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仮想通貨市場は調整期に!?インターネット相場との比較を考える‼

仮想通貨ニュース

1/23現在ビットコインは高値の240万円付近から下落して現在は130万円割れの状態です。

格好の買い場が来ていると思っていますが、この上下動についていけない人も多いと思います。

現在の相場は長期的には買いですが、ここで20年ほど前のインターネットの大相場と比べてみたいと思います。

そのことで今の仮想通貨の相場の本質が理解できると思うからです。

インターネット株は20年ほど前、記録的な相場を作った

YAHOO!JAPANが上場したのがちょうど20年ほど前の1997年です。

その頃はYAHOOといっても知っている人はまだ少数で、パソコンを使う人でも画面の横に小さな広告で出てくる企業ぐらいにしか思っていなかったでしょう。

公募価格が70万円だったのが上場時には200万円。

しかしそれで収まらずに株式分割を繰り返したあと実質一億円台まで上昇しています。

まさにインターネット時代を先取りした形になったのですが、現在の仮想通貨ブ-ムを当時のインターネット相場と重ね合わせる人も多いです。

わたしも社会システムの革命という意味で今の仮想通貨の大相場はインターネット相場の再来だと考えています。

しかし単純に比較できないところがあるのも確かです。ここではその相違点について考えてみたいと思います。

現在の仮想通貨の相場がインターネット相場と大きく違っているところは何でしょうか。

違いその1 国による規制

インターネットは一部の特殊な社会体制の国を除けば、ほとんど規制なしに普及しました。

基本的にパソコンをベースに広がっていったのでテレビや電話と同じように特別に規制する必要がなかったのです。

もちろん有害なサイトに対する規制はありましたが、それはネットのシステムそのものを禁止するとか使えなくするということとは次元が異なることでした。

しかし最近の動きを見ていると中国、韓国、最近はインドまで本格的な規制を打ち出そうとしています。

ネットの使用という行動とは別に、仮想通貨の場合は普及するのがお金そのものだということで影響が大きいのだと思います。

北朝鮮などを別にすればパソコンやインターネットの普及自体が非合法化されることはなかったので、2000年の春先にバブルの大天井をつけて暴落するまではネット株は上がり続けました。

その途中で悪材料らしきものがほとんどなかったせいです。

しかし、仮想通貨は国家による規制・使用禁止という大きな悪材料が出ています。

これが現在相場が乱高下している原因ですが、ひたすら青天井に近い相場を行ったインターネット株との第一の違いでしょう。

違いその2 未だに本格的な普及なし

第二の違いは仮想通貨自体がまだほとんど普及してい点です。

取引所での投機的な売買は多くなりましたが、自国の日常の場所で使えるところといえばまだほとんどないのが実情です。

電子マネーは使えてもレストランやコンビニで仮想通貨支払いを行っているところは皆無ですね。

例えばアマゾンにしても去年の秋頃から決済にビットコインを導入するという噂が流れていますがまだ実現していません。

ということで相場の規模はインターネット相場の出だし、ちょうどヤフーが上場した1998年頃に似ていますが、実用化ということに関してはまだまだはるかに同時期に遅れているといっていいでしょう。

現在は仮想通貨はほとんど「理想買い」の段階です。

違いその3 適正水準がを図る尺度がない

仮想通貨は株と違って適正な値段を計る指標がありません。

たとえば株式には利益と株数から算出するPER(株価収益率)などの指数が存在します。

もちろんインターネット相場ではこの指数が一時期壊れたようになって、普通は20~50倍のPERが200倍、300倍以上になる銘柄が続出しました。

しかし仮想通貨においてはこの適正な値段かどうかを図る指数自体が全く存在しないのです。

企業なら売上や利益率から計算する方法がありますが、本来お金そのものに利回りや利益がついてまわるわけではないので、仮想通貨には適正水準を計る尺度は存在しないのです。

裏を返せば全く既存のお金や株式などとの比較ができないからこそ、自由に値上がりする存在でもあると言えるのです。

もし仮想通貨の価値を図る尺度があるとすれば、それは他の仮想通貨の存在によってでしかありません。

仮想通貨は未知数だからこそ可能性もある

このようにインターネット相場と比べてもさらに不透明な仮想通貨だからこそ現在のように半値になるような調整局面が起きていると言えます。

しかしこのような大きな下げは最初ではなく2017年も春先に暴騰したあとで一度起きています。

インターネット株と違い今だに理想買いの状態だからこそ逆に可能性もあると言えるでしょう。

すでにビットコインだけでなくイーサリアムは契約書のブロックチェーンによる電子認証化、リップルは現実の銀行口座の電子送金が目前に来ています。

仮想通貨は大きな調整局面を迎えながらも長期的には上昇してゆくと考えています。

まとめ

  • インターネット株がほとんど青天井だったのに対して、仮想通貨は乱高下。理由は、国による規制がまず第一。第二にまだ理想買いの状態。第三に価格を形成する尺度自体が存在しないこと。
  • しかし未知数だからこそ可能性もある。仮想通貨のこれからに期待。