仮想通貨のベストな組み合わせ?損失リスクを最小限にする方法!

仮想通貨ニュース

こんにちは、阿部です。

年初からの急激な下げは止まりましたが、今だに不安定な仮想通貨市場。

しかし、相場全体が底値圏にある今は長期投資のチャンスです。

そこで今回は、長期投資で確実に資産を増やしていくためのポートフォリオや分散投資の方法について解説します。

なぜポートフォリオを組むのか

「ポートフォリオ」という言葉はよく聞くと思います。

これは「株式や債券、仮想通貨の組み合わせのこと」です。

投資対象をひとつの株式や通貨に偏らせない、「分散型の投資」を表します。

なぜ分散させるかといえば、リスクヘッジのためです。

このリスクヘッジについては、「卵」と「かご」の話がよく出てきますね。

1つのかごに持っている卵を全て入れてしまうと、そのかごが落ちたり衝撃が加わったときに、中身が全て割れてしまう可能性があります。

ですが、1つずつ違うかごに入れておけば、たとえ1つのかごにアクシデントがあっても、ほかの卵は安全です。

卵を金融商品に置き換えれば、分かりやすいですよね。

そういうわけで、巨額の資金を運用している機関投資家などは、投資対象を分散することでより安全な運用を目指します。

仮想通貨は特に値動きが激しいので、分散させることにより得られる恩恵は大きいです。

もちろん、その時は同じような値動きになってしまわないように、組み合わせ方は工夫しなければなりません。

NEMのケースに見る一極集中の怖さ

 

これはNEMのチャートですが、1/26にコインチェックが何者かにハッキングを受けて560億円とも言われるNEMが流出しました。

赤丸がその時の値動きですが、一時は戻しそうになったもののその後は再び売り浴びせられて、3月現在でも下げは止まらなくなっています。

ハッキング事件前は100円以上していたNEMが3/7現在は36円程度と三分の一の価格です。

もちろん、年初からはほかのコインも大きく値を下げましたが、現在は大半の通貨が底を打って反転しています。

しかしNEMにはその気配すらありません。

NEMのケースは極端な例ですが、アルトコインは独自の材料で動く場合が多いので、ひとつの銘柄には集中しないほうがいいでしょう。

たとえば、ライトコインやその他のコインにも分散して持っていれば、その他のコインが上昇することでNEMの下落分をカバーすることも可能だったはずです。

ライブドア関連株に手を出して失敗

今から10年以上前にライブドア株に手を出している人がいました。

ライブドアは当時何度も増資を行い、株式を増やし株価を釣り上げていました。

今で言えばマネーゲームですが、そんな堀江さんの積極的なやり方にむしろ共感して株を買ったわけです。

そこまでなら仕方ないと言えるでしょう。

トップを見て投資判断するというのは、正しい手法だからです。

しかし問題だったのは、当時上場していたライブドア関連の株をグループごとまとめて買い込んだことでした。

本人は分散投資をしているつもりだったようですが、ライブドア関連株は大半がライブドア本体と似たような動きをします。

堀江さんが逮捕されてライブドアが上場廃止になる頃には、すべての株が何分の一かに値下がりしていました。

このように基本的に同じような動きをする銘柄をいくら分散して持っていても分散投資の意味はありません。

「分散投資」というのは、ある程度動きが違った銘柄同士でなければ意味をなさないのです。

もし本当にリスクを分散させたいのであれば、ライブドア、楽天、ソフトバンクというように同じネット関連でも違う動きをする銘柄同士でなければならないのです。

さらにリスクを減らしたいのであれば、違う業種の銘柄を組み合わせてください。

仮想通貨の話に戻りますが2/25現在、ビットコインとイーサリアムは同じ日に底を打ち動きが似てきています。

現時点では似たようなトレンドを持っていると判断して、大量に買い込まないほうがいいでしょう。

もし三分の一投資法を実践するのであれば、資金全体の1/6ずつ買って合わせて三分の一にするような慎重さが必要です。

まとめ

  • ポートフォリオによる分散投資は主にリスク軽減のために行う違う値動きをする銘柄同士を組み合わせるのがコツ
  • 同じような値動きの銘柄どうしを組み合わせても「分散投資」にはならない2/25時点でビットコインとイーサリアムは値動きが似てきているので重複を避けること一緒に買う場合は全体の建玉数を減らす