こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
8月27日の相場は?→横ばい
本日、ビットコインは75万円で推移していて、ここ24時間で動きはほぼなし。
時価総額トップ10通貨は基本的に横ばいの動きとなっていますが、IOTAについては約5%上昇し、Moneroを抜いてトップ10に入ってきています。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ICON (ICX)が24時間で25%の高騰を見せています。
韓国版イーサリアムと言われており、すでに韓国では銀行・保険・大学・証券などの分野で普及を見せている仮想通貨ですね。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①カナダの仮想通貨ETFが9月に上場へ
ETF承認!?
カナダの暗号通貨取引ファンド
First Block Capitalが、ETFを来月から
取引所のNEO Exchange(@Aequitas_NEO)で上場する見込みであると発表!
また同社はウォルマートが出資している$BTC #BTC #Bitcoin #ビットコイン #仮想通貨 #ETF #承認https://t.co/jNL2zxaAHH— ニイタク@BTCFX (@niizeki_BTC) 2018年8月26日
最近、アメリカ証券取引委員会(SEC)が9つのビットコインETFを非承認としたものの直後に再審査となるなど、ETF関係の材料が注目されています。
そんな中アメリカではなくカナダで「仮想通貨ETF」の上場が報じられました!
カナダのバンクーバーにあるFirst Block Capitalは、仮想通貨ETFを2018年9月、取引所「Aequitas NEO Exchange」に上場すると発表しています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②イーサリアム(ETH)100億円分を保有する投資家が売却開始か!?
【2018/8/26】100億円近くのETHを保有するイーサリアム初期投資家が売却を開始か
ethereumは2014年にICO(当時はcrowd saleと呼んでいた)を行い、25000BTC以上(当時のレートで15億円ほど)を集め、5..
— coinrun (@coinrun_net) 2018年8月26日
イーサリアムは将来性の高い仮想通貨ですが、短期的には強い売り圧力によって、値下がりが加速する可能性があります。
100億円近くをイーサリアムで保有する投資家が、売却を開始している模様だと報じられています。
時価総額が低かった2014年に、ICOにて大量に集めたイーサリアムとみられています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
仮想通貨の価格は需要と供給によって決定されています。
そのため売り圧力が増えることによって、イーサリアムの市場価格が大幅に下落する可能性があります。
別の予測では、ビットメックスCEOが「イーサリアムは2桁ドル台まで下がる」(現在の3分の1ほどの価格)と主張しています。
ここまで下落するかはともかく、短期的には下落方向に強い力が加わることが考えられるため注意しましょう。
③USDTとビットコイン(BTC)の値動きは本当に関係ある?
8月に発行された550億円規模のテザー(USDT)、仮想通貨市場への影響は確認されずhttps://t.co/mHrHWa9mVW
ブルームバーグは24日、「新規発行された巨額のテザー(USDT)は、ビットコインだけでなく、その他のアルトコイン価格にも影響を及ぼしていない」と報じた。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月26日
Tether Limitedが発行する米ドル連動型の仮想通貨「USDT」は、ビットコインの値動きとの連動性が指摘されてきました。
具体的には、USDTの新規発行によってビットコインが上昇するというものです。
しかしブルームバーグは先日、
「以前、米テキサス大学の論文で、Tetherはビットコインの価格操作や安定化のために使われているという見解があったが、8月の仮想通貨市場には必ずしも当てはまらない」
と報じました。
果たして、本当のところはどうなのでしょうか?
阿部悠人の考察(重要度★★)
以前まで、USDTとビットコインとの連動性は確かにありました。
そして現在も、USDTがビットコイン購入に使われている性質があることを考えると、その傾向は消えていないはずです。
しかし最近では、明らかに見て分かる連動性はなくなってきている印象もあります。
ビットコインの値動きに影響する要因が増えてきているため、USDTの発行だけで値上がりするほど簡単ではなくなってきている面もありますね。
ちなみにブルームバーグは、ビットコインについて「EOS」や「NEO」との連動性が認められるとしています。
④トム・リー氏「ビットコイン(BTC)は55万円まで下がる」と発言
強気の投資家が、ビットコイン価格5,000ドルまで暴落すると予想する理由https://t.co/E11F65Yrul
米調査会社のトム・リー氏は、年末のBTC価格目標を3万ドルと再度断言、強気予想を崩していない。しかしBTCの将来を信じる投資家でも、過去の経験から底値割れで一旦5000ドルを下回るとの見方もある。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月26日
「2018年12月までにビットコインは330万円になる」との強気予測で知られるトム・リー氏は、その前に一旦、55万円まで下落すると予測します。
アナリストとしての顔を持つトム・リー氏ですが、2018年5月14日から16日のコンセンサス会議期間中にビットコインの急上昇を予測したものの、大きな上昇は見られなかったという過去もあります。
阿部悠人の考察(重要度★★)
いろいろな投資家やアナリストが「直近の底値はどこか?」を探ろうとしています。
ビットコインは過去、ピーク時から5分の1ほどまで下落したのち、上昇トレンドへ向かうという大相場を繰り返しています。
それが繰り返されるとしたら、ビットコイン価格は220万円の5分の1である「44万円」が底値とも言えます。
ただし個人的には、65万円のサポートラインが機能している間は、そこが底値と考えてよいと思っています。
8月27日まとめ
- ①カナダの仮想通貨ETFが9月に上場へ
- ②100億円のETHを保有する投資家が売却開始か!?
- ③USDTとビットコインの値動きは本当に関係ある?
- ④トム・リー氏「ビットコインは55万円まで下がる」と発言
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
こちらの仮想通貨ETFはどのようなものなのでしょうか?
カナダのETFは、いわゆる現在話題となっている「ビットコインETF」とは違うもので、
というポートフォリオで構成されます。
大きなニュースであることは間違いないのですが、ビットコイン原資100%のETFではないので注意しましょう。
値上がり要因としてはSEC承認のビットコインETFよりもずっと弱いものとなります。
ちなみにこの仮想通貨ETFは規制当局の承認をまだクリアしていませんが、すでに審査は最終段階にあり、クリアする可能性が高いと考えられます。