こんにちは、阿部です。
ネム(NEM)の価格が急上昇中です!
ネムはコインチェック流出事件などが原因で値下がり傾向にありましたが、最近ようやくチャートが右肩上がりとなってきました。
2018年4月1日ごろ1ネム20円にタッチしそうな水準でしたが、4月19日現在は、41円まで急騰しています。
これはいったいなぜなのでしょうか?要因をみていきましょう。
ネムがBinanceに上場したことによる上昇
2018年3月、ネムは世界最大クラスの取引所Binanceに上場しました。
取引所への上場は、仮想通貨にとってこの上ない「好材料」となります。
仮想通貨の価格は、需要と供給で決まりますが、取引所への上場は需要を高めるもっとも簡単な方法です。しかもBinanceは世界で最大級の取引所なので、その分需要も大きくなることが期待されます。
仮想通貨の種類によっては、(特に時価総額の少ないコイン)取引所への上場がニュースになった途端に「爆上げ」するケースも多いのですが、ネムは別の材料などもあり、それほど価格が上昇していませんでした。
しかしここにきて、ようやくBinanceへの上場などが総合的に評価されてきたといえそうです。
ダークマーケットでの売り注文が尽きた?
コインチェックから580億円相当の顧客資産が流失した「コインチェック流出事件」。その影響を受けているのは、コインチェックにネムを預け、流出してしまったユーザーだけではありません。
ある意味で、すべてのユーザーが大きな影響を受けていたといえます。
その1つは、価格への影響です。
コインチェックをハッキングした犯人は、盗んだネムをダークマーケットで売却していました。
暗号通貨の価格は需要と供給によって決まるので、580億円にものぼるネムが売り市場に出回ることで、ネムの価格は伸び悩んでいました。
しかし現在では、犯人はほとんどすべてのネムをダークマーケットで売り切ったとみられており、それが上昇要因となっています。
今年以降、開発が大きく進むという期待感
値上がり要因は上述のような偶然ともいえる好材料だけではありません。「ネム本来の実力」が高く評価されているということが2倍近くの価格上昇の土台にあるでしょう。
ネムは、コンセンサスアルゴリズムという仮想通貨の土台となるシステムが、ビットコインなどとは異なります。
ビットコインなどの多くの暗号通貨は、Proof of Work(プルーフオブワーク)、またその他のアルトコインではProof of Stake(プルーフオブステーク)を採用していることが多いのに対し、ネムはProof of Importance(プルーフオブインポータンス)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
詳細は割愛させていただきますが、この点もネムが高く評価されている要因です。
また、ネムにとって大きなアップデートとなる「カタパルト」が今年(2018年)、もしくは近い間におこなわれるのではないか、と見られています。
そういう総合的な要因が、ネム価格を上昇させていると考えられます。
ネムは日本人投資家に優しいコイン!
2018年4月19日現在、ネムは上昇トレンドへ向かいそうなチャートの動きを見せていますが、まだまだ低い水準にとどまっています。
そのため、すでに割高となっているところを購入してしまうという心配はなさそうです。
ネムは、日本人のユーザーが多い暗号通貨です。
日本語の情報も多く、国内の取引所(Zaifなど)に上場しているため、投資をおこなう上での不便がありません。
しかもネムはとても面白く、将来性の高い仮想通貨。
これを機会に、ネムにもっと触れてみましょう!