他の金融商品である株式やFXから見た仮想通貨投資の特徴

仮想通貨の始め方

こんにちは、阿部悠人です。

今日は、「株式投資」「投資信託」「FX」の3つを取り上げ、仮想通貨投資との性格の違いについて考察してみましょう。

株式投資と仮想通貨投資の違い

株式投資は投資の王道ともいえるもので、仮想通貨投資よりは経験者の数は多いはずです。

株式投資は仮想通貨投資との共通点もいくつかありますが、やはり似て非なるものです。

ほとんどの仮想通貨には配当金のような利益の還元・分配がない

株式投資は企業の一部を購入するもので、その性質上、配当金がもらえるという違いがあります。

配当金とは、企業が得た利益の一部を投資家に還元するもので、定期的に支払われます。

ただし、赤字の場合など支払われないこともあります。

配当金は、「安く買って高く売る」こととは別枠で発生するお金です。

これは多くの仮想通貨には存在しないもので、仮想通貨では「安く買って高く売る」ことがほとんど唯一の利益を得る方法という違いがあります。

仮想通貨は取引手数料が無料のケースもある

株式や仮想通貨は、その購入時と売却時に取引手数料が発生します。

手数料は、株式投資であれば証券会社が決定し、仮想通貨投資であれば取引所が決定しています。

仮想通貨の取引所によっては取引手数料が無料もしくはマイナスのところもあり、コスト面でアドバンテージとなっています。

しかし、仮想通貨の取引所によっては取引手数料がかかるところもあり、その場合、取引金額が大きくなると株式投資よりも手数料が高くなることがあります。

たとえば、株式の「SBIネット証券」で100万円の約定の場合、手数料は762円(約0.00076%)です。

一方、海外の取引所「poloniex」の場合、一律0.15%ほどです。

この例では、仮想通貨のほうが高くなります。

このように、証券会社や取引所によって手数料に若干の差があり、一概には言えない部分があります。

仮想通貨のほうが値上がり期待が大きい

株式市場と仮想通貨市場を比較すると仮想通貨市場は上昇トレンドが続いていることから今後に期待されます。

仮想通貨の市場規模は、2016年の1年間で約4倍に伸びました。

2017年11月現在では時価総額はいまだ22兆円程度と小さく、まだまだ伸びしろがあります。

一方、日経平均株価は2万円前後と健闘していますが、仮想通貨市場の上昇と比較すると横ばいといってもよい値動き。

市場規模も仮想通貨市場より成熟していることから、伸びしろはあまりないといえます。

今後の可能性を考えると、仮想通貨投資に分があるといえるでしょう。

投資信託と仮想通貨投資の違い

投資信託も株式投資と並んで王道的な投資方法です。

投資信託とは、株式や債券、コモディティ(商品のこと。原油・金・小麦など)などを組み入れ、それを1つの金融商品にパッケージしたものです。

コンセプトにより組み入れ資産や割合は異なります。

たとえば、ビットコインを資産に組み入れた投資信託(ETF)が現在検討されていたりと、仮想通貨投資と必ずしも別のものとはいえない側面もあります。

仮想通貨には信託報酬がかからない

とはいえ、投資信託を購入すると仮想通貨では発生しない「信託報酬」がかかるなど、明らかに異なる点もあります。

信託報酬とは、投資信託を運用する際に発生するコストです。

投資信託を購入したり売却したりする手数料とは別のもので、投資信託を保有している期間ずっとかかります。

仮想通貨投資では信託報酬に相当するコストは存在しません。

仮想通貨のほうが値動きが大きい

投資信託は組み入れ資産によりその性格が異なるため、一概にいうことはできませんが、投資信託より仮想通貨のほうが値動きが大きい傾向があります。

よく言えば仮想通貨投資のほうが儲かる可能性が大きいということになりますが、裏を返せば投資信託のほうがローリスクかつ安定感が高いことになります。

仮想通貨投資はどのような方法をとってもハイリスクなのかというとそういうことではなく、投資金額を抑えればその分、ローリスクにすることができます。

FXと仮想通貨投資の違い

FXとは、日本語で外国為替証拠金取引のことです。投資対象は各国の法定通貨で、自国通貨などとトレードして利益を狙います。

たとえば日本円と米ドル、日本円とユーロ、日本円と英ポンド、などの通貨ペアです。

そもそも「異なる通貨に投資する」という行為は実は暗号通貨投資でも行っていることであり、FXと仮想通貨投資は似ている部分も多くあります。

FXは仮想通貨を取り扱わない

仮想通貨投資で行なうのは、一般的に「法定通貨→仮想通貨」への投資です(日本円→ビットコインなど)。

それに対し、「FX」はそうではなく、一般的に「法定通貨→法定通貨」(日本円→米ドルなど)への投資となります。

ただし、FX(証拠金取引)は「法定通貨→仮想通貨」の通貨ペアも可能で、実際に行われていることも確かにあります(bitFlyer FXなど)。

しかし、通常の会話の中に「FX」という言葉が登場したら、それはほとんど「法定通貨→法定通貨」のFXのことでしょう。

仮想通貨のほうが上昇トレンドが強い

通常の法定通貨と仮想通貨を比較した場合も、やはり仮想通貨のほうが上昇トレンドが強いといえます。

通常の法定通貨にもトレンドというものは一応あり、米ドルに対して日本円が一定期間円安の方向に動き続けたりします。

しかし、法定通貨には、通貨そのものの成長による強いトレンドはほとんどありません。

仮想通貨は、通貨そのものが普及することや、需要が増えていることなどを要因とした強い上昇トレンドが続いています。

仮想通貨のほうが値動きが大きい

FXの法定通貨と仮想通貨を比較した場合も、やはり仮想通貨のほうが値動きが大きい傾向にあります。

「FXは値動きが大きいのでは?」と感じる方も多いと思いますが、それはFXがレバレッジありきの投資だという背景があるからです。

FXと仮想通貨投資をあくまで「同じレバレッジ」で比較した場合、明らかに仮想通貨のほうが値動きは大きくなります。

では、FXと仮想通貨投資を比較するとどちらがハイリスクなのでしょうか?

現在の仮想通貨は成長期にあるため値動きが激しい状態。

短期的に考えると価格変動リスクが大きいのは事実です。

しかし、仮想通貨市場は右肩上がりの成長を続けていて、このような傾向は今後も続くと考えられています。

このような「長期的な目線」で仮想通貨投資を考えると、FXよりもローリスクであるといえるでしょう。

まとめ

今回は、他の投資対象と比べて仮想通貨はどのような特徴があるのか、について考察しました。

共通するのは、仮想通貨は値上がり傾向(上昇トレンド)にあること。このことがもっとも大きな仮想通貨の特徴だと言えるでしょう。