーがテザー社にUSDTを持ち込んだとき、米ドルとの換金を約束することで、USDTは米ドルとの価格連動を実現しています。
この価値の裏付けを「不要」と言い切ったことは、USDTの仕組みを根本的に否定するもので、投資家から非難の声も上がりそうです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②トークンスワップ実施で急騰!?Credits (クレジット/CS)とは
🗣️ Partial Token Swap
Credits is happy to announce the date of the start of the partial #token swap.
To know more – https://t.co/4h7vsdxNEp
A step closer to start crossing boundaries and transforming the world’s fundamental #business interactions#blockchain #Crypto pic.twitter.com/LBzaf1usjy
— Credits Blockchain Platform (@creditscom) 2019年8月27日
今月5日に0.097ドルだった仮想通貨Credits (クレジット/CS)は、6日(本日)には0.13ドルに上昇。ここ24時間の上昇率は約27%に達しています。
Creditsとは、スケーラビリティ問題を完全に克服済みのDApps(分散型アプリケーション)プラットフォーム提供を目指すプロジェクト。
DAppsを構築できるプラットフォームの代表格にはイーサリアムがありますが、今後DAppsの数が増加していくにつれてスケーラビリティ問題(取引の遅延・手数料の高騰)の発生が確実視されています。
送金に数分間を要することもあるイーサリアムに対し、Creditsは送金速度を3秒に短縮、毎秒50万~100万の取引を処理できる高いスペックが特徴です。
阿部悠人の考察(重要度★★)
それではCreditsの急騰要因をご紹介していきます。
以下のような好材料が公式ツイッターに報告されていることで値上がりしていますね。
- トークンスワップが9月5日より開始されると発表
- Creditsが「Zeeve」とパートナーシップと締結(8月30日発表)
- 「Crypto Intelligence Agency」とのパートナーシップを締結(9月3日発表)
①については、イーサリアム系のERC20トークンから、オリジナルのCSコインへの交換(スワップ)が行われます。
これはプラットフォームを「イーサリアム」から「Credits」独自に変更するためであり、プロジェクトの順調な前進がうかがえますね!
さらに2つの企業との「パートナーシップ」も好感されました。
こうしたニュースは、Creditsに限らず、仮想通貨の定番の上昇要因です。
「超」が付く好材料とまではいえませんが、プロジェクトが着実に前進していることから、買い注文が集まっているのでしょう。
③サッカーやeスポーツに特化したChiliz (チリーズ/CHZ)がアツい!?将来性や今後の動向は?
Good news Chilizens!
Tomorrow, $CHZ will be listed on Binance at 6AM CEST. https://t.co/8gmN6u04BT
— Chiliz ($CHZ) (@Chiliz) 2019年9月5日
当ブログが厳選する注目コインとして、今回は仮想通貨Chiliz (チリーズ/CHZ)をご紹介します。
Chilizは、スポーツやeスポーツ(ゲーム競技)に特化した仮想通貨プロジェクトです。
Chilizの保有者は、スポーツチームの意志決定に参加するための「ファントークン」を購入可能。
ファントークンは、チームに要望を出したり、ユニフォームのデザインを提案したりなどの「投票権」として使用できます。
それでは、Chilizの注目ポイントをみていきましょう。
阿部悠人の考察(重要度★★)
Chilizといえば、大手取引所の「バイナンス」や「OKEx」から出資を受け、お墨付きを得ているプロジェクトとして世界的に有名。
日本では、ちょっと怪しいけれどプロモーション力抜群の「泉忠司氏」が紹介していたプロジェクトとして有名ですね!
経営陣の顔ぶれもすごく、特にCEOはマルタのジョゼフ・ムスカット首相とも交友関係がある有名企業家「Alexandre Dreyfus氏」が務めています。
そんな話題性のあるChilizですが、ちゃんと中身も伴っているプロジェクトです。
直近では、
- バイナンス(DEXではなく中央)に上場!(今月4日発表)
という大きなニュースがありました。
そうしたこともあり記事執筆時点では24時間で40%も上昇していますね。
今後は、Chilizの目玉であるeスポーツリーグ「GPLリーグ」関連にて大きな動きが予定されています。
- GPLのシーズン2が開催(2020年3月まで)
- 新たなeスポーツチームがChilizプラットフォームに参加(2020年3月まで)
eスポーツは間違いなく伸びる分野。
今後、スポーツチームの誘致さえ進めば、かなり伸びしろのあるプロジェクトだと考えています!
本日のまとめ
- これはアウト!!テザー創業者が「USDTの裏付け資産の有無とか関係ない」と爆弾発言
- トークンスワップ実施で急騰!?Credits (クレジット/CS)とは
- サッカーやeスポーツに特化したChiliz (チリーズ/CHZ)がアツい!?将来性や今後の動向は?
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
「テザー問題」に揺れる同社ですが・・・
元も子もないことを言い出しましたね。
すぐに問題が生じるわけではないでしょうが、発言としては完全に「アウト」でしょう笑
大手取引所のバイナンスなどもステーブルコインローンチに動いているので、将来的には業界全体が「脱USDT」に動いていくはず。
しかし短期的には、(今回こそ堅調ですが)テザーの話題でビットコイン価格が乱高下するパターンはまだまだ続きそうです。
そんなとき投資家なら誰もが不安になってしまいますが、「ビットコインは長期的には上昇トレンド」なので、押し目を拾えるチャンスと考えたいですね。
アナリストのHarold Christopher Burger氏は上記の画像とともに、
との予想を展開しています。
また昨日から今日にかけては、以下のようなポジティブなニュースもありました。
ネガティブなニュースに躊躇することなく、積極的に安値を拾っていくことが今後10年に通用するビットコイン投資の基本戦略と言えるでしょう。