こんにちは、阿部です。
突然ですが、仮想通貨がこれからさらに急騰していくとしたらどんなシナリオが考えられるでしょうか。
その1つは、「仮想通貨ファンド」が整備されることだと僕は考えています。
だれでも簡単に仮想通貨が買えるようになり、新たな資金流入が期待できます。
また、ファンドの売り手が広告費をかけて宣伝することで、これまで仮想通貨を買ってこなかった顧客層にまで仮想通貨購入を促せます。
「仮想通貨ファンドはそんな簡単に普及しないだろう」と思われるかもしれません。
しかし仮想通貨ファンドはすでに世界中で芽吹きつつあるのです。
最近のタイムリーな話題としてはたとえば以下のニュースがあります。
ロシア大手銀行「アルファ銀行」と「ロシア貯蓄銀行」の2行は、6つの仮想通貨で構成されたファンドを開設。
ファンドを通じて顧客が簡単に仮想通貨へと、投資できるようになるサービスを提供する見通しです。
最近の仮想通貨市場は、若干、下落基調となっていますが、このように水面下でさまざまなサービスが誕生しています。
ニュース詳細を確認していきましょう。
ロシア主要銀行2行、仮想通貨ファンド開設へ
上述のように、ロシアを代表する銀行2つが仮想通貨ファンドを開設します。
対応する仮想通貨は6つで
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- ライトコイン
などの鉄板銘柄を組み込みます。
そのほかにもニュースでは、投資家として必見となる情報がいくつか発表されています。
ロシア貯蓄銀行・アルファ銀行とは?
「仮想通貨ファンドの開設」というニュースだけでも、注目に値する内容かもしれません。
しかし注目したいのは、ファンド開設に向けて動き出している2つの銀行のネームバリュー。
「ロシア貯蓄銀行」はロシア国営の銀行として知られ、商業銀行としてロシア最大。
ロシア国内に2万の支店を持ち、首都圏から田舎まで支店が行き届いています。
また「アルファ銀行」もロシア最大級の銀行です。
40万企業にサービスを提供し、1500万の個人口座を有します。
まさにロシアの名門ともいえる2つの銀行が仮想通貨に可能性を見いだし動き出そうとしています。
ロシア貯蓄銀行のAna Ivanchuk氏は仮想通貨参入について次のように発言。
仮想通貨のようなデジタルアセットを正規の金融資産であるとの認識を広めなければならない
ファンドはKrakenやBitstampからコインを調達
かなりの規模となることが容易に想像できるロシアのファンド。
興味深いのがKrakenやBitstampからコインを調達するのではないかと報じられていること。
これらの大手取引所で
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- ライトコイン
などの主要通貨について、大量の注文が継続的に入る可能性が考えられます。
これは投資判断にも影響を与える情報ですね!
コインの選定は年4回おこなわれる
上述のファンドは、コイン選定を年に4回おこない、投資の組み入れ資産を最適化する予定とのこと。
ファンドが優れていのはこういう部分です。
ファンドの買い手は、頭を空っぽにしていてもプロが「いい感じ」に資産を分配し、収益を最大化するようサポートしてくれるのです。
「儲けようと思ったら、人気コインではなく草コインじゃないの?」と思われるかもしれません。
そういう戦略も確かにあります。
やはり時価総額の少ないコインのほうが伸びしろは大きなものが期待できます。
しかし草コインはあくまで、投資にフルコミットしている「本気」の投資家の手法なのです。
やはり一般層への仮想通貨普及には、ビットコインなどメジャーコインを、ファンドを通じて簡単に買えるサービスは重要です。
そのため、僕はこうした「簡単に仮想通貨が買える」商品も大歓迎だと考えています。
ロシアの仮想通貨市場にも注目!
今回はロシア発祥の仮想通貨ファンドについてご紹介しました。
最近、各国の「規制」が注目されていますが、ロシアも例外ではありません。
ロシアの「規制」議論は大詰めに近づいています。
成り行きを見守って投資に反映させていきたいところです。
注目してまいりましょう!