フェイスブックの仮想通貨「数十億人」が活用!?「世界の非ドル化」の可能性も【2019年6月19日】

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。

まずは本日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→横ばい

本日、ビットコインは99万円台で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。

時価総額トップ10では、ライトコイン(LTC)が約5%上昇していますね。

時価総額トップ100|急上昇ランキング!

ここ24時間でInsight Chain (INB)が約74%上昇。

ブロックチェーン領域でウォール街のような金融秩序を確立する仮想通貨プロジェクトとして注目が高まっていますね。

さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。

①フェイスブックの仮想通貨「数十億人」が利用!?「世界の非ドル化」の可能性も

大手SNSフェイスブック(Facebook)が、独自仮想通貨リブラ(Libra)についてのホワイトペーパーを発表しました。

その中で、リブラに下記のような側面があることが新たに判明。

  • リブラのウォレット兼決済アプリとして「Calibra.com」が活用される
  • リブラの「裏付け資産」は、銀行預金や、政府債券を法定通貨に変えたものなど「価値の安定した資産の集合体
  • リブラは「世界数十億人の利用」に耐えうる処理能力を備える

これを受けて、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは、リブラについてのレポートを作成。

その中でバイナンスは、

「世界の非ドル化(Un-dollarization of the world)」

という強い表現を使い、場合によってはフェイスブックが「脱・法定通貨」のキッカケとなる可能性があるとしました。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

フランスの財務相を務めるBruno Le Maire氏もリブラ反応し、以下のように発言。

「リブラの持つ性質は国々が管理するものであるため、民間企業が利益を追求するためにそのような送金サービスを提供するべきではない。本来、政府が関わるものだ

賢い人たちは「フェイスブックがとんでもない仮想通貨を生み出す」と気が付いて焦っているみたいですね笑

フランス政府が1つの仮想通貨を恐れるなんて、あり得ないことです。

確かに、本来は「通貨発行権」というものは国家の特権ですからね。

その特権がフェイスブックに奪われるとあらば、黙ってはいられないでしょう。

しかし僕たちは気軽なものです(笑)

リブラがどんな「革命」をもたらしてくれるのか、楽しみでなりませんね!

これを機に、ビットコインやイーサリアムなどの認知度UPに繋がる動きもあるでしょう。

②SBIリップルアジア、韓国大手コインワンと共同でマーケティング実施

韓国最大級の仮想通貨取引所コインワンの傘下企業、コインワン・トランスファー。

同社が、「SBIリップルアジア」と協力した上でマーケティングを展開していくことが判明しました。

コインワン・トランスファー」は、海外送金サービスを提供する企業。2018年からXRPを活用する送金システム「xCurrent」を利用しています。

一方「SBIリップルアジア」は、アジア地域でのリップル普及を目的し、リップル社とSBIホールディングスにより設立された共同ベンチャー企業です。

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

一見すると地味ではありますが、実は重要なニュースですね。

というのも、韓国は仮想通貨取引が盛んな国で、日本やアメリカと並んで巨大な市場を抱えているからです。

そんな韓国でXRPや、リップル社の送金システムの本格的な「マーケティング」が行われれば、XRP価格へのポジティブな影響は必至でしょう!

韓国市場には大きな可能性があるので、リップルはこの「重要拠点」を是が非でも制してほしいですね。

③ライトコイン財団がLTC対応の仮想通貨デビットカード発行へ!

時価総額4位の仮想通貨ライトコイン(LTC)を開発するライトコイン財団は、同通貨に対応する仮想通貨デビットカード「BlockCard」をリリースすると発表しました。

デビットカードとは:
クレジットカードのように店舗や通販での支払いに利用できるカード。クレジットカードでは利用可能枠の残高に応じて支払いができるが、デビットカードでは口座残高に応じて即時決済が可能。仮想通貨デビットカードの場合、仮想通貨の残高を利用して即時決済することになる。

ライトコイン財団は、これを機に「日常生活におけるライトコイン普及」をより加速させたい狙いです。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

クレジットカード感覚で買い物ができるデビットカードは、「日常生活における仮想通貨の普及」にとって欠かせないものですね。

ライトコインはビットコインと比較し、

  • 送金スピード(承認時間)が10分→2.5分に短縮
  • 最大発行枚数が2100万枚→8400万枚

という特徴があり、特に前者が「LTCは決済向きのコイン」と言われるゆえんです。

そうしたLTCのデビットカードが、ライトコイン財団「公式」で発行されることはインパクト大。

デビットカードは、数週間以内の登録を予定しているようなので、今年8月の半減期と合わせて、近いうちの急騰も期待しましょう!

④新ビットコインETFが承認される3つの理由!投資会社が語る

アメリカの資産運用会社Wilshire Phoenix社が、新たなビットコインETF「the Trust」を米SECに提出したことが分かりました。

同社CEOのHerrmann氏はこのETFについて、これまでにSECに提出された過去のビットコインETFと比較し、SECが承認するだけの「優位性」があると主張。

その主な理由は、下記のとおりです。

  1. Wilshire Phoenix社は、ビットコインETFのみならず、株式や債券や不動産といった複数の資産クラスを提供している
  2. Wilshire Phoenix社は、BTCの保有を確保するためコインベースカストディと提携済みである
  3. 上記のthe Trust(ビットコインETF)は、BTCだけではなく、米ドルや米国債も組み入れ資産としている

阿部悠人の考察(重要度★★)

阿部悠人

①と②については、「うちの会社は信頼できるだろ?だからビットコインETFも承認されやすいんだよ」とアピールしているんですね。

もちろんそれも重要ですが、個人的な注目点は「③米ドルや米国債も組み入れ資産としてい」こと。

つまり、「うちの会社のビットコインETFは、ビットコインだけではなく米ドルや米国債にも投資しているから、ローリスクで安心でしょ?」と言うわけです。

このことはリスクに慎重な姿勢を見せている米SECの審査に影響を与える可能性があります。

うまくいけば、「これくらいボラティリティ(価格変動)が低いなら、承認してもいいだろう」となるかも。

ビットコインETFが誕生すれば、BTCが10~20万円急騰するくらいのインパクトはあるので、期待したいですね!

チャンスを逃さないためにも、レバレッジ100倍まで使える仮想通貨取引所BitMEX(ビットメックス)の登録もお忘れなく。

【Facebook社の手がけるLibraが話題!ビットコインどうなる?】

仮想通貨界隈ではFacebook社が手がけるLibra(リブラ)が話題ですね。

僕はそちらの基幹技術に使われると言われているChainLink(LINK)に注目してましたが、1ヶ月で4倍に・・・。

大企業関連の銘柄は強いですね。

ちなみにリブラというのは複数の法定通貨らを価値の裏付けとしたステーブルコインです。

Visa,Master,Paypalなど名だたる金融/決済系企業がこのプロジェクトに参画しており、業界に与えるインパクトはものすごいですね。

さて、ビットコインの価格予測について見ていきましょう。

15分足はトレンドライン(緑)に抑えられながら、②前回安値を目指して下落している最中です。

トレンドラインを目安にショートし、直近安値を更新したタイミングで利確、これを②に到達するまで繰り返します。

②を試して、下ヒゲをつけて反発したタイミングか、レジスタンスを上にブレイクしたタイミングでロング、売り圧力の強い①レジスタンスを利確目標にします。

次は中期取引ポイントです。

一時間足は20SMAが50SMAを下回り、これまで意識されていた20SMAがレジスタンスとなって価格が抑えられている状況です。

本日は買いを優先、②で下ヒゲをつけたタイミングでロング、高値更新の流れに乗ります。

②をブレイクした場合はダブルトップとなり、下落転換の可能性が高まります。

その場合は、②の上にストップを置いてショートか、エントリーを見送ります。

本日のまとめ

  1. フェイスブックの仮想通貨「数十億人」が利用!?「世界の非ドル化」をもたらすか
  2. SBIリップルアジア、韓国大手コインワンと共同でマーケティング実施
  3. ライトコイン財団がLTC対応の仮想通貨デビットカード発行へ!
  4. 新ビットコインETFが承認される3つの理由!投資会社が語る

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!