こんにちは、阿部です。
最近では、大企業、有名投資家、財閥など名だたる資産家も仮想通貨投資に参入してきています。
つい先日、投資家のジョージ・ソロス氏の仮想通貨投資の可能性が報じられましたが、引き続き、「ロックフェラー財団」に関するニュースも話題となっています。
ロックフェラー財団といえば、ロックフェラー家(名門一家)の財団。
一家の推定資産は日本円にして約100兆円とも言われています。
今回なんと、ロックフェラー財団の仮想通貨業界参入が報じられました。
はたして、このことが市場にどのようなインパクトを与えるのでしょうか。
ニュースの詳細を見ていきましょう。
ロックフェラー財団とは?
ロックフェラー家といえば誰もが「すごい!」と認める名門一家ですが、その存在を知らない方もいらっしゃると思います。
そこで、ロックフェラー家、ロックフェラー財団について軽くご紹介します。
ロックフェラー財団は、石油王として富を築いた「ジョン・ロックフェラー氏」が設立しました。
世界には、「名門一家」と呼ばれる存在があり、たとえばロックフェラー家の他にもロスチャイルド家などが有名ですよね。
名門一家は長く続いていたり家系そのものに価値があったりするほかにも大抵、「膨大な資産」を保有しているという特徴があります。
ロックフェラー家も例外ではありません。「ジョン・ロックフェラー氏」は、その富を慈善事業に使おうとNGOを設立しました。
そうして設立されたロックフェラー財団は今では「世界でもっとも影響力があるNGO」と言われています。
財団はなぜ仮想通貨に投資?
「仮想通貨」と「慈善事業団体」。
まったく共通点がなさそうな両者ですが、なぜロックフェラー財団は、仮想通貨業界への参入を決定したのでしょうか。
実はロックフェラー財団には、「投資部門」が存在します。
ロックフェラー財団そのものは、慈善事業団体となりますが、膨大なお金を扱っているため「資産運用」も行っているのですね。
ロックフェラー財団の投資部門には、「ベンロック(VenRock)社」というベンチャーキャピタルがあります。
ベンチャーキャピタルですので、ベンチャー企業に積極的に投資をおこないハイリスクな手法で高いリターンを狙っていきます。
そこで今回、資産運用の戦略の1つとしてベンロック社は仮想通貨投資グループCoinFundと契約し、ブロックチェーン関連企業へ積極的な投資を行うことになったようです。
ロックフェラー財団が仮想通貨市場、ブロックチェーン市場に高い将来性を感じている証拠といえるでしょう。
ロックフェラー財団による市場への影響は?
ロックフェラー財団が業界に参入することで、市場にどのような影響があるでしょうか?
結論から言えば、「よい影響(好材料)がある」と考えるのが自然です。
ロックフェラー財団は、上述でも述べたとおり「名門一家」です。
伝統があり、慈善事業を行っており、イメージも抜群によい。
そんな財団が仮想通貨業界やブロックチェーン業界に参入することで、さらにその普及を加速させていくものと考えられます。
「仮想通貨やブロックチェーンは特別なものではない」「当たり前に普及していくべきものだ」という、仮想通貨に対する基本的な知識がロックフェラーの知名度の高い海外において広まっていくのではないでしょうか。
ロックフェラー財団のベンロック社は、長期的な見通しでブロックチェーン技術や仮想通貨業界に関わっていくとのこと。
これは、
- 長期的な資金の流入が期待できること
- ロックフェラー財団が仮想通貨に長期的な伸びを期待していること
の2つを示唆しており、どちらも仮想通貨にとってポジティブです。
近年、信頼性が高く、伝統のある企業も続々と仮想通貨業界に参入しており、「仮想通貨は怪しい」というイメージも少なくなってきています。
ロックフェラー財団が市場価格や業界イメージをどれくらいポジティブな方向へ動かすことができるのか。
今後も、それらを楽しみしながらリサーチを続けていきましょう!