下落相場でも好調な「取引所トークン」将来性は?どんな種類がある?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

相場のリサーチをしていると、 「取引所の独自トークンが 爆上げしている!」 とお気づきに なる方も多いと思います。

ビットコインやイーサリアムといった 一般的な暗号通貨が伸び悩んでいる 2018年半ばとなっていますが、 取引所の独自トークンは いまだに絶好調といったところ。

なぜ取引所トークンは 下落相場においても 好調を維持しているのでしょうか?

また、取引所の独自トークンには どのような種類があるでしょうか?

取引所の独自トークンにはどんな種類がある?

最近、軒並み値上がりしている 取引所の独自トークンには どのような種類があるのでしょうか?

代表的なもの、これは抑えておきたい というトークンについて、 いくつかご紹介したいと思います。

Binance Coin (BNB)

取引所Binance(バイナンス)が発行する Binance Coin (BNB)は 日本人投資家にとってもっともなじみのある 取引所の独自トークンではないでしょうか?

その価格も絶好調となっており、 ここ3ヶ月においても以下のような 価格推移を見せています。 Binanceは取引所としての 規模が非常に大きく、 世界ナンバーワンクラスの 取引量を誇っています。

そうした取引所で 「手数料が割引となる」という 特典が本トークンにはあるため 普及率を伸ばしています。

Huobi Token (HT)

取引所Huobiが発行する 独自トークンとなっています。

こちらも値上がりが凄く、 キレイな右肩上がりを描いています。 下記は過去3ヶ月間のチャートとなります。 たったの3ヶ月の間に 約5倍の値上がりとなっており、 取引所トークンの期待感の高さを うかがい知ることができます。

QASH(QASH)

日本の取引所であるQUOINEXが 発行する取引所の独自トークンです。

海外の取引所を利用しなくても、 QUOINEXで購入できるのは ライトユーザーにとってありがたいですね。

以下は、QASHの 過去3ヶ月のチャートです。 QASHに関しては、 決して好調な価格推移ではありませんが、 QUOINEXで購入できるという 手軽さのメリットもありますので ご紹介しました。

上記3つの取引所トークンのほかにも

  • 香港の取引所OKExが発行するOKB(OKB Token)
  • Biboxが発行するBIX(Bibox Token)
  • Kucoinが発行するKCS(KuCoin Shares)

などなど 取引所の独自トークンは多数存在しています。

取引所トークンは 平均すると好調な価格推移をしています。 その要因はどこにあるのでしょうか?

取引所の独自トークン、なぜ好調?

暗号通貨市場全体をみると ぱっとしない相場となっています。 (2018年6月9日時点)

一方、なぜ取引所系トークンは 好調な価格推移となっているのでしょうか?

その要因はいくつかありますが、

  • 「取引所」は非常に強い力を持っている(取引所にお金が集まりやすい)
  • 暗号通貨投資では、取引所の利用が必須となる。そのため、取引所は独自トークンを投資家にアプローチしやすい。結果として、買われやすくなる
  • まだまだ実用的な使い道に乏しいトークンが多い中、取引所の独自トークンは「取引手数料が割引となる」などの有効な使い道が提示されているため、価値が定着しやすい

などの特徴があります。

分散型取引所(DEX)という脅威もある

このようにしてみると 「取引所トークンは最高だ!」 と思ってしまいがちですが、 取引所同士の競争もあるため、 必ずしも安泰というわけではありません

これから衰退してしまう 取引所もあるかもしれませんよね。 その場合、取引所トークンも 下落することになります。

また、分散型取引所(DEX)が普及してくると 取引所の利用量が世界的に減少する可能性も。

とはいえ、こちらについては いますぐそうした傾向が進むことはなく、 しばらくはDEXよりも従来の取引所が 使われることになるでしょう。

そういった点から考えると 取引所の独自トークンは まだまだ強い価格推移が続くと 考えるのが自然です。

リスクをしっかりと理解しつつも 「分散投資もかねて 取引所の独自トークンを購入しておく」 というスタンスでの購入が 有益となる可能性は高いでしょう。

今回は取引所の独自トークンについて ご紹介しました。 こうしたトークンについて興味のある方は、 ぜひ参考にしてみてください!