Uberを超える配車サービス?!「DACSEE」(ダクシー)とは

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

日本では、移動手段としての「タクシー」の利用が一般的となっていますが、海外では「Uber」などの配車サービスが普及しています。

アプリを利用し、どこでも簡単に車を手配してくれる配車サービスは、次世代のタクシーのスタイルとなるでしょう。

そんな配車サービスに、ブロックチェーン技術を応用した「DACSEE(ダクシー)」というICOが出ており、話題となっています。

はたして、DACSEEはUberなどの配車サービスを超えることができるのでしょうか?

世界で広がりを見せる配車サービス

アメリカなどへの旅行で利用されることの多いサービスの1つに、Uberがあります。

Uberは、タクシーのサービスに近いもので、スマホのアプリと、クレジットカードがあれば現金不要で利用することができます。

しかし、タクシーとは異なり基本的に誰でもドライバーになることができます。

アメリカでは、日本ほどタクシーが普及していません。

日本では、田舎であってもタクシーを見かけることができますが、アメリカではニューヨークなどの大都会以外でタクシーを見かけることはほとんどありません。

そんな環境で発達してきたのが「配車サービス」です。

料金や、ドライバーの名前や顔写真、車種などが事前にアプリで確認できるのも人気の理由となっています。

次世代の配車サービス「DACSEE」

上述のように、配車サービスといえばUberがもっとも人気ですが、近年ではさまざまなサービスが乱立してきています。

その1つとして注目を集めているのが「DACSEE」(ダクシー)です。

ICOも実施しており、ブロックチェーンを利用した配車サービスとして注目されています。

後述しますが、「配車サービス×仮想通貨」という組み合わせは、意外と相性がよいものです。

「DACSEE」のメリット

なぜ既存の配車サービスではなく、ブロックチェーン技術を使った「DACSEE」なのでしょうか。

DACSEEのいくつかのメリットをご紹介します。

トークンを活用するメリット

DACSEEでは、独自の仮想通貨である「DACSEEトークン」を使います。

既存の配車サービスでは、ドライバーがサービスの運営会社に手数料を払い、ドライバーは残りを収入として得ることになります。

つまり、メインプレイヤーは運営会社です。

DACSEEの場合、特定の運営会社が存在しないため(分散型)ドライバーそのものが主体となることが可能です。

また、ドライバーは「自身の組織を運営する」ことも可能となっています。

DACSEEトークンを利用し、「親ドライバー」は組織に所属する「子トライバー」から手数料を得ることができるのです。

これにより、DACSEEのコミュニティーがより広がりやすくなっています。

配車サービスよりも高い安全性

配車サービスのデメリットの1つは、利用者の安全に心配があることです。

日本のタクシー業界の場合、企業がドライバーを責任をもって採用し、研修などを行っています。

しかしアプリを使った配車サービスの多くは、ドライバーの研修などが不十分で、本当に安全なドライバーなのか?悪意を持ったドライバーではないか?という点に不安が残ります。

DACSEEではこれを克服するため、ドライバーが業務をおこなう際、別の3人のドライバーからの承認が必要な仕組みとなっています。

また、ドライバーがドライブをはじめた後も、第三者によって監視がおこなわれるため安心です。

こういった、監視や承認をおこなう第三者に支払う報酬として、簡単にやりとりができる「DACSEEコイン」が利用されるのです。

ブロックチェーンならではの仕組みといえるでしょう。

DACSEEはメリットの多い配車サービス

これまでの配車サービスは、ドライバーでもなく、利用者でもなく、サービスの運営会社にとってメリットが大きいものでした。

しかし仮想通貨を利用した分散型のサービスであるDACSEEでは、サービスの運営会社に支払う報酬が不要であるため、より効率的なシステムといえます。

ドライバーにとって利益が大きくなる上、利用者も低い価格で利用できるようになるのではないでしょうか。

今回は、海外のICOである「DACSEE」(ダクシー)をご紹介しました。

これからは配車サービスも、仮想通貨やブロックチェーンを利用したものに取って代わるのかもしれませんね!