仮想通貨Hedera Hashgraph (ヘデラ・ハッシュグラフ/HBAR)、新型コロナのニーズで今後上がる?

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは113万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。

時価総額トップ10では、リップル(XRP)が約11%上昇しています。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①2020年はBTCより「イーサ」が上がる?2倍以上の上昇率を記録

最近、ビットコインの上昇が話題となっていますが、実はそれ以上に好調なのがイーサリアム(ETH)。

イーサリアムは2020年1月初旬に126ドル(約13,832円)でしたが、現在では270ドル(約29,641円)と2倍以上になっています。

2020年1月からのビットコイン価格(オレンジ)とイーサリアム(ローソク)との比較

好調な値動きとされているビットコインも年初から45%上昇していますが、上述のように同一チャート上に重ね合わせてみると、イーサリアムの好調ぶりが明らかです。

その背景には何があるのか?

ひとつは、イーサリアム関連の指標が大幅に改善していることです。

調査を実施したコインメトリックスによると、イーサリアムの指標は過去1週間で、

  • アクティブアドレス数:+21.5%(ビットコインは+4.2%)
  • 取引数:+13.2%(ビットコインは+3.3%)
  • マイニング収入:+18.5%(ビットコインは+2.2%)

となっており、カッコ内のビットコインの同じ指標よりも大幅に改善しています。

先日のブログでも触れたDeFiのロックアップ資金が10億6100万ドル(約1160億円)をつけるなど大幅に増加していることも無視できない上昇要因です。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

アルトコインが軒並み絶好調ですね。

イーサリアムのほか、Liskも「Lisk Core」の開発計画を発表しましたし、ネムの「Symbol」も2020年4~6月にローンチされることが分かっているので、これからもアルトコインはポジティブと言えそうです。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 米財務長官「近いうちに、仮想通貨とデジタル決済システムに関する新たな規制を発表する」と発言
  • 米ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ総裁「仮想通貨の世界では、がらくたのようなコインが何千とある」と仮想通貨を酷評
  • 米コインベースがレバレッジ3倍の仮想通貨証拠金取引を再開
  • 取引所楽天ウォレットは、ビットコインなどの売買で楽天スーパーポイントを獲得できるキャンペーンを開始

また、金融庁が実施予定のレバレッジ規制について、大手仮想通貨メディアによる、読者を巻き込んだ署名活動も始まっています。

国内の仮想通貨市場をつまらないものにしないためにも、適切ではない過剰なレバレッジ規制については声を上げていきたいですね(詳細:【仮想通貨メディア共同声明】金融庁施行予定のレバレッジ倍率規制案等における署名支援のお願い)。

②仮想通貨Hedera Hashgraph (ヘデラ・ハッシュグラフ/HBAR)、新型コロナのニーズで今後上がる?

今月11日に0.019ドルだった仮想通貨Hedera Hashgraph (ヘデラ・ハッシュグラフ/HBAR)は、13日(本日)には0.082ドルまで上昇。また本日の24時間の上昇率は約57%に達しています。

ヘデラ・ハッシュグラフは、一般的に使われている「ブロックチェーン」を利用せず、「有向非巡回グラフ」を利用していることが特徴の仮想通貨。

有向非巡回グラフは「次世代のブロックチェーン」と位置づけられており、従来のブロックチェーンを超える技術として注目されています。

具体的には、同技術を使うことで(ブロックチェーンを活用するよりも若干「中央集権的」になってしまうものの)マイニングによる承認作業なしに、高速かつ低コスト(低手数料)な取引が可能になります。

また、ヘデラ・ハッシュグラフは、「ヘデラ運営評議会」という団体が運営しています。

この協議会には、「ボーイング(航空機大手)」「IBM(IT大手)」「TATA Communications(インド通信大手)」「野村ホールディングス(国内証券大手)」といった有名企業が所属していることから、大企業らが手がける本格的な仮想通貨プロジェクトとしても注目されています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

それでは、ヘデラ・ハッシュグラフの急騰要因をご説明します。

主な要因は以下の2つが挙げられるでしょう。

  • ヘデラ・ハッシュグラフが新型コロナウイルスの正しい情報共有に役立つのではないか、との期待が高まっている
  • ヘデラ・ハッシュグラフが「Constellation ShortList」に選ばれる

どちらもこのままでは少しわかりにくいので、かみ砕いて解説すると・・・

まず新型コロナウイルスについては、説明するまでもなく中国発のやっかいなウイルスです。

そして中国はどうやら、国をあげてコロナウイルスの存在を「隠蔽」しようとしているのではないかと言われています。

たとえば、まだコロナウイルスがまだそれほど流行していない時期から、その流行の可能性を警告していた李さん(医師)に対し、中国武漢の警察が「根拠のないうわさを流した」として処分しています。

残念ながら李さんはお亡くなりになりましたが、その後も中国メディアでは同氏の死亡を隠したり、コロナを過小評価するなどの「情報統制」が横行していたとされています。

そんな中で、ヘデラ・ハッシュグラフという特定の管理者不在のシステムを用いれば、情報統制や検閲を緩和できるのではないか、と期待が高まっているんですね。

すでに、ヘデラ・ハッシュグラフの分散型台帳技術を使って、コロナウイルスを追跡するための視覚化ツールが開発されていて、中国メディアに頼らずに正しいコロナウイルスの情報をつかむことができるようになりつつあります。

またもうひとつの「ヘデラ・ハッシュグラフがConstellation ShortListに選ばれた」ことが先日ニュースになりましたが、これも上昇要因のひとつ。

Constellation ShortListとは、質の高いプロジェクトのリストのようなもので、ここに掲載されたことでヘデラに対する「権威からのお墨付き」が与えられたと評価されました。

では、今後はどうでしょうか?

今月11日には、「次世代の分散型台帳技術をサポートするため」という理由で、なんとあのGoogleとの提携も発表!

コロナウイルスが収束したとしても、Googleとのパートナーシップは長く評価され続けることになるでしょう。

2020年のロードマップでは、有名ハードウォレットへの対応などが予定されていて、こちらも注目です。

本日のまとめ

  1. 2020年はBTCより「イーサ」が上がる?2倍以上の上昇率を記録
  2. 仮想通貨Hedera Hashgraph (ヘデラ・ハッシュグラフ/HBAR)、新型コロナのニーズで今後上がる?

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!