ビットコインの「7月爆上げ説」は本当か?その根拠を解説

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは102万円台で推移しており、ここ24時間で約3%上昇。

時価総額トップ10では、Crypto.com Chain(CRO)が4%上昇していますね。

同通貨は安定的にトップ10入りするようになり注目を集めているため、どのようなコインなのかを後述していきます。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①ビットコインの「7月爆上げ説」は本当か?その根拠を解説

ブロックチェーン分析企業「クリプトクオント」のキ・ヨン・ジュ氏が、次のビットコイン強気相場は2020年7月から始まることを示唆しています。

その理由となるのが下図。

それぞれビットコイン価格(黒線)とビットコインの取引所からの出金額(黄線)を示しています。

出典:Ki Young Ju氏公式ツイッター

同氏はこのように、ビットコインの上昇相場は取引所からのビットコインの出金額(主にクジラのBTCと推定される)がピークを迎えた約4ヶ月後に始まっているという法則を見つけました。

また、下図は、取引所内のビットコイン残高(黄線)。

2020年では、3月に取引所のビットコイン残高が一気に減少(つまり出金が活発化)しています。

もしキ・ヨン・ジュ氏の予想が的中するのであれば、その4ヶ月後である2020年7月にビットコインは本格上昇することになります。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

本日、ビットコインは一時104.4万円まで急騰しました。

最近になってBTCとの連動を強めている株式市場がジリ高となっていることや、イーサリアムのアドレス数が過去最高となった材料が背景にありますね。

ただしこれはあくまで短期的な変動要因であり、長期的には上図のように「クジラ」の動向も重要ですね。

クジラが取引所のビットコインを自前のウォレットに出金すれば、それは「しばらく売らない」というサイン。

市場での売り圧力(供給)が減少することになり、もし買い圧力(需要)が変わらなければ、ビットコイン価格は上昇することになります。

ただし僕自身は、上昇開始のタイミングを7月ではなく、少し後の8~9月と見込んでいるのでその点はご注意くださいね。

さて、本日の主要ニュースはこちら。

  • 大手ペイパルが仮想通貨売買を開始する可能性。業界関係者のリーク情報であり正式発表ではないが話題に
  • 取引所バイナンスが仮想通貨デジバイト(DGB)新規上場を発表
  • 仮想通貨メディアコインポストは、イーサリアム2.0のステーキングを「年間9.4%」と高い利回りになると算出(ETHの価格変動を除く)
  • ブロックファイアのサイモン・デディック氏、新たな時価総額トップ10入りは「VeChainとChainlink」に期待

なお、Crypto.com Chain(CRO)が安定的に時価総額トップ10入りするようになりましたね。

CROは、かつてのモナココイン(MONACO)がリブランディングし名称変更となったコインで、仮想通貨デビットカードを主な事業としています。

デビットカードとは:
クレジットカードのように店舗や通販での支払いに利用できるカード。クレジットカードでは利用可能枠の残高に応じて支払いができるが、デビットカードでは口座残高に応じて即時決済が可能。仮想通貨デビットカードの場合、仮想通貨の残高を利用して即時決済することになる。

仮想通貨単体での支払いに対応する店舗はまだ少ないですから、しばらくは仮想通貨払いといえばデビットカードの利用がほぼ一択の状況がつづくでしょう。

デビットカードであれば、仮想通貨を残高をチャージしておけば店舗での決済時に法定通貨(日本円など)に即時に両替され支払うことができるからです。

またCrypto.comでは、CROを購入することでデビットカードのプリペイドをチャージしたり、CROの保有量が多いほどカードのステータスを上げて還元率を上げたりすることができます。

このようにCROの使い道ははっきりしており、需要も安定しているので、Crypto.comのトップ10入りも納得できますね。

本日のまとめ

  • 「クリプトクオント」のキ・ヨン・ジュ氏が、ビットコインの出金額と価格の間に法則を発見。これによるとビットコインは2020年7月に上昇開始か

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!