こんにちは、阿部です。
本日も気になる仮想通貨最新ニュースをピックアップしてご紹介していきます。
まずは本日の相場から確認していきましょう!
8月30日の相場は?→横ばい
本日、ビットコインは79万円で推移していて、ここ24時間での値動きはほぼなし。
時価総額トップ10通貨を見てみると、プラスとマイナスの通貨がまちまちといった感じです。
こちらは時価総額トップ100の急上昇ランキングです。
ここ24時間でNoah Coin (NOAH)が130%と、2倍以上に高騰していますね。
フィリピンのカガヤン州経済特区にノアコインを基軸通貨に採用した取引所が設立されることが分かり、爆上げしています!
さて、それでは本日の気になる仮想通貨ニュースをみていきましょう。
①北朝鮮がBTC取引所プラットフォームを開発中か
北朝鮮:仮想通貨カンファレンスに続き、ビットコインの取引所開発に取り組んでいることが判明https://t.co/gxkbIcJg3v
北朝鮮のテクノロジー会社は、ビットコインの取引所プラットフォームを開発していることも判明、しかし、依然北朝鮮の国民にとって仮想通貨はほとんど知られていないという。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月28日
北朝鮮はいまだに経済状況がよいとはいえず、外貨集めに奮闘しているといわれますが、その一環として仮想通貨にも目を向けています。
以前、北朝鮮はMoneroなどの仮想通貨マイニングを行っているとされていました。
そして先日、韓国最大級のメディアによると、北朝鮮はBTCマイニングおよび、テクノロジー会社を通じてビットコイン取引所プラットフォームを開発中であることが明らかになりました。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
②米ヤフーファイナンスが仮想通貨売買に対応!
米ヤフーファイナンス:ビットコイン、イーサリアムなど4種類が仮想通貨プラットフォームで売買可能にhttps://t.co/IiNKOdczFP
米Yahoo Financeの売買プラットフォームで
・BTC
・BCH
・ETH
・LTC
が売買可能になった。Yahoo! JAPANも、今秋の仮想通貨取引所サービスの開始を目指している。 pic.twitter.com/An6lRtRDcW
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年8月30日
株式市場や為替市場の情報を提供するアメリカの「ヤフーファイナンス」で、なんと4つの仮想通貨の売買が可能となりました。
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
の4種類です。
ちなみに、日本のヤフーファイナンスについては、現時点では仮想通貨売買には対応していません。
しかしアメリカを追って「2018年秋」をめどに取引所サービスを開始するとしており、期待が集まっています。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
ヤフーファイナンスという金融情報取得に欠かせないサービスで仮想通貨の情報や売買がカバーされることは、かなり大きな意味がありますね。
仮想通貨そのものの今後の課題として、とにかく露出を増やすことがあります。
特に誰もが知るプラットフォームやサービスで「当たり前のように」仮想通貨が登場することで、世間に浸透が加速し普及に繋がっていきます。
ヤフーファイナンスは株式や為替をチェックしている投資家が多いので、そうした層の仮想通貨参入に注目しましょう!
③8月31日はBTC先物SQ日、市場はどうなる?
BTC先物決済も近いので過去を振り返ってみる。(全て日本時間)
CME 6/30 0:00決済 →7:00頃に500ドル高騰
CBOE 7/19決済(時間忘れた)→特に動きなかった印象
CME7/28 0:00決済 →時間ぴったりに400ドル高騰
CBOE8/17 4:45決済 →数分後に300ドル下落(続く)
— たもりゆう (@tamoriyou) 2018年8月28日
現在、いくつかのビットコイン「先物」が取引所に上場されていますが、そのうちの1つ「CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)」の先物SQ(期日)が、31日の16時(日本時間9月1日、0時)に控えています。
過去のSQ日でも価格の乱高下が見られており、注意が必要です。
阿部悠人の考察(重要度★★★)
先物取引の仕組みについてはここでは割愛しますが、先物は期日を迎えると、持っていたポジションを反対売買しないといけなくなります。
そのため、ロング(買い)が多いとSQ日に反対売買され、下落するというのがセオリーです。
しかしながら最近では、先物そのものよりも、先物を材料としたビットコインFXなど外部の売買によって価格が乱高下している傾向がありますので予測しにくくなっています。
セオリーを頭に入れた上で、相場の状況を見ながら判断していくことになりそうです。
④仮想通貨カストディ、保険組合ロイズと締結!?
保険業界の巨人ロイズ、デジタル通貨のカストディサービスに保険提供
◆英ロイズ、米キングダム・トラストのデジタル通貨カストディ(保管)サービスに保険提供
◆仮想通貨保険の分野は成長しており、AIGやアリアンツ、エーオンといった保険大手も参入しているhttps://t.co/xfTFLFExBD— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2018年8月29日
機関投資家が増加してきている仮想通貨業界。
そうした中で、大口投資家の仮想通貨を安全に保管する「カストディ」サービスの役割が大きくなっています。
カストディの1つKingdom Trustは2018年8月28日、世界最大級の保険組合「ロイズ」と仮想通貨盗難に関する保険を契約したと明らかにしました。
阿部悠人の考察(重要度★★)
この提携で注目すべきなのは、Kingdom Trustが保険の契約に至ったことではなく、むしろあの「ロイズ」が仮想通貨へ参入したという逆の視点かもしれません。
ロイズと契約したKingdom Trustは、合計1.3兆円の資産を管理しているとされます。
これは仮想通貨市場の時価総額25兆円の約20分の1に当たります。
この保険締結で、さらに他の仮想通貨関連企業の保険締結も進んでいくことになるでしょう!
8月30日のまとめ
- ①北朝鮮がBTC取引所プラットフォームを開発中か
- ②米ヤフーファイナンスが仮想通貨売買に対応!
- ③8月31日はBTC先物SQ日、市場はどうなる?
- ④仮想通貨カストディ、保険組合ロイズと締結!?
以上、今日の気になる仮想通貨ニュースでした!
北朝鮮の仮想通貨参入によって、同国への経済政策の効き目が薄れてしまう可能性があります。
仮想通貨は国境を問わないので、「北朝鮮」としてではなく、「仮想通貨の1プレイヤー」として、仮想通貨ビジネスにかかわることができるからです。
このことは北朝鮮をめぐる国際社会にとってはリスクやデメリットといえるかもしれませんね。
しかし、仮想通貨市場やビットコイン価格という面だけを見れば、プラスの影響が期待されます。
韓国産業銀行(KDB)は、
などの技術が北朝鮮には不足していることから、北朝鮮が仮想通貨で成功するためにはまだ時間がかかるとしています。
いずれにしても、これからは北朝鮮の動きがより仮想通貨に大きな影響を与えることになるでしょう!