こんにちは、阿部です。
アメリカの有名株式投資アプリRobinHood(ロビンフッド)がBitcoinとEthereumの2つの仮想通貨に対応することが明らかになりました。
RobinHoodは300万人以上のユーザーを抱える巨大なサービスで、取引高は1000億ドル(約11兆円)を誇ります。
このモンスターアプリが仮想通貨に対応することで、BitcoinやEthereumの値上がり要因となることが期待されます。
今回は、RobinHoodとはどんなサービスなのか、RobinHood参入で値動きへどんな影響があるのか、について考えていきたいと思います。
値上がりのために足りないのは「身近さ」
価格が上昇するために欠かせないのは、これから仮想通貨に資金を投じてくれる新たなユーザーの存在です。
その獲得のために必要なのは、仮想通貨への「身近さ」ではないでしょうか?
仮想通貨が生活していく上で必須となったり、簡単に利用・投資できるようになれば買い注文が増え、結果的に値上がりに繋がります。
しかし実際には、まだまだ仮想通貨は多くの人にとって「身近さ」を感じる存在とはいえないでしょう。
むしろ「怖い」と思っている方が多いようです。
また、取引所を利用するには「手数料」が発生します。
これが一定の参入障壁になっていると思います。
代表的な取引所コインベースでは、1回の取引に0.1~4.0%の手数料がかかりますよね。
仮想通貨が「身近」になる?RobinHoodとは
そんな中、先日RobinHoodが
BitcoinとEthereumの売買に対応することが分かりました。
このサービスはアメリカで若者に絶大な支持を得ていて、「取引手数料が完全無料」(仮想通貨・株式含む)という画期的なシステムで人気を集めています。
特に株式投資では、投資額が少ないほど手数料が割高になるため、資金の少ない初心者にとってRobinHoodはまず検討したいサービスとして認識されています。
RobinHoodではBitcoinとEthereumの取引ができるほか
- Bitcoin
- Ethereum
- Bitcoin Cash
- Litecoin
- Ripple
- Ethereum Classic
- Zcash
- Monero
- Dash
- Stellar
- Qtum
- Bitcoin Gold
- OmiseGo、NEO
- Lisk
- Dogecoin
といった仮想通貨のチャートを表示したり、アラートを設定したりすることが可能です。
※アラート:対象の銘柄が一定の価格になると教えてくれるシステム
ただし、BitcoinとEthereumの取引については対応地域が限定されており、利用できるのはアメリカの
- カリフォルニア州
- マサチューセッツ州
- ミズーリ州
- モンタナ州
- ニューハンプシャー州
のみです。
とても残念ですね。
アメリカの残りの州では「近いうちに」対応する予定とのことです。
RobinHoodは仮想通貨の値上がり要因?
RobinHoodに対して期待されるのは、仮想通貨市場に新しいユーザーを引き込むことです。また、それに伴う長期的な「値上がり」です。
RobinHoodは上述のとおりユーザー数300万人、トランザクションは1000億ドル(約11兆円)の巨大サービスです。
しかも、利用しているユーザー平均年齢は30歳。
投資に抵抗のない300万人の若い世代に対し、「手数料無料」でBitcoinとEthereumへの投資を提案すれば、かなりの数が市場に流れ込むはずです。
こういった莫大なユーザーを抱えるサービスが参入すれば、多くの人にとって仮想通貨が「身近」に感じられるようになるでしょう。(日本ではLINEが参入を決定しているようです・・)
RobinHoodは
「仮想通貨にはマネーを根本から再編する力があると考えている。これまで金融機関が握っていた権力が人々の手に委ねられる」
と発言し、サービスに対し自信をうかがわせました。
今後の展開が楽しみですね。
日本でも早く展開してくれないかな~
今回は、RobinHoodのサービス内容や、RobinHoodの仮想通貨参入への影響についてお伝えしました。
RobinHoodの日本参入のニュースはまだありませんので、僕たち日本のユーザーは「値上がり要因の1つ」として期待しておきましょう。