こんにちは、阿部です。
仮想通貨のメリットとして、ノードが「分散」していることがあげられます。
つまり、特定のだれかが権力を握るのではなく、みんなで管理をおこない通貨として、中立な立場を保っていることが仮想通貨の強みなのです。
とはいえ、実際には分散化が十分ではない仮想通貨もある、との指摘も。
マイナーに偏りがあるなど1つの管理主体が権力を握りつつある状況は、実は「ビットコイン」にてよく見られています。
意外ですよね。
ビットコインは利用者も多いので、全ての仮想通貨のなかで「分散化」が一番進んでいてもおかしくはないはずなのです。
このことは別の観点からも見ることができます。
たとえば、ビットコインよりも、イーサリアムのほうが分散化の度合いを示す「ノード数」が多い現状があります。
ノード数ってなに?ノード数が多いということにどんな意味があるの?といった疑問について今回は解説していきたいと思います。
BTCよりETHのほうがノード数が多い
ビットコインのノード数=約10000 イーサリアムのノード数=約17000(2018年6月現在)このように、イーサリアムはビットコインに対し、ノード数が多くなっています。
つまり、一般的には分散化で優位に立っているということが言える状態です。
さらにビットコインは、ノード数のわりには特定の組織にノードが集中しているともいわれます。
つまり数字以上に、ビットコインは中央集権化しているのです。
ノード数=ネットワークの「点」の数
そもそもノード数とはどういったものなのでしょうか?なんとなくイメージはできるものの詳しくは理解していない、という方がほとんどかと思います。
ノードとは、ネットワークの「点」の1つです。
その「点」の数=ノード数 です。
ノード数とマイナー(マイニング)数の違いも混乱しがちです。
マイナー数は、マイニングを行う拠点の数。
一方、ノード数はデータをシェアし「不正な取引が行われていないか?」をチェックする拠点の数です。
ノードは、他のノードをデータを共有し(照らし合わせ)、改ざんが行われていないかを自動的に確認するという重要な役割を担っています。
ノード数はセキュリティの観点からも重要
ビットコインよりイーサリアムのほうがノード数が多くなっている。
上記でそのように述べました。
これは、(ノード数だけを見た場合)イーサリアムのほうがセキュリティに優れているという見方もできます。
仮想通貨の価値の根幹となるセキュリティが、「分散化」によって支えられているということを考えれば、より分散化が進んでいるイーサリアムが高く評価されることは自然なのです。
時価総額が大きいコインなら「安心」とはいえない
あなたは「ビットコインだけを買うのがもっともローリスクな投資方法」とは思っていないでしょうか?たしかに、1つのコインだけを見れば、時価総額上位コインのほうが総合的には安心できるのは確かではないかと思います。
多くの人によって高く評価された過程が時価総額上位という結果だからです。
しかし、何事も過信は禁物。
ビットコインにも弱点はあり、部分だけを見れば、上述のようにイーサリアムなど下位コインのほうが優れている場合もあるのです。
これは暗号通貨全般において共通していることなので覚えておきましょう。
「中央集権化」が心配ならコインも分散投資しよう
マイナーコインもリスク大。
メジャーコインも安心はできない。
それならどうすればいいの?今度はそう思われるかもしれませんね。
その解決策としては、「分散投資」が非常に効果的になります。
これで多くの問題は解消されます。
投資するコインをできれば、10以上に分散しつつ見込みあるコインの比率を高めに投資というのが利益を最大化しやすい戦略です。
分散型仮想通貨だけではなく、「トークン」にも目を向けましょう。
伸びしろの大きなトークンが多く存在しています。
仮想通貨には難しい専門用語や、予期せぬリスクなどもありますが、そんな場合でも「分散投資」すれば、難しいことがわからない初心者でも簡単かつ確実にリスクを軽減できます。
ビットコインとイーサリアムのどちらが優れているのか?を考えるのは大変ですが、「分散投資」をすることは誰にでも可能です。
分散投資をするためには「海外の取引所」が非常に便利。
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