インドで規制が発動?それでもインドの仮想通貨市場が“アツい”理由とは

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

あなたは、「仮想通貨がこれから10倍、100倍になる」としたらどんなシナリオを想像するでしょうか?

これまでの上昇トレンドは、アメリカ、中国、韓国そして日本が牽引してきました。

とはいえ、次にやってくるであろう上昇トレンドではこうした主な国々の顔ぶれについても大きく変わっている可能性があります。

僕が個人的に注目しているのは「インド」です。

このように言うと「インドって仮想通貨が規制されたんじゃないの?」と思われた方もいると思います。

なぜ、これからの相場でインドに注目すべきなのか?

インドで仮想通貨が普及するとどうなるのか?

インドから見た視点でマーケットを分析してみましょう!

今後は、勢いのある新興国の動向がカギ

最近、仮想通貨市場は一時的な下落トレンドですが、これまでの上昇トレンドでは100倍、1000倍へとその価格を上昇させてきました。

その上昇トレンドを支えたのは、上述のとおりアメリカ、中国、日本、韓国といった仮想通貨先進国です。

なかでも絶大な存在感を誇っていたのは中国。

一時期、全世界の取引の95%以上を、中国たった一国で占めていたことも。

なぜ中国にこのようなことが可能だったのでしょうか?

まず中国は、人口の多い国です。

日本の10倍以上の人口がありますよね。

そして、中国には経済力があります。

特に近年、経済力を示すGDPの数字は日本を大きく上回っています。

さらに、中国には若い人が多いという特徴もあります。

新しいテクノロジーが受け入れられやすい下地が整っているのです。

残念ながら、中国ではその後仮想通貨の取引所取引が当局に規制されてしまったことで取引量が激減してしまいました。

しかし、「第2の中国」が出現してくる可能性は多いにあります。

その有力候補の1つが「インド」というわけなのです。

インド市場の伸びしろは大きい!

インドも、上述した中国と同じように、人口が多く、経済力があり、若い人が多い国です。

つまり、仮想通貨市場を牽引するパワーを備えた国です。

それに加え、インドでは仮想通貨がまだまだ普及していません。

たとえば、流出事件で世間を騒がせた日本の「コインチェック」のユーザー数は170万です。

一方、インドで最大級の取引所となるBuyUcoin」のユーザー数はわずか20万人です。

この差は、そのままインドの伸びしろといえるでしょう。

インドは経済的な潜在能力が高いため、ユーザー数や、一人当たりの購入額について日本を大きく上回ってもおかしくありません。

もし、インドで「ごく普通に」仮想通貨が普及すれば仮想通貨市場を値上がりさせる主力エンジンとなってくれるでしょう。

インドは仮想通貨の「規制」を受けている?

最近、なにかと話題に上ることが多い「規制」のニュース。

強い規制で、仮想通貨の取引が禁止されてしまうと、結果として世界全体の仮想通貨市場が小さくなります。

ここ数ヶ月では、こうした要因により下落トレンドが加速してしまう場面もありました。

そのため投資家は規制について敏感にならざるを得ない状況です。

インドの場合はどうでしょうか?

実は先日、インドで規制が実施されるというニュースがありました。

インドでは中央銀行によって国内の各金融機関から国民が仮想通貨を購入できないようにする規制がかけられます。

しかし、インドは「仮想通貨そのものは禁止していない」という立場も保っています。

インドはもともと、ブロックチェーンや仮想通貨に対して高く評価しており完全に禁止するつもりはないようです。

おそらく、一時的に「仮想通貨ユーザーが多くなりすぎるのを防ぐ」というのが規制の目的なのではないでしょうか。

インドに限らず、国による仮想通貨規制はこれまでも見られました。

その多くが、あまり一貫性がありません。

つまり、「禁止する」といった矢先、「やっぱりOK」と方針を変えることも多いものです。

そのため個人的には、規制についてそれほど悲観的にはなっていません。

インドが最終的に仮想通貨を全面的に認める可能性はありますし、そうなれば、インドの人々の間で仮想通貨が買われることは間違いないので値動きにもよい影響をもたらすことになるでしょう。

今回は、仮想通貨市場とインドの関係についてご紹介しました。

日本のみではなく、海外の動向もチェックしていくことが大切となりますね!