こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→大幅上昇!
本日、ビットコインは43万円台で推移しており、ここ24時間で約8%上昇。
時価総額トップ10通貨では、イーサリアムが約17%上昇していますね。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でLinkey (LKY)が約37%上昇!
乱高下相場を形成しており、本日は急上昇ランキングに上がってきました。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!
①【総まとめ】仮想通貨・ビットコイン2018年1月~12月の材料
2018年のビットコイン周辺の出来事をまとめました。ものすごくいろいろあった1年で書ききれないですけど…
年高値は200万8000円(1/5、bF現物)、年安値は35万4350円(12/15)。史上最高値231万2100円(2017/12/7)から今年安値までの下落率は85%に pic.twitter.com/tnXUyCMsRc
— 高城泰 (@takagifx) 2018年12月27日
2018年はビットコイン・仮想通貨市場とってどのような1年間だったのでしょうか。
仮想通貨やFXに詳しいライターの高城泰氏が、主なイベントや材料をチャートを交えて詳しく解説されていましたのでご紹介します(上記ツイート)。
- 1月15日、ビットフライヤーがSFD導入を発表
- 1月26日、コインチェックからネム580億円相当が流出
- 3月20日、G20で仮想通貨規制案が議論される
- 3月27日、ザイフがスイス製高級腕時計の限定販売を発表
- 5月9日、ビットフライヤー業務停止の噂が流れる
- 6月4日、SBIバーチャル・カレンシーズがサービス開始
- 6月20日、韓国大手Bithumbから3000万ドル相当の仮想通貨が流出
- 6月22日、国内大手取引所6社に業務改善命令・マウントゴックスが民事再生手続きの開始を決定
- 7月15日、イケダハヤト氏がブログ名から「仮想通貨」を外す
- 8月3日、某氏がサロン開設し、話題に
- 8月22日、証券取引委員会(SEC)がビットコインETF9本を却下
- 9月20日、ザイフから仮想通貨約70億円相当が流出
- 10月14日、テザー疑惑でBitfinexのBTC価格が上方乖離(上昇)
- 10月24日、日本の取引所の自主規制団体にJVCEAが認定される
- 11月15日、ビットコインキャッシュ分裂騒動
- 12月21日、金融庁が仮想通貨交換業に関する報告書を公開
阿部悠人の考察(重要度★★)
②金融庁「仮想通貨交換業者」登録待ち、190社以上と判明!
◆190以上の仮想通貨交換業者が登録待ち◆
金融庁は、仮想通貨交換業者の登録待ち企業が190社以上と確認。中にはLINE・ ヤフー株式会社・大和証券グループ等も含まれる。
また、コインチェック・みんなのビットコイン・LastRootsがみなし業者と認定され、事業を継続している。【情報提供:幣世界】
— Huobi Japan (@HuobiJapan) 2018年12月29日
海外の仮想通貨メディア「Bitcoin.com」が金融庁に取材したところ、「仮想通貨交換業者」の登録待ちが190社以上に上ることが判明しました。
日本で仮想通貨取引所を運営するには、金融庁のライセンス「仮想通貨交換業者」への登録が必須です。
取引所などの仮想通貨ビジネスを始めたい企業が非常に多いことを伺わせるニュースです。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
日本に「仮想通貨交換業者」は現在わずか15社ほどです。
コインチェックやザイフの流出事件を背景として、交換業者の新規登録が非常に難しくなっていますが、それでも諦めない会社が「190社」もいるとは・・・すごいパワーですね!
ビットコインなどが下落する中、「まだまだ業界は伸びる!」と考える会社が多いことは、ファンダメンタルズ(経済環境)的にも好材料。
今後の展望を大きく左右する事実でしょう。
③クレカ「VISA」、リップルネット採用するEarthport社を276億円で買収!
ビザ、リップルと提携するアースポートを買収 大手クレジットカードは仮想通貨とクロスボーダー送金にどう向き合う?https://t.co/QQbqG4Jako
— コインテレグラフ🎄仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年12月29日
世界的クレジットカードブランドVISA(ビザ)が、リップルネットを採用した送金業者「Earthport」(アースポート)を買収したことが分かりました。
VISAは、株価から算出したアースポート時価総額の4倍以上となる、1億9800万ポンド(約276億1000万円)の高値で買収。
VISAがリップルネットに加入するアースポートを高く評価したことによる「プレミア価格」とも考えられます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
VISAのアルフレッド・ケリーCEOは過去、
「仮想通貨が支払い手段として主流になればVISAも軌道修正する」
と話していたので、買収という形で仮想通貨参入の準備をしている可能性はありますね。
アースポートがVISAの傘下に置かれた以上、「VISAによるリップルネット参加」と同じ意味に捉えてもよいでしょう。
VISAが今後リップルネットどのように利用するのか、注目していきたいですね!
④米タイム誌が絶賛!「ビットコインは自由をもたらす」
“Why Bitcoin matters for freedom” https://t.co/jKBAroePsc
— TIME (@TIME) 2018年12月28日
アメリカ有名ニュース雑誌「タイム誌」が『ビットコインがなぜ自由に重要なのか』(Why Bitcoin Matters for Freedom)と題する、ビットコインを絶賛する記事を掲載しました。
仮想通貨が重要な役割を果たしている地域に、ベネズエラがあります。
同国は現在、深刻な経済危機に陥っており、法定通貨の価値が大幅に下落する「ハイパーインフレ」状態になっています。
しかも、国家による強力な規制により、外貨を保有することは禁じられています。
こうした、ベネズエラの人々が財産を守ることが難しくなっている現状を踏まえて、
(ベネズエラ政府の強力な規制・監視下で)「ビットコインは、検閲をパスできる通貨として貴重な金融ツールです。」
「一部のベネズエラ人は海外の親戚からビットコインを受け取り始めています。」
(携帯電話が昔、とんでもないほど高価で使いにくかったのと同じように)「ビットコインは進化し続けており、将来的にはより使いやすくなり、より身近になるでしょう。」
などとビットコインに対しポジティブに考察しました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
日本は比較的自由な国なので、ビットコインが無くても困りません。
しかし、世界の人口の50%以上は、政府が強力な権限を握る「権威主義国家」(独裁国家など)で暮らしています。
そういった国の人々が「自由」を手に入れる手段として、ビットコインなど仮想通貨は救世主のような存在です。
「ビットコインなんて価値がない」と言い切る人もいますが、それは「恵まれた日本」からみた視点なのだ、ということ再認識させてくれますね。
良記事ですので、上記ツイートからぜひ目を通してみてください!
明日のビットコイン相場
ビットコインは昨日しばらく40万円付近で推移していましたが、0時ごろから上昇を開始し最大で43万3千円まで値を伸ばしました。
現在は42万円代をヨコヨコで推移しています。
かなり一気に買いが入ったので明日に関しては一旦押し目を作ってくるでしょう。
全体的なトレンドもまだ下落目線なので上値は断続的に重い状態です。
現在の相場はフィボナッチラインがかなり意識されているようなので、次は41万2千円が節目となる予想です。
フィボナッチ
フィボナッチ比率と呼ばれる人間が無意識的に意識しやすい比率に基づいて設計されたテクニカルツール。ライン上が節目となりやすい傾向にある。
本日のまとめ
- ①【総まとめ】仮想通貨・ビットコイン2018年1月~12月の材料
- ②金融庁「仮想通貨交換業者」登録待ち190社以上と判明!
- ③クレカ「VISA」、リップルネット採用するEarthport社を276億円で買収!
- ④米タイム誌が絶賛!「ビットコインは自由をもたらす」
- ⑤明日はビットコイン下落!
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
2018年は、価格の低迷から仮想通貨への関心が薄れ、「ハッキング事件」など負の側面が強調された年でしたね。
ビットコイン価格が220万円に達し、「次世代の通貨」としてもてはやされた2017年のバブルとは対照的です。
しかし・・・空白の1年間だったかというとそうではなく、むしろ「激動の1年」だったと言えるでしょう。
といった本格的な市場へと成長するための避けては通れない「底固め」を一気に済ませました。
時期尚早ではありますが、今後の展開としては、2020年に迎えるビットコインの「半減期」(マイニング報酬が半減する時期で、上昇要因となる)がポイントになってきますね。
個人的には、この重要なイベントまでにBTCは150~200万円に戻していると考えます!