仮想通貨ノアコイン(Noah Coin/NOAH)の将来性とは|突然の急騰は「QDAO DeFi」への期待か

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

本日も気になる仮想通貨最新ニュースと注目のコインをピックアップしてご紹介していきます。

まずは今日の相場から確認していきましょう!

今日の相場は?→上昇!

本日、ビットコインは102万円台で推移しており、ここ24時間で約1%上昇。

時価総額トップ10でも、多くの通貨が数%上昇していますね。

それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう!

①ステーブルコイン残高が60億ドル突破!BTCが買われる「根拠」になるか

ステーブルコインの発行残高が60億ドル(約6511億円)まで増加しています。

ステーブルコイン(安定通貨)とは:
価値が一定で、価格変動がほとんどない仮想通貨のこと。利益確定の際や、相場下落時の避難先として保有される。米ドル価格に連動するUSDTやTUSDなどが安定通貨の代表例。

ステーブルコインは、仮想通貨を購入するための「元手」と使われることが多いため、その発行残高は「ビットコインなどの仮想通貨を買うための準備金」と表現されることもあります。

投資助言会社クオンタム・エコノミクス社創業者であり、アナリストでもあるマティ・グリーンスパン氏は上記ツイートで、ステーブルコイン残高が増加していることを示すグラフを添付しながら、

「約60億ドル相当のステーブルコインによって、ビットコインが買われる準備が整っている。」

と述べています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

「ステーブルコインの発行残高」と「ビットコイン価格」の連動性は一部の研究で指摘されており、信頼できる指標と言えます。

ステーブルコインUSDTをめぐってビットコイン価格が上下する「テザー砲」が定期的に話題になるように、価格影響力が大きいのでどうなるか楽しみな展開です。

さて、本日の主要ニュースをご紹介します。

  • バイナンスがモネロ(XMR)の先物契約を提供予定(レバレッジ75倍)。これでバイナンスの先物は12銘柄に
  • イーサリアムクラシックが重要アップデート「Phoenix(不死鳥)」「Aztlán(アストラン)」の予定を発表!最も重要なアストランは、2020年3月末あたりを予定
  • フィスコ仮想通貨取引所もビットコインSV(BSV)の日本円付与へ
  • 欧州リヒテンシュタインの「銀行」であるBank Frickが、ビットコインキャッシュ(BCH)の取引とカストディサービスを提供開始
  • 仮想通貨ビットコインの半減期まで100日を切る
  • 株式会社「Xtheta」が、仮想通貨交換業ライセンスを取得したことが判明(近畿財務局長第00003号)

特に最後のニュース、Xthetaの金融庁「仮想通貨交換業」認可は大きなニュース。

国内で22社目の登録業者になりました。

Xthetaは既存の取引所とは異なり、手厚いサポートを売りにしているようですね。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000039149.html

複数の取引所のアカウントの管理など、仮想通貨の管理を代行して行ってくれる「取次サービス」が面白い。

仮想通貨の仕組みがよく分からないものの、投資には関心のあるやや高齢の投資家にウケがよさそうなサービスなので、仮想通貨市場への資金流入に繋がることも期待できます。

②仮想通貨ノアコイン(Noah Coin/NOAH)の将来性とは|突然の急騰は「QDAO DeFi」への期待か

ノアコインは「フィリピンの社会問題を解決して、経済成長を支援する」ことを目的に、当初ICO(新規でコインを発行するにあたり資金調達する方法)にて発行された仮想通貨。

フィリピンでは、母国フィリピンから外国への「出稼ぎ労働」が多くおり、彼らは「国際送金」を使ってフィリピンに仕送りを行っています。

国際送金には手数料が約10%かかるため、合計の送金額である約3兆円に対し、年間3000億円ほどが「送金手数料」に消えていることがわかっています。

ノアコインは、こうした割高な送金手数料を「2~3%」へと安くすることで、従来の国際送金よりも安い手数料で、より多くの金額を仕送りできるようにすることを目指しています。

また、銀行による国際送金では送金から着金まで「数日」以上を要するものの、ノアコインなら「数秒」で仕送りができるというメリットもあります。

なお、プロジェクトが「ノア財団」から「プラチナム社」に引き継がれたことで、現在の正式名称は「ノアプラチナム」(NOAHP)となりましたが、通称は依然として「ノアコイン」が普及しています。

阿部悠人の考察(重要度★★★)

阿部悠人

それでは、ノアコインの注目ポイントをみていきましょう。

ノアコイン(NOAHP)は、1月20日には0.0000003BTC(30satoshi)でしたが、1月30日には80satoshiまで上昇。

2月3日現在では、60satoshi(約0.6円に相当)にて推移しています。

ピーク時からは若干調整しましたが、見事な上昇トレンドですね。

ノアコインとはいえば「ICO割れ」していましたが、これでICOの水準までほぼ全戻ししたことになります(ICO時には、0.69円~0.85円で販売)。

ではなぜ、ノアコインはこれほど上昇しているのでしょうか?

その理由として考えられるのが以下。

  • 「ダボス会議(世界経済フォーラム)にて、ノアコインが大口投資家と強い繋がりを築いた」とする情報がノアコインのコミュニティ内で出回った(真意のほどは不明)
  • 仮想通貨を預けておくだけで配当を得られるサービス「QDAO DeFi」が始まった

出典:https://medium.com/platinum-fund/qdao-defi-jap-5083ca4f2f19

具体的には、それぞれの仮想通貨を上記の年利で運用することができます。

こうしたことから、投資家のノアコインへの好感度が上昇し、値上がりに繋がった・・・という筋書きも成り立ちますが、ただし、以下のような懸念材料もるため議論の余地があるでしょう。

  • ノアコインの出来高が少なく、わずかな資金で価格を操作できる状態にある。そのため運営企業が、「マーケットメイク」で価格を上昇させた可能性が高い(マーケティングとは、仮想通貨の価格をコントロールすること)
  • ノアコインは「NOAH」→「NOAHP」への新通貨へのスワップが行われたこともあり、全通貨の99.5%がロックされているため上昇しても売れない(ロックとは、仮想通貨が一定期間動かせないこと)
  • NOAPの「残高」が正常に表示されないとのユーザーの声もTwitterなどでチラホラ

こうしたことをトータルで考えると、ノアコインは状態は必ずしも好転しておらず、価格上昇も人為的な操作である可能性が高い、とも受け止められます。

ただし、ノアコインは国内のファンも多く、コミュニティが強いことが特徴。

この業界では、コインを魅力的に見せることができれば「結果が後から付いてくる」ことも多いので、定期的に話題を作れるノアコインの可能性は大きいと考えています。

本日のまとめ

  1. ステーブルコイン残高が60億ドル突破!BTCが買われる「根拠」になるか
  2. 仮想通貨ノアコイン(Noah Coin/NOAH)の将来性とは|突然の急騰は「QDAO DeFi」への期待か

以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!