こんにちは、阿部です。
「ゴールドマン・サックス」の公式サイトに記載された、ICO投資への注意喚起が注目されていますね。
そのゴールドマン・サックスによる注意喚起とは、「ゴールドマン・サックスとは無関係の第三者が、当社と誤認される名称を使ったり、元社員を装うなどして仮想通貨や未公開株の売買などの投資勧誘といった詐欺的な行為を行っているという事例が多く報告されている」(ゴールドマン・サックスの公式サイトより引用)という公式サイトでの更新。
いったい、どのようなことなのでしょうか?また、さまざまな情報が書き込まれたネット上で、正しくICO情報を収集するためにはどうすればよいのでしょうか?
ネット情報の正確性に注意しよう
ゴールドマン・サックスは公式サイト上で、自社のアナリストを名乗るICO案件に対し、注意喚起を呼びかける更新をおこないました。
簡単に言えば、「元ゴールドマン・サックスを名乗るセノオケイコという氏名の人物がおり、ICOの投資を呼びかけているが、当社とはまったく関係がないのでご注意を!」と言っているのですね。
ゴールドマン・サックスによると、この人は、ゴールドマン・サックスに在籍した実績はないようです。
それが真実なのかどうかはまったくわかりませんが、ICO業界にはこの手のやり方が広く蔓延しているのは事実です。
「学歴などの経歴を詐称する」「無関係の有名人の名前を使ってプロモーションに利用する(もちろん無許可)」などのケースが多いのです。
ICO投資では常に「この情報は本当か?」と注意する必要があります。
ICOのメリットとデメリット
上記のようなグレーのICOが多いことから、世の中でもICOの負の側面が大きく取り上げられてきています。
これにより、本来便利なはずのICOが「悪者」かのようなイメージも作り上げられています。
本当のICOとは、簡単に大儲けができる魔法の投資手法でもなく、反対に詐欺ばかりの世界でもなく、「メリットとデメリットの両面がある世界」です。
正しい視点から見て理解するということが、投資家にとって何より重要です。
たとえば、「ICO詐欺の件数が多い」ということについても、それに対し「ICOなど不要」「株式で十分では?」と思いがちです。
しかし、そうではなく、ICOは次世代で求められる重要な仕組みであるということを理解する必要があります。
ICOの必要性
ICOはよく、株式と比較されます。
株式によって資金調達をおこなうためには、東京証券取引所などの公的な取引所に上場する必要があります。
しかし、そのためには厳しい審査を通過する必要があります(売上、条件など)。
さらに、そのための準備や審査のため長い期間(数年)を要する場合があるようです。
その間に市場の環境は変化しますし、ライバル企業も大きくなってしまいます。
これは投資家にとっても機会損失。
だからこそ、身軽で自由な市場であるICOの仕組みが必要なのです。
損したくない!なら「情報収集」を
ICOでだまされて損をしたくないなら結論としては「詐欺を見分ける目」を身につけるしかありません。
ICO投資の上級者は、詐欺案件かどうかを見分けるポイントをいくつか持っていて、フィルターにかけることで判断しています。
しかし実際には、フィルターにかけるまでもなく「これは詐欺だ!」と直感的に分かってしまうものです。
なぜなら、これまで沢山の案件を見たり、触ったりしてきた「経験値」があるからです。
そのため詐欺ICOは、こうした上級者を騙すことはあきらめ、詐欺を見分ける「経験値」が少ない初心者をターゲットとしています。
対策として、まずは多くの「情報」に触れ、正しい知識を身につけましょう。
「情報収集」こそ投資家の最も大切な仕事なのです。
モスクワでは、2018年5月21日から25日まで「Russian Blockchain Week 2018(RBW-2018)」という、70人以上の一流の専門家が登壇するイベントが開催されます。
最近では、仮想通貨の情報を共有する場が多くなっていますよね。
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