こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう。
本日の相場は?→下落!
本日、ビットコインは37万円台で推移しており、ここ24時間で約1%下落。
時価総額トップ10でも、ほとんどの通貨が数パーセント下落しています。
ちなみに、米有名経済誌フォーブス『フィンテック(金融技術)企業50』に仮想通貨・ブロックチェーン企業が6社がランクインしましたね。
時価総額2位のリップル社は、5年連続のランクインです!
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でバイナンスコイン(BNB)が約15%上昇。
取引所バイナンスがクレジットカード決済に対応したことが評価されていますね。
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①「東京のクジラ」がビットコイン大量売却!暴落の大きな要因か
「東京のクジラ」による巨額ビットコイン売却の詳細か | 仮想通貨取引所マウントゴックス管財人の銀行口座から日本の取引所名も#仮想通貨 #マウントゴックスhttps://t.co/AorCflr4ir
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年2月5日
アメリカなど海外から「東京のクジラ(大口保有者)」として恐れられる取引所マウントゴックス(Mt.Gox)の管財人・小林信明氏。
同氏は2018年3月~6月にかけて、260億円相当のビットコインとビットコインキャッシュを売却していることが分かっています。
そんななか新たに発表されたリーク情報で、小林氏はこの仮想通貨の大量売却に国内取引所ビットポイント(BITPoint)を利用していた可能性が示唆されています。
取引所での大量売却は相場下落に直結するため、これが事実だとすると、2018年の仮想通貨バブル崩壊は小林氏の動向が大きく影響したものだったのかもしれません。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②巨人「日本IBM」がブロックチェーン本格運用へ
日本IBM、3つのブロックチェーン活用事例が本格運用段階へhttps://t.co/RBWfgGhKDP
「Japan Blockchain Conference YOKOHAMA Round 2019」で日本IBM株式会社:髙田充康 事業部長が登壇し、ブロックチェーンの本格活用事例について言及。
実証実験段階から本格運用にシフトしていることを説明した。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年2月5日
日本IBMは「Japan Blockchain Conference YOKOHAMA Round 2019」にて、ブロックチェーンへの本格参入に向けた活用事例として、以下の3つを明らかにしました。
- 国際貿易
- 食の安全
- 貿易金融
これらは金融と無関係の分野であるものの、日本IBMの高田氏は、
「2018年での同社が携わったプロジェクトの7割、8割が金融以外」
「全産業にまたがってブロックチェーン利用の検討が広がっている」
と述べ、ブロックチェーンの応用範囲が広がりを見せていると語りました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
日本IBMは、アメリカを拠点とする超大手「米IBM」の100%子会社ですね。
大手企業がブロックチェーンに本格参入してくれるなら、関連技術「仮想通貨」への応用の動きも広がり、ひいては価格上昇に繋がります。
また、上記で「金融以外」へのブロックチェーンの応用が広がっていると述べられていますが、それはそのまま仮想通貨にも当てはまります。
「国際貿易」「食の安全」「貿易金融」といった分野のトークンやICOも今後登場し、中には輝かしい成功を収める銘柄も出てくるでしょう!
なお、日本音楽著作権協会(JASRAC)は2020年からブロックチェーンを導入していくことを明らかにしていて、「あらゆる企業がブロックチェーンを活用していく時代」はすぐそこといった感じです!
③2ヶ月で億り人!「マナ氏」インタビュー記事が掲載
仮想通貨バブルで億って、病んで、別れを告げたインフルエンサーの話、書かせてもらいました。初めての現代ビジネスです。ぜひともお読みください!
「仮想通貨よ、さらば」…ある億り人・インフルエンサーの全告白 https://t.co/cahNxRqzZR #マネー現代
— 高城泰 (@takagifx) 2019年2月6日
講談社のメディア「現代マネー」にて、仮想通貨インフルエンサーで投資家のマナ氏をインタビューした『「仮想通貨よ、さらば」…ある億り人・インフルエンサーの全告白』が公開されました。
2017年の仮想通貨バブルを利用し、1000万円をわずか2ヶ月で1億円にしたマナ氏は、いま何を考えているのか、衝撃の告白がなされています(記事全文は上記ツイートからどうぞ)。
阿部悠人の考察(重要度★★)
「仮想通貨にのめり込みすぎると、あまりいいことはないですよ」という記事ですね。
マナさんは、乱高下する仮想通貨へのストレスから、全身に蕁麻疹が出たり、記憶障害が出始めたといいます。
たしかに、多額の資金で握力勝負といわんばかりにホールドしているときは、メンタル的にもジェットコースター状態になりがちですからね・・・。
ただ、そこは取引量をコントロールしたり、ロスカットを近くした短期売買を併用することで、ストレスの軽減が可能です。
なんだか投資未経験が読むと、「仮想通貨は怖い」「かかわると泥沼化する」というイメージを持ってしまいそうですが、、、メンタルコントロールの重要性が身にしみて分かる記事でもあります。
④世界最大級フォビ(Huobi)、米ドル建てBTC、ETH取引を開始
仮想通貨取引所 #フオビ の米国姉妹会社HBUS(huobi .com)が米ドルのサポートを開始https://t.co/K4EtrKeezX
北米で大きな拡大に向けて準備しています。シンガポールを拠点とする仮想通貨取引所 #Huobi(フオビ)は今後ウォール街との提携を強化する方針だと、コインデスクが報じています🤓
— コイン東京 COIN TOKYO|仮想通貨の最新ニュース・速報 (@COIN_TOKYO_JP) 2019年2月6日
世界最大級の仮想通貨取引所フォビ(Huobi)のアメリカ版、Huobi USにて、以下の通貨ペアの取引が開始されました。
- ビットコイン(BTC)/米ドル
- イーサリアム(ETH)/米ドル
- テザー(USDT)/米ドル
テザーは価格変動が少ないステーブルコインですが、ビットコインとイーサリアムについては、米ドルからの資金流入による価格上昇が期待されます。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
フォビといえば、日本の取引所ビットトレードを買収しました。
現在は、「Huobi japan」として日本版もスタートさせており、世界で存在感を大きくしていますね。
現在の取引所情勢を見てみると、人気が高く取引量が多いのは「デリバティブ取引」です。
日本のbitFlyer FXや、海外のBitMEXなどがそうですね。
ただし、デリバティブではビットコインの「現物」は扱われません。
価格上昇へ繋がりやすい「現物取引」を扱うフォビにおいて、米ドル建てペア追加されたことは嬉しいニュースと言えるでしょう!
本日のまとめ
- ①「東京のクジラ」がビットコイン大量売却!暴落の大きな要因か
- ②巨人「日本IBM」がブロックチェーン本格運用へ
- ③2ヶ月で億り人!「マナ氏」インタビュー記事が掲載
- ④世界最大級フォビ(Huobi)、米ドル建てBTC、ETH取引を開始
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
マウントゴックスは2014年に75万BTC(当時で約480億円相当)を流出させ、現在は民事再生手続きをしています。
これによりマウントゴックスは、保有している大量の仮想通貨を分割して売却し、法定通貨にてユーザーに返金しているのです。
この金額があまりにも大きいため、「売り圧力による下落の加速は避けられない」と以前から指摘されていました。
しかし、取引所で売却しているとなると話はさらに大きくなります。
小林氏は、「相場に影響を与えるのを避けるやり方」で売却すると公言していたので、取引所以外のルートで売却しているものと考えられていました(たとえばOTC取引)。
しかし、上記のリーク情報が事実だとすると、、、
まあ「そりゃ下がるわ・・・」って感じですね。
仮想通貨市場への規制強化、コインチェック流出、、、2018年はいろいろと下落要因が指摘されてきましたが、マウントゴックスの大量売りのウエイトは想像以上のものだったと言わざるを得ないでしょう。