こんにちは、阿部です。
現在から約1ヶ月前の2018年5月中旬ごろ、ビットコインの相場は1BTC/100万円弱でした。
しかし2018年6月12日現在では、1BTC/約75万円ほどまで下落しています。
大きな下落ですね。
さらにいえば、6月10日の相場、1BTC/85万円が、6月11日に75万円まで下がってしまった
こともなかなかの下落幅であるといえます。
このような状況のなか、投資家としてはこれを
- 一時的な下落に過ぎないと考えるべきなのか
- まだまだ暴落が続くと考えるべきなのかで、
今後の方針も大きく異なってきます。
暗号通貨投資家は、ビットコインに対しての長期的な「基本方針」を持つ必要があると僕は考えています。
それでは、どのように「基本方針」を考えればよいのでしょうか?
あくまで個人的には、
- 短期的には下落トレンド継続中
- 長期的には急騰が期待できる
と考えています。
その理由を詳しくみてみましょう。
暴落は毎年のこと?値下がりは「異常事態」ではない
暗号通貨市場では、
- 1ヶ月未満の経験しかない初心者
- 数年の経験がある上級者
とで、考え方が大きく異なります。
具体的には、1ヶ月未満の経験しかない初心者は、10%の下落で「この先、どこまで下がるのか?」と、この上なく不安になってしまいます。
しかし数年の経験のある上級者は今回のように(わずか1日で10%も相場が下落するようなことがあっても)「またか」としか思わないことがほとんどです。
それはなぜなのか?暗号通貨市場には、「毎年のように暴落があるから」です。
暴落に対しての有識者の見解は?
多額のコインを所有する「有識者」は、暗号通貨市場における暴落をどのように考えているのでしょうか?BinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏は以下のようにツイートしています。
今回のような下落は、毎年のように繰り返し発生しており、特別危惧することではない
「今回のような下落」とは、2018年6月10~11日にかけて1BTC/85万円が、1BTC/75万円まで下がってしまったことについてです。
加えて、
価格変動のパターンは、毎年似たような軌跡を辿っている
とも述べています。
僕も個人的にはほとんど同じ感想を持ちます。
ただしそうはいっても暗号通貨を初めてすぐに10%もの下落に直撃するのは、生きた心地がしないこともよく理解できますが…。
ビットコインのアナリストであるWilly Woo氏も、以下のように発言。
ボラティリティの収束が次なる上昇期間への転換の兆候となるのではないか
短期的には下落トレンドであるものの、長期的な上昇を予測していることで同氏は知られています。
このように主要な有識者は、暗号通貨市場について強気の姿勢を崩さないケースが多いですね。
そして実際、これまでもそうした予測は的中してきました。
ロングチャートに見る上昇と下落の繰り返し
1日で10%の下落したり、半年で50%の下落したりすることは、暗号通貨市場にとって「異常事態」ではない。
そのことは、ロングチャートを見れば明らかとなります。
これは2011年5~11月にかけて発生した暴落です。
この下落幅を見れば、「ビットコインは終わった」と言いたくなってしまします。
しかし当時、ビットコインは1BTC/1000円の水準でした。
2018年6月現在では1BTC/75万円であることからも、暴落に過剰な心配は不要です。
また以下は、2013年末~2014年始めのビットコインの下落となります。
こちらも半値以下となっています。
暗号通貨市場においては「暴落は日常茶飯事」と考えておくしかありませんね。
その前提で、許容できるリスクのみ資金を投じるようにしましょう。
下降トレンドはさらに続く?
最後に、「下降トレンドは2018年6月以降も継続するのか」について考えます。
こればかりは今後の材料次第なのですが、テクニカル上、まだ下落トレンドは脱していません。
そのため、さらなる下落に備えて、おく必要はあるでしょう。
ただし上述のように長期的(1年以上)では、上昇すると予測しているため、そのことも頭に入れておいていただければと思います。
下落相場は不安になってしまいますが、ともに乗り越えていきたいところですね!