こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
今日の相場は?→横ばい
本日、ビットコインは43万円で推移しており、ここ24時間の値動きはほぼなし。
時価総額トップ10でも、プラスとマイナスの通貨がまちまちとなっています。
時価総額トップ100|急上昇ランキング!
ここ24時間でCrypto.com Chain (CRO)が約51%上昇!
韓国大手の取引所「Upbit」への上場が発表され、値上がりに繋がっていますね!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①「ブラック・マンデー」予測の天才投資家がビットコイン購入へ
「ブラック・マンデー」を予測したスイスの大物投資家、ビットコインを人生初購入https://t.co/yBfG7nyRtD
世界有数の投資家マーク・ファーバー氏が、仮想通貨に懐疑的な姿勢から一転して、BTCを購入したことが判明した。大手仮想通貨企業XapoのCEOと対談したことが理由の一つとなったという。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年3月14日
1987年、わずか1日で株式市場が20%以上暴落した「ブラック・マンデー」。
これを予測した有名投資家のマーク・ファーバー氏が、初めてビットコインを投資資産として購入したと明らかにしました。
「10日前に生まれて初めてビットコインを購入した。」
「ビットコインが送金のスタンダードとなることは十分ありえる。」
ファーバー氏は以前、仮想通貨に否定的な立場を取っていました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
②仮想通貨肯定派の藤巻議員、「譲渡所得」を適用すべきと提言
藤巻議員 仮想通貨税制で提言 「雑所得ではなく譲渡所得に分類を」https://t.co/ormR3W4wc5
— コインテレグラフ🌸 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年3月14日
「仮想通貨税制を変える会」の会長で、仮想通貨肯定派の議員でもある藤巻健史氏。
同氏は14日、参議院の財政金融委員会で「仮想通貨の税制」について提言。
- いずれは源泉分離(税率20%)にするべき
- ただし現状では、総合所得の中でも雑所得ではなく、「譲渡所得」にするべき
との見解を明らかにしました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
藤巻さんの提案どおり、仮想通貨の税制にもし「譲渡所得」が適用されると、
- 所有期間5年以下での売却(短期譲渡所得)→税率39.63%
- 所有期間5年超での売却(長期譲渡所得)→税率20.315%
の税率で課税されることになります。
いずれも、現在の雑所得(最大55%)よりも軽減されますね。
今回、藤巻さんは、麻生財務大臣や国税庁の担当者と意見交換をしたとのこと。
仮想通貨市場に有利な税制をキーマンに提案できるのは藤巻さんだけなので、仮想通貨の未来のためにも頑張ってほしいですね!
③先行指標!?Googleで「アルトコイン」検索数が急増中
米国の仮想通貨関心度上向く アルトコイン関連検索数が過去最高水準にhttps://t.co/4BCPE9PAiw
”過去最長の弱気相場”の真っ只中にある中で、米国の投資家の仮想通貨への関心が上向きに転じてきたことがわかった。アルトコイン関連の検索数では、2017年末を超える水準に到達している。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年3月14日
アメリカのGoogle検索において、「アルトコイン」関連トピックの検索数が過去最高となったことが分かりました。
Google検索数は、「関心度」を計る重要な指標です。
「Altcoins」トピックでの検索増加は、アルトコインの個別銘柄名(イーサリアム、リップルなど)での検索が急増していることが推測されます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
たとえばリップルを買う前には、誰もが「リップル」などとググりますよね。
そういう意味で、Google検索数の急増は「上昇の前触れ」の可能性があります。
最近の仮想通貨市場は、
- 大底を打ち、上昇へ向かうようなチャートになってきた
- 世界的企業の参入が目立つようになってきた(「JPモルガン」「米フィデリティ」「IBM」など超大手が仮想通貨へ参入)
ことが注目を集めています。これらも検索数が増える理由でしょう。
投資は「上がりきってからでは遅い」ので、このような「先行指標」になり得るものは要チェックですよ!
④「USDT」のテザー社、米ドル裏付け資産「なし」と認める?
ステーブルコインのテザー 100%ドルの裏付けないこと認めた?https://t.co/4w9KKgN5HK
— コインテレグラフ🌸 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年3月15日
時価総額最大のステーブルコイン「USDT」を発行するテザー社は、ホームページ上から「(USDTが)米ドルに完全に裏付けられている」という文面を削除しました。
現在は、
「すべてのテザーは準備金に裏付けられている」
との文面に変更されています。
仮想通貨ユーザーからは、疑惑のテザー社が事実上「米ドルによる裏付けがないことを認めた」と指摘しています。
ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
USDTは、米ドルと1:1で連動する仮想通貨です。
なぜこれが実現するのかというと、「テザー社がUSDTと米ドルを交換してくれる(=USDT発行分の米ドルを、テザー社が持っている)」という、テザー社への信頼があるからです。
しかし少し前から、「テザー社、実は米ドルが足りてないんじゃ?」というウワサが流れていました。
もちろんテザー社は否定していますが、、、
ホームページの文面を変えるなんて、どう考えても怪しすぎますよね。
USDT以外のステーブルコインも増えてきたので(GUSD、PAX、USDCなど)、他の通貨を使ったリスクヘッジも検討していきたいところです。
本日のまとめ
- 「ブラック・マンデー」予測の天才投資家がビットコイン購入へ
- 仮想通貨肯定派の藤巻議員、「譲渡所得」を適用すべきと提言
- 先行指標!?Googleで「アルトコイン」検索数が急増中
- 「USDT」のテザー社、米ドル裏付け資産「なし」と認める?
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
ファーバーさんがビットコイン購入に踏み切ったのには、
の2つの理由があります。
「Xapo」のトップは、
とファーバーさんに話し、それにより同氏はビットコインへの否定的な考えを改めたようです。
多くのトレーダーにとって、天才投資家がビットコイン肯定派になったことは心強いのではないでしょうか。
またファーバーさんが購入に踏み切ったことで、「ビットコインを買ってみよう」というトレーダーが仮想通貨市場だけではなく、株式市場からも現れるはずです。
間接的に、上昇を後押しするニュースと言えるでしょう!