こんにちは、阿部です。
ビットコインがついに100万円台目前になり投資家の注目を集めていますが、その他にも魅力的な通貨はいくつも存在します。
今日は、その中でもビットコインについで有名な「イーサリアム」を取り上げます。
実を言えば、ぼくはイーサリアムは仮想通貨世界のアマゾンになるのではないかと考えています。
アマゾンといえば最初はインターネットの本屋さんから始まり、今では注文すればなんでも手に入る通販の代名詞となりました。
。日本人8割以上が、月1回以上を利用しているそうですよ。
しかし、なぜアマゾンになる可能性がイーサリアムにあるのか。そのことについて今からお話します。
【イーサリアムの特殊性】
現在、ビットコインがハードフォークで騒げれながらも上昇していますが、そのほかの通貨はまちまちで、ようやく後追いを始めたような感じですね。
上昇が遅れ気味な理由は、今年四月からの急上昇であまりにも上がりすぎ、現在高値もみあいの調整をしているせいです。
ただ、イーサリアムは例外で、高値を更新、5万円台を突破しました。(11月26日時点、記事執筆は11/22なので以下の内容は若干ズレます)
現在は二番手を行くイーサリアムですが、ビットコインにはない大きな特徴があります。それは、「決済手段」としてだけ使えるわけではないということです。
言い換えれば、イーサリアムにはお金以外の機能がついているのです。
どういうことか説明しましょう。
普通、コンビニやデパートで買い物をすればお釣りと一緒にレシート(領収書)をもらいますが、イーサリアムにはその必要がありません。お金であると同時に、領収書をかねてあらゆる取引を記録する機能があるからです。
もちろん、単に取引の記録や明細だけならビットコインも残りますが、イーサリアムの凄いところは、請求書・領収書・契約書など、およそ書面で交わすようなものもまったく書類が必要なく、イーサリアムのプラットフォーム(取引システム)だけでやってしまうことです。
つまり、イーサリアムはたんなる通貨ではなく、当事者間の約束そのものをデータに反映させた仮想通貨文書だということです。
【ビットコインとイーサリアムの違い】
- ビットコイン→ 通貨 (現在のお金の用途)
- イーサリアム→ 通貨+書類、請求書、領収書、契約書、証明書
将来的には不動産の登記や法人登録、投票システムや旅館・交通機関の予約までイーサリアムでできるようになります。
正確に言えばイーサリアムのプラットフォーム(システム)はその一部が通貨として使われているのに過ぎません。
ビットコインがどんなに頑張ってもデータを記憶する容量が限られているので所詮、お金はお金に過ぎないのです。(といってもすごく価値があることには違いないのですが)
しかし、イーサリアムは当事者間の契約そのものの役割をすることができます。
たとえばあなたがどこかの企業で働く契約をしたとしましょう。
イーサリアムで雇用契約を交わします。
いつ給料が支払われるという条件が記録されて期日が来たら自動的に払い出しが行われます。
一定の条件で前借りもできます。
インセンティブの条件も記録されます。
税金も自動的に払い出されます。
請求書・領収書もいりません。
イーサリアムでもらった給料であらゆる買い物ができます。
そのまま旅行の予約も可能です。
すごい可能性を感じませんか。
こんな具合に、現在の書面がかかわるあらゆるものに使えるのがイーサリアムのシステムなのです。イーサリアムの普及で現在の契約書面は紙の媒体でなくなるとも言われています。
【イーサリアムの日足】
今からの予想も含めたイーサリアムの日足です。
11/22までの時点で最高値が48200円。
その後急落して半値以下にまでなりました
。高値の33%なのでほぼ三分の一まで一時は下げていたことになります。
しかし、そこから猛然と復活して4万円台に回復。25日には5万円を突破しました。
ここからの予想ですが、このまま相場が強ければ年末から新年にかけて史上最高値の48200円が入ってくるでしょう。
それから少し下げたその後に青天井の本格上昇が来ると見ています。時期的には年明けくらいになると予想しますね。(実際には24日に高値更新)
ビットコインをはじめとしていろいろなチャートを見ていますが、ビットコインが新高値で上昇している間に、次にどの銘柄が同じように新値を抜けて上昇してくるかという競争になっている感じです。
イーサリアムの上下動は大きいので、リスクがあると思えば資金を二つに分けてみるのもいいでしょう。
『今の水準で買って、下がったら買い増してホールドする』という感じです。
イーサリアムの将来性は計り知れないと思います。たんに通貨というだけではなく、いま存在しているあらゆる書類の代わりをするのなら、世の中のすべての請求書や領収書、契約書や免許証の情報などはイーサリアムに置き換えられる可能性があります。
アマゾンがもし、ネットの本屋さんで終わっていたら、今のAmazon.comが存在したでしょうか。
インターネットという媒体を通じてあらゆる物の販売をしたからこそ巨大企業になり今も成長を続けているのです。
イーサリアムは単にお金というだけでなく、あらゆる書面の代わりになってくれるようなシステムです。
イーサリアムが本格普及すれば現在の紙の媒体はなくなるともいわれています。すでに電子書面の普及で面倒な郵便のやりとりは少なくなりましたが、それをさらにデータ化したものといえるかもしれませんね。
まとめ
- イーサリアムは単なるお金ではなく、あらゆる書面の代わりをする総合的なシステム。近い将来あらゆる請求書・領収書・契約書等にとって代わる可能性あり。
- 11/22現在イーサリアムは4万円台。新高値を虎視眈々と狙う。本格的な上昇は来年初めか。