配当型ウォレット「デウス(Deus)」の危険性|月利3.5%~最大8%も、やっぱり「飛ぶ」のか?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→下落!

本日、ビットコインは95万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。

時価総額トップ10では、多くの通貨が下落していますね。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①ビットコインに恐ろしい売り圧力出現!!クレイグ・ライトの110万BTCの行方とは

ビットコインSV(BSV)のリーダーで、ビットコインの発明者「ナカモト・サトシ」を自称するクレイグ・ライト氏が、自身の保有する110万BTCを動かすための秘密鍵を入手できたと主張していることが判明。

進行中の裁判の提出書類から明らかになりました。

出展:UNITED STATES DISTRICT COURT

クレイグ・ライト氏は、2009年から2011年の間、すでに亡くなったデイブ・クレイマン氏と共同で仮想通貨ビットコインをマイニング。

しかし本来であれば山分けするはずの報酬110万BTCをクレイグ氏がすべて着服していることから、クレイマン氏の遺族はその50%を支払うよう求めています。

連日の続伸となっていたビットコインは、現在95万円台で推移。

100万円を目前に上値の重さを見せています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

もしクレイグ氏がクレイマン氏の遺族に約55万BTCを支払った場合、遺族が大量のビットコインを市場で売却し、巨大な売り圧力が生まれるのではないかという懸念があります。

少し前まで、クレイグ氏は「秘密鍵がわからないので支払えない」と主張していたので、市場は安堵していましたが、これでまた売り圧力におびえなくてはいけない流れになってきました。

先行きがどうなるかは不透明ですが、注視すべきトピックですね。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • Bitwise社が、再審査中のビットコインETFを取り下げへ
  • VALUが仮想通貨サービス断念を発表。改正資金決済法の『暗号資産カストディ業務に対する規制』に対応できず
  • バイナンスがイーサリアムクラシック(ETC)の先物を発表。一時40%高に
  • 著名R&Bシンガー・実業家のAKON(エイコン)氏が、仮想通貨100%の未来都市を建設することでセネガルと最終合意

特に、「100%仮想通貨で動く未来都市」が気になりますね!

この都市はAKONクリプトシティと呼ばれ、独自の仮想通貨「Akoin」で支払いが完結します。

段階的に10年をかけて建設されるようなので、その間、ビットコインなど一般的な仮想通貨の「広告塔」としても機能してくれるのではないかと期待しています。

②配当型ウォレット「デウス(Deus)」の危険性|月利3.5%~最大8%も、やっぱり「飛ぶ」のか?

ちまたで話題の仮想通貨案件として、今回はデウス(Deus)をご紹介します。

デウスは、月利3.5%~最大8%を得られるとうたわれている配当型ウォレットの一種。

投資家はデウスに投資することで、

  1. バイオテクノロジー
  2. 医療大麻
  3. クリーンエネルギー

の分野での運用を代行し、配当を受け取ることができます。

また、誰かにデウスを紹介すると、紹介した人は紹介された人の収益の100%を受け取ることができます。ただし、報酬が受け取れるのは、初月の1回のみです。

デウスで得られる月利は、出資金額をもとにしたクラスによって異なっており、

  • Mini start:200ドル~(約2.2万円~)→月利3.5%~5.0%
  • Start:500ドル~(約5.5万円~)→月利4.0%~5.5%
  • Optimal:1000ドル~(約11万円~)→月利4.5%~6.5%
  • Business:2000ドル~(約22万円~)→月利6.5%~8.0%

のようになっています。

デウスは、2020年1月15日から日本で公開される新しい配当型ウォレットとして注目されています。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

配当型ウォレットとしては月利が控えめなので、「飛ぶことなく、ちゃんと配当金が支払われるのではないか」との期待の声もあるようですね。

しかし、結論としては、僕はデウスへの投資をおすすめしません。

有名な配当型ウォレットのひとつにSBLOCK(現在のところ出金停止)がありますが、デウスは「第2のSBLOCK」とも呼ばれています。

SBLOCKと同じくIVAN氏が仕掛け人であると言われているからです。

またこのIVAN氏、別の飛んだウォレットSKYTEXの仕掛け人でもあります。

運営陣の詳細は公式サイトにも記載されていませんが(それ自体も問題です)、同じようにデウスについても、将来的には出金が止まったり、飛んだりする可能性が高いでしょう。

ImBroker、プラストークンといった有名な配当型ウォレットが総崩れとなっている現在では、よほどのことがない限り、「配当型ウォレットはダメ」と考えるようにしてくださいね。

デウスの今後のロードマップをご紹介しておくと、2020年1月には、マルタやキプロス、シンガポールの規制当局へのライセンス申請を予定しているようです。

また今月には韓国市場へのリリース、2月には中国市場へのリリースをそれぞれ控えていますが、いずれも表向きのポーズの可能性があるので、注意が必要です。

本日のまとめ

  1. ビットコインに恐ろしい売り圧力出現!!クレイグ・ライトの110万BTCの行方とは
  2. 配当型ウォレット「デウス(Deus)」の危険性|月利3.5%~最大8%も、やっぱり「飛ぶ」のか?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!