テストネットのリリースから2ヶ月が経ち、昨日の進捗報告でも順調ぶりが伺えるSafeExchangeCoin(SAFEX)。
テストネットでバグが解消されると、実用化に向けたメインネットがリリースされることになりますから重要な局面に差し掛かっていると言えます。
昨日紹介したMaidSafeCoinと同様に、巨大なライバルに立ち向かう勇猛果敢なプロジェクトです。
SafeExchangeCoinは本当に安全なオンラインショッピングの実現へ
SafeExchangeCoinの目的は、現在の電子商取引(eコマース)のしくみをブロックチェーン上で利用できるようにすることです。
目的自体はシンプルですが、これを実現するのは簡単なことではありません・・・
僕たちはすでにオンラインプラットフォーム上で商品やサービスを売買することに慣れてきています。
何の躊躇もなくAmazonで”ポチ買い”していたり、HotPepperで美容室の予約を入れたり、不要なものはメルカリに出したり、オンラインを通じたショッピングは当たり前になってきています。
また、小さな企業や個人でも気軽にネットショップを運営でき、ネットからの売上のみで生計を立てることも不思議なことではなくなりました。
一方で、多くの取引がオンライン上で交わされるようになったため、個人情報などのデータ管理が大きな課題になっていました。
Facebookでも以前、大量の個人情報の流出が発覚したように、対策を講じているはずの大手でもデータ管理については対策に追われている状況です。
ましてや、中小企業や個人が運営するネットショップでは、プライバシーリスクはさらに増します。
また、あるWEBサービスで、入力された個人情報や顧客情報が複数の企業に回されているケースもあり、セキュリティ上の不安は大きかったのです。
SafeExchangeCoinは、セキュリティに特化したブロックチェーンで、個人情報の保護を徹底し安全に取引できるようにしています。
「Bitcoinなどでもできるのでは?」と思うかもしれませんが、性質上、仮想通貨の中でも商取引に特化したものは限られています。
Bitcoinなどは透明性を1つのウリにしており、ユーザーの取引は全員がオープンにした状態でやり取りされていくしくみです。
これを商取引に応用してしまうと「誰が何を買ったか」といった個人的な情報や、「どの企業にいくら投資したか」などの企業の内密にしたい戦略などもすべて公開されてしまうことになります。
これでは、ブロックチェーン技術をビジネスに応用したくてもなかなかできません。
多くのお金を持っていることがバレれば、ハッキングや強盗などの格好の標的になってしまいますから身の安全も危ぶまれます。
一方で、SafeExchangeCoinでは、匿名性を採用しているので取引相手やその情報が公開されないようになっています。
これによりユーザーは、安心してショッピングやビジネスを展開できるようになります。
膨大な取引データは、ブロックチェーン上で管理されるのでハッキングや情報流用などの危険性を回避できます。
中小企業や個人が運営するネットショップでも、強固なセキュリティを得られるようになりますから、エステやカウンセリングなど高額な商品や、利用したことを知られたくないサービスも安心して利用・提供できるようになります。
これからビジネスを始めたい方、さらにビジネスを拡大していきたい方にとってSafeExchangeCoinのサービスは非常に相性がいいものかもしれません。
強敵多数!SafeExchangeCoin強い信念で生き残れるか?
SafeExchangeCoinの課題はライバルがあまりにも強大であることです。
Amazonやアリババ、Ebayやメルカリなどを敵に回さなければならないので、非常に険しい道のりです。
とはいえ、過去を遡れば、Amazonもアリババなども大手小売業などと戦って勝ち残ってきたわけですから諦めない強い信念とアイディアがあれば台頭する可能性は充分にあるでしょう。
新たな商取引の基盤になれるか?
今後も注目していきましょう。